ブログのタイトルで「キソレン!キソレン!キソレン!」と叫んでしまいたくなるほど、ここ最近は「基礎練習」の大切さをどのように分かってもらえるか…に生徒さんとのレッスン中に力を注いでいます。

基礎練習の大切さは、クラシックギターを弾けば弾くほど実感されてきます。音楽的な欲求が高くなればなるほど、技術の正確さをもとめようとしますので、上級者の方ほど「基礎」の大切を実感していると言えるでしょう。

逆にいうと、正しい基礎練習をしておけば、上級者へスムーズに移行することができます。

初心者の場合は、ある程度「定型」として基礎練習を行う必要があります。左右両手に関して、 いろいろと「守らねばならないこと」がたくさんあるのですが、初心者のうちはその理由がわからないでしょう。とはいっても、きちっと守るべきことをやっていけば、将来その理由がわかってくるものなのです。

先月行われた「あづみ野ギターアカデミー」では毎朝40分、「朝の基礎練習」を行いました。

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右手のコンビネーション、右手の移弦練習、単弦上での音階…など7つの項目にわけで、それぞれ5分ずつ行いました。そうするとだいたい40分で終わります。詳しい説明なしで「やるべきアクション」をひたすら受講生に弾いてもらいました。あとから感想を訊いてみると、受講生それぞれのレベルに応じて「気づき」があったようです。それこそが、「基礎練習」の大切な点なのです。

例えば、右手iaで同時に発音するときに、aだけアポヤンドできるかどうか?…これは初心者には「何故そんな練習が必要なの?」と思うかもしれませんが、中級者〜上級者の方であれば、「声部を弾き分けるときにこの動きに親しんでいれば、よりよい音楽ができるだろう…」というふうに思えるはずなのです。

毎日基礎練習をやっていると、その時々の自分の音楽的欲求のレベルに応じて、基礎練習に意義を感じてくるものなのです。

ということで、「あづみ野ギターアカデミー」に参加できなかった方にも、是非「基礎練習」基本セットを知ってもらいたい思い、次の日曜日7日に行う日曜ワークショップでは、同じ内容を行いたいと思っています。日曜ワークショップでは2時間半ありますので、基礎練習40分×3セットは行えるかなと思います。それにプラスして、若干の解説を加えたいと思っています。

詳細はこちらのブログ記事にあります。是非ご参加ください。初心者〜上級者まで役にたつ講義となっております。