明日のコンサートで使用する楽器は二台です。

 










手前が通常のクラシックギター。アルカンヘル・フェルナンデス1997年作のものです。僕が一番愛着のある楽器かもしれません。留学時代に入手して、それ以降ずっとメインの楽器です。

さて、奥に見える楽器が…テルツギターです。
テルツギターは19世紀半ばにウィーンで流行した楽器です。通常の楽器より小振りで、音は通常ギターより1音半高く調弦します。ジュリアーニや、ディアベッリなどがたくさん曲を書いています。独奏曲はほとんどないです。通常ギターとテルツのデュオや、テルツギター2台と通常ギターのトリオ(!)もあり、アンサンブルで使われるのがほとんどです。













明日はもちろんリコーダーと一緒に用います。

チャカンというキー付きのリコーダーがあるのですが、これもテルツギターの時代に流行した楽器です。当然のごとく、チャカンの伴奏楽器としてテルツギターが用いられる場合もあったのです。明日、1曲はこのチャカンとテルツギターのために書かれた曲のために使用します。どんな音色がするか?…は当日のお楽しみです!

さっき弦を張り替えました。元気になってくれています。私が持っているのは1880年作ですが、まだまだ現役です。こういう古楽器っていうのは本当にタフですね。究極のエコロギーだなあ、と思います。

明日、まだ席があります。当日でもかまいませんので、是非おいでください。














 


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