さて、もう明けて12月30日ですね。

あと、もうちょいで2009年です。

今年最後のブログ記事です。ということで今年を振り返るのも今日で最後です。

おかげさまで、2008年も忙しく過ごせました。演奏、教授、執筆、録音、そのほかもろもろのお仕事をたーくさん頂きました。御陰できちんと生活できましたし、勉強にもなりました。

(いまさらながら)音楽家という仕事は実に面白いことに気づきました。悪く言ってしまうと、趣味と仕事の境界線が曖昧…ともいえます。先日の記事でもちょっと触れましたが、今年は音楽家としての職業意識を強く意識した一年でした。わりかし、商業的な仕事(ヤマハやシンコーミュージックの仕事)からマニアックな仕事まで(例えば、現代ギターの連載とか)、はばひろーくやっています。そして教授活動の方面でも、プロ志望から普通の主婦の方まで…そして子どもの生徒も多いですし…こちらも幅ひろーく教えています。

なんでも、興味ある分野はやってみよう!というタイプなので、レクチャーもひき受けてしまったし、教師養成講座もやってみましたし、そして、俳優さんの演技指導もしました。あと、中学校から頼まれて、音楽の授業でギター指導というのも新しい経験でした。

…毎回、新しいタイプの仕事をするときは勇気がいりますね。そして、そのために準備して、本番のお仕事…。面白いことに、どのようなタイプの仕事をしても「ああ、今回も勉強になったなあ!」と思えたのです。

そして、漠然とではありますが、何か自分が成長したような気になれるのですね。

実際に、新しいジャンルのことをやるには、それなりの準備をしていきます。実際に同じような仕事をしている人にアドバイスをもらったり、本を読んでみたり…いろいろなことを新しく勉強して、心構えを作っていくのです。そして現場でいろいろな人と接しながら、得られるものも多いのです。

そして、その経験をもとにしながら、また勉強を続ける…。

つまり、自分が音楽と関わっている限り、どのような分野の仕事をしても、面白い!と思い続けられるのですね。

ああ、幸せだなあと。

結局は、音楽は誰も傷つけないし、人を幸せにするコミュニケーションの手段であるということが大きいのだなあ、と感じました。

(面倒くさいので、この“幸せ”という概念については定義しません。私としてはそれは“癒し”とか“安らぎ”という簡単な言葉では言い表したくありませんから…)

 

来年も、そんな感じでマイペースで&それなりに周囲に巻き込まれながら…音楽家として生きていこうと思います。

 

ここ数日、今年を振り返りながら、来年は何勉強しようかなあ?とか考えていたら、「ああ、あれも勉強したいなあ…あれもしたいなあ…」とか無駄に脳みそを使ってしまいました。

今年出会った人や、出会った本、出会った音楽、いろいろな仕事から、来年の課題がいっぱい出てきてしまったわけです。ということで、漠然と来年の大テーマが決まってきたような気がします。

年末年始、ギターをいじくりながら、もう少し形が定まるまで、考えてみたいところです。

 

ということで、来年も、みなさまよろしくお願いします!!

 

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