昨日3月22日、日曜レクチャーは「ギター奏法の基礎の見直し」でした。
10名ほどが参加してくれました。中には鎌倉方面から片道2時間かけて来てくれた方もいました。感謝!!
講座の担当は私、富川勝智が担当。とにかくこの「ギター奏法の基礎の見直し」はゼロから説明というポリシーでやっています。
そして、いかなる流派にも特定の奏法に偏らない&徹底的に合理的であること…という私なりの哲学があります。
(おそらく、今後も2ヶ月に1回は私担当で基礎講座をやっていこうと思うのですが、このポリシーは変わらないと思います)
さて、そんなわけで1月は右手imaの機能を説明しました。そして『次回はPのタッチくらいまで含めて説明したいなあ…』と思ったのですが…
…結局前進しませんでした。
もちろん内容としてはかなり深いところまでお話をさせていただきました。なので、受講生の皆さんにはそれなりに満足していただけたのではないか?…と思っています。
ざっくりと話してしまえば、今回のテーマはギターの振動と音色の関連です。そして、それを具体的に実現するためのテクニックを考える上での指の関節のロック(固定)についてできるだけ詳細に説明しました。
音色というものは弦の振動の「方向」によって定まってくるものであり、アポヤンドとかアルアイレとかは便宜上の呼び名でしかありません。(かといって、別に私はアポヤンド否定派ではありませんよ!→レッスンの場では初心者の生徒には徹底的にアポヤンドによって指関節のロック状態を認識してもらいますので…)
そして、指の各関節の固定具合(特に第3関節=手の甲からもっとも離れた指関節)のコントロールが弦の振動方向に大きな影響を与えることを中心にしました。
(前回は弦にあたる指先のアングルによる音色変化を中心に話をしたと思います)
さて、そしてあとは上記を考える上での意識すべき注意点などを説明しました。そして企業秘密もいくつか公開いたしました(まあ、企業秘密といっても、どのくらい既存の奏法における各要素を再構築できるか否か…という次元でありまして…普段レッスンで言っていることと同じなのです)。
基本的な弦の振動方向による音色の変化の「基本」を実現できること、そしてそのための爪の形状を考えること…というところまで話を進めました。そして、その爪の形状を考えていくと各人の指の長さ、バランス、爪のカーブ具合…すべて違いますので各人に合わせた爪の形状となること…などを説明しました。
自分の覚書のためにホワイトボードに書いたものを写真に撮っておきました。ぐちゃぐちゃと書きながら説明したため、とっても見難いです。(私はとっても癖字&悪筆なので、更にひどいことになっています…とほほ)
ご参考までにご覧下さい。
※勿論受講した方の参考にもなると思います。ちょっと見直して、説明したことを思い出してみてくださいね!
とにかくギター奏法というのは複合的なものです。
手の動きの合理性を考える…振動による音の変化を科学的に考える…それを実現するためのアクションを考える…そもそも基本的な音色とは何か?と「基準」を考える…各人の指の個性を考える…
…非常に悩み多い分野なのですね、ギター奏法を考えるのって。
ということで、最後に受講生の方に言ったのは以下の言葉です。
『今日言ったことを全て考えようとすると、ノイローゼになります』
『でも100のうち1個でも2個でも意識すべき点を増やすこと、そしてそれを普段練習しているものの中に取り込んでいくことが大切です!』
…上記の言葉は、この講座があくまでも「まとめ」という意味があることを意図して出てきた言葉です。
このギター奏法・基礎講座ですが、毎回ゼロから説明します。そして、何回でも出席することを勧めます。おそらく毎回説明の切り口は変化していきます。そして、できるだけいろいろな受講生が参加することで、各人の意見を取り込んで、次回の講座にフィードバックしていけると考えています。
きちんとギター奏法を考えてみたい…という方は門下問わず歓迎です。
是非次回のギター奏法基礎講座においで下さい。
4月の月イチはギタリスト永島志基氏によるレクチャーコンサートです!
ビウェラ&19世紀ギターレクチャーコンサート
「スペインの光と影」
期日:2009年4月12日9時30分〜
会場:渋谷リフレッシュ氷川 多目的室A
料金:4,000円(当日会場にてお支払いください)
申し込み:必要です。メール(tommig@livedoor.com)へお名前と人数をお知らせ下さい。
5月の月イチは「ギター奏法の基礎の見直し〜もうちょっと先まで」。
「ギター奏法の基礎の見直し〜もうちょっと先まで」
期日:2009年5月10日(日)9時30分〜
会場:渋谷リフレッシュ氷川 多目的室C
料金:2,000円(当日会場にてお支払いください)
準備物:ギター及び足台
申し込み:不要です。当日会場へ直接おいで下さい。
