最新号の現代ギターに「セゴビア奏法を読む」という記事を書きました。
主に楽譜の読み取り・・・についてセゴビアの左手のテクニックを中心に論じてみました。
一般的にセゴビアの左手の運指はそのままやると苦手が人が多いと思います。その解明のヒントになれば・・・という気持ちで書きました。だから、見出しも全て「ヒント」にしました。
セゴビアの録音や映像、文献などから得られたことを基に書きましたが、やはりわが師であるホセ・ルイス・ゴンサレス氏からのレッスンを通じて学んだことが多く反映しています。
もちろんセゴビアはセゴビア、ホセ・ルイスはホセ・ルイス・・・なのですが、師匠とのレッスン時の雑談などから得られたセゴビア情報は今思えば非常に貴重なものだったのだと、この記事を書きながら思いました。
一応、続編も構想中なのですが、なかなかまとまりそうにありません。
実際、上記記事で書いたことも、レッスン中に生徒に教えるほうが数倍楽ですし・・・。
ちなみに、「SP盤で聴く〜若き日のセゴビアと同時代のギター演奏家」という特集での鼎談にも、私が参加しています。
仕事とは言え、実りの多い企画でした。やっぱり、セゴビアは凄い・・・としか言いようがありません。