- フォルテアのワルツは半音階の左手の基礎ポジション習得には非常に有益。特に1弦上での平行フォームの習得と重要性の理解のためには素晴らしい練習曲となる。
- 右手a指。よほど特殊なフォームでない限り、他の指よりもブリッジよりに位置するので、フレーズ内で音色と音圧のバランスに気をつける。
- バッハ。同音小節線またぎのアーティキュレーション。スタッカート+テヌート(アクセント)が基本であるが、それがチェンバロの機能性から由来するということは周知の事実である。しかし、それをバッハが望んだかどうかは根拠があるのだろうか?
- トローバ。マドローニョス。スペインの三連符の歌いまわしにはいくつかの鉄板のアクセント付けのルールがある。それをしらないと危険。
- トローバのギター作品を弾くのであれば、トローバ指揮のサルスエラ演奏の録音は是非参照すべし。
- リンフォルツァンドのニュアンスをしっかりと掴んでいる人は非常に少ない。ギターであれば、カルカッシの25のエチュードにその好例が見られる。研究すべし。このあたりはデータの蓄積&検証が必要である。
- 左手ポジション移動時に無意識のアクセントをつけるのを避ける。フレージング、グルーピングをしっかりと施したのであれば、あとは基本は「棒読み」である。そこから、表現をつけていく。技術から音楽表現への橋渡しをしっかりとするべし。
- 古典の楽曲における版による音価の違いはよくある。しかし、「そういう風に言われたから」変えるのではなく、そこにしっかりとした理由付けを行うべし。作曲者の立場になって変更、修正を行わなければ、ただの権威主義に陥る。
- 左手の準備。そのためには、しかるべき弦上で、指が待機する(準備する)トレーニングが必要。力ではないコントロールである。基本は平行フォーム。なんだかんだいっても指の独立は押弦の正確さを実現するためには必要。
- 基礎練習はやはりやっておくべき。楽曲の中だけでは基礎練習は完結しない。さまざまなパターンを知っておくことで、楽曲の中の難所の克服方法を見つけ出すことができる。
- 暗譜のコツはある程度のストーリーを作ること。場面ごと、そして細部を検討。細部はしっかりとした連携を伴って、場面へとつながっていく。それはシナリオにも似ている。
- ヴィラ=ロボス。プレリュード5番。和音の音すべてを鳴らすこと。あわてて先にいかぬこと。和音の色彩感をしっかりと出すことがこの曲の魅力のひとつ。最初和音で鳴らすことが難しいのであれば、アルペジオ風にばらして「すべての音」を聴くこと。それもポイント。
- 腕の重心。それを理解するためには自分の身体の重心をしっかりと構築すること。背骨全体を意識して、お尻のもっと下に「地球の中心」を感じる。そうしなければ、腕の重心は感じることができない。腕の重さで押さえる=重力を感じること、である。
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