生徒さんとのレッスンで、いろいろと考えさせます。そうです、生徒さんに「考えてもらう」のです。
特に奏法に関しては、自問自答することでかなりのところまで掘り下げることができます。生徒さんに自分自身で考えてもらいます。思考してもらいます。そして、答えを探してもらいます。
2000年から教え始めていますが、その当時はとにかく「この方法が正しい!」という感じで体系立てて教えていました。最初から「答え」を教えてしまっていたかもしれません。全部説明してしまっていたのです。
もちろん、奏法を理論的に説明し、段階的に生徒さんに実践していってもらう…という手順を数多く教えて来た経験は貴重でした。数多くのケーススタディを得ることができましたし、こういう手順で教えて行けばできるようになるんだなあ…というパターンも体系づけることができました。
今は、その方法で教える事がありません。習いに来た方本人が自分で答えを探して行けるレッスン…そのようになるようにお手伝いしています。
例えばこんなかんじ。
私:ギターで音を出すにはどうしたらいいの?
生徒: 音を出すには…つまびけばいいんじゃないんですか?
私:そうそう…じゃあ、「つまびく」っていうのはどういうこと?
生徒:爪で弦をひっかける…ことかなあ…
私:ひっかけるとどうなるんでしょうね…そして、何故ひっかけなきゃいけないんですかね?
生徒:う〜ん、、、弦を振動させるため…ですかね?
…以上のように、答えに導いて行きます。
つまり、「ギターで音を出すには、弦を振動させればよい」という定義ができます。
ここから更に深く考えて行けば、弦を振動させるためにはどのような方法があるのか?…またその方法は「ひっかける」だけなのか?…という疑問が浮かんでくるはずです。
もちろん、私の中で「答え」はあります。ただしそれを教えてしまったら、生徒さんの印象には残らないのです。自分で見つけた方法は一生忘れません。
奏法に関しては、常に「定義づけ」をしていく癖を付けて行くと、自分の頭の中で整理されていきます。そして、最終的にはどのような難所であっても自分で解決法を見つけることができるようになります。
普段のレッスンではこのような感じで教えるようにしています。
今度の日曜日20日に日曜ワークショップで奏法講座を行いますが、それも「参加者で答えを見つけて行く」形式で行って行きます。参加した方と一緒に考えながら奏法を定義して行きたいと考えています。
20131020 クラシックギター奏法総点検〜右手の基本
この総点検シリーズはまだまだ続きます。実は8月に1回目をやってしまいましたが、各項目単発でも受講できるようにしています。上記のブログでも書いているように、既存の奏法を全て包括した内容となっております。伝統的奏法、現代的な奏法…それら全てを学べる内容となっています。
すでに私に習っている方も発見があると思います。これからギターを習ってみたいなあ…という方も是非。既にプロとして活動中の方も是非。いくらでもワザを盗みに来てください。
特に奏法に関しては、自問自答することでかなりのところまで掘り下げることができます。生徒さんに自分自身で考えてもらいます。思考してもらいます。そして、答えを探してもらいます。
2000年から教え始めていますが、その当時はとにかく「この方法が正しい!」という感じで体系立てて教えていました。最初から「答え」を教えてしまっていたかもしれません。全部説明してしまっていたのです。
もちろん、奏法を理論的に説明し、段階的に生徒さんに実践していってもらう…という手順を数多く教えて来た経験は貴重でした。数多くのケーススタディを得ることができましたし、こういう手順で教えて行けばできるようになるんだなあ…というパターンも体系づけることができました。
今は、その方法で教える事がありません。習いに来た方本人が自分で答えを探して行けるレッスン…そのようになるようにお手伝いしています。
例えばこんなかんじ。
私:ギターで音を出すにはどうしたらいいの?
生徒: 音を出すには…つまびけばいいんじゃないんですか?
私:そうそう…じゃあ、「つまびく」っていうのはどういうこと?
生徒:爪で弦をひっかける…ことかなあ…
私:ひっかけるとどうなるんでしょうね…そして、何故ひっかけなきゃいけないんですかね?
生徒:う〜ん、、、弦を振動させるため…ですかね?
…以上のように、答えに導いて行きます。
つまり、「ギターで音を出すには、弦を振動させればよい」という定義ができます。
ここから更に深く考えて行けば、弦を振動させるためにはどのような方法があるのか?…またその方法は「ひっかける」だけなのか?…という疑問が浮かんでくるはずです。
もちろん、私の中で「答え」はあります。ただしそれを教えてしまったら、生徒さんの印象には残らないのです。自分で見つけた方法は一生忘れません。
奏法に関しては、常に「定義づけ」をしていく癖を付けて行くと、自分の頭の中で整理されていきます。そして、最終的にはどのような難所であっても自分で解決法を見つけることができるようになります。
普段のレッスンではこのような感じで教えるようにしています。
今度の日曜日20日に日曜ワークショップで奏法講座を行いますが、それも「参加者で答えを見つけて行く」形式で行って行きます。参加した方と一緒に考えながら奏法を定義して行きたいと考えています。
20131020 クラシックギター奏法総点検〜右手の基本
この総点検シリーズはまだまだ続きます。実は8月に1回目をやってしまいましたが、各項目単発でも受講できるようにしています。上記のブログでも書いているように、既存の奏法を全て包括した内容となっております。伝統的奏法、現代的な奏法…それら全てを学べる内容となっています。
すでに私に習っている方も発見があると思います。これからギターを習ってみたいなあ…という方も是非。既にプロとして活動中の方も是非。いくらでもワザを盗みに来てください。