現代ギター 2009年 11月号 [雑誌]現代ギター 2009年 11月号 [雑誌]
販売元:現代ギター社
発売日:2009-10-23
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現代ギター最新号2009年11月号の記事は今まで私が書いた記事のなかでも、ちょっと個人的な思いが入っています。

この記事を読んだ方から私のブログにコメントがありました。

元記事のリンクは以下。
http://guitar.livedoor.biz/archives/52020559.html

この記事に関するコメントです。

私は富川先生の美しい演奏ともに、緻密で情熱的な文章のファンです。
セゴビアの記事は小西先生の歴史的な記録とともに富川先生の文書でセゴビアがいかに日本のギター界をリードしたか、衝撃的だったことがわかりました。
エピローグの古賀政男の話は不思議な縁ですね。セゴビアや古賀政男も天国から先生を見守っているのではないでしょうか。
これからも先生の執筆を楽しみにしています。心から応援しています。

原稿の執筆依頼を受けてから、いろいろと資料を探っていました。もちろん、古賀政男さんをとりあげるかどうかは考えました。しかし、やはり古賀政男さんがいたからこそ、一般へのガットギターの音色への浸透はあったに違いありません。

逆にいうと、ガットギター=演歌、という図式もあったわけです。この点については日本ギター界の重鎮であった小原安正先生の著作「ギタリストの余韻」(音楽之友社)に『古賀ギターと対決する』という部分において、古賀政男の功罪について触れています。興味ある方は是非お読み下さい。小原安正先生がいかに情熱をもってクラシックギターの理解を広めるのに尽力したかが分かります。

…この点において、やはりクラシックギター史を語る上で、実際に古賀政男をとりあげるか否か、ちょっと悩んだわけです。そして、取り上げるにしても、どのくらいまで掘り下げるか…という点でも考えていたわけです。

私の書いた特集記事の「エピローグ」にタクシー運転手さんとの会話がでてきます。この運転手さんの話によって、やはり古賀政男とクラシックギターの関わりをしっかりと取り上げようと思ったのです。

文章の方向性を阻んでいた『ひっかかり』がとれた…という感じでした。

今まで、たくさんのクラシックギター史や奏法に関する文章を書いてきましたが、必ずこの『ひっかかり』がはずれる瞬間があったような気がします。

『ひっかかり』がポンッ!と音を出して外れる感じ…そして、それがあれば、文章はまとまっていくのです。

それは、ある人との会話がきっかけであったり、資料の中にある言葉がきっかけであったり…抽象的な場合もあります。ヒントといってもいいのかもしれませんね。たくさんの物事を結びつける「何か」が分かったとき、本質に迫れるような気がするのです。

ちょっとたいそうなことを書きましたが、そのあたりを私の文章の中から汲み取っていただけると嬉しく思います。

もちろん、これは私の個人的な思いですので、文章自体を楽しんでお読み下さい。セゴビアの凄さ、革新性、日本のギター界、音楽界への影響を感じていただければと思います。

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