1. ジュリアーニはベートベンのシンフォニー7番初演に参加している。このことが分かると、彼の音楽を解釈するのに若干ヒントが得られる。
  2. プランティングの発想は重要である。一本ずつの指をプランティングすることを考えて練習してみる。一音ずつ「必ず次に弾く弦を捉えてから」弾くのである。同弦を弾く場合はスタッカートとなってしまうが、これを癖づけると、「指が次に弾くべき弦に向かっていく」感覚を得ることができる。これが重要。
  3. ソル、エチュード1番。セゴビア運指を活かす場合の「音を残す」運指。レガート技法。出来ている人(知っている人)極めて少ない。
  4. フレーズを単語に分解する感覚。大事。フレーズが分かっただけでは、フレーズ解釈は終わらない。
  5. 古典の作品を弾く場合には、ソナタ形式の理解が重要。そしてその形式の中に「古典」の美的感性が含まれており、これは古典の楽曲全て(ソナタでなくても)に応用可能なものである。
  6. とりあえず、練習課題は言われたとおりにやってもらわなければ困る。「愛のロマンス」でメロディーアポヤンドの練習…といわれたならば、その通りやること。実際の演奏では使わなくてもよいが。
  7. メロディー、内声、バスを空間の高低に喩える。例えば、空気感、背景、地面。なんでも良いからそれをやってみると、実に遠近感がでる。
  8. 1弦ではいい音がでにくい。とにかくそれを意識して音階練習をすると良い。
  9. バリオス、クリスマスの歌。和音は左手を押さえてから、弾くこと。特に和音をジャラン〜という雰囲気で弾きたいときは。
  10. マルボロー。序奏部分。それなりの「期待感」を与えること。完全に盛り上がらなくても良い。
  11. 全音版コストエチュード43。後半部分のドロップDの練習曲群は学ぶ価値あり。
  12. 村治教本。メトロノームの指定が明確にしてあり、素晴らしい。まずは指定どおりに弾いてみて、難所をチェックする方法もありである。ゆっくりとじょじょにテンポアップしていく方法もありである。
  13. カリッリの喜遊曲。とりあえず、書いてあるダイナミクスを表現してみる。それだけで、古典的な風情がでてくるから不思議。どの楽譜でも、まずは書いてあることから攻めていくのは原則である。
  14. 難所は右手だけで練習する。弾けない部分は右手の運指に起因している場合が多い。実は左手の難所は少ないものである。
  15. 運指の可能性は、たとえそれが長期間弾きこんだ楽曲であっても、求めること。いろいろ試す。ある一定期間使用して「やはり不確実だなあ」と思う運指は捨てる覚悟も必要。

 

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