昨日は日曜ワークショップで「左手の基本」についてお話ししました。
講座のタイトルは「左手の基本を知ってミスを減らそう」(内容の詳細はこちらのブログで確認!)。12名の方が参加。コンクールに挑戦中の方、基本からじっくりと奏法を見直したい方・・・いろいろな方がいましたが、みな飲み込みがとてもよい。

左手指の構造とポジショニングの確認をしました。

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各指と腕とのリンクの関連を実際に体感していただきながら、「クラシックグリップ」まで持っていきます。
1指と2指(人差し指と中指)は橈骨とのつながりが強く、3指と4指は尺骨とのつながりが強い。おおきくそう捉えてからみなさんにポジションを作っていってもらいました。ほとんどの方がローポジションでも、ポジション上に各指を適切に配置できるようになりました。

結論からいうと、カントリーグリップは橈骨よりの腕とのリンクが強くなります。ほとんどの方が日常生活では橈骨を基本とした腕の運動を用いています。カントリーグリップではクラシックギターの複雑な書法による左手の配置は実現不可能です。
クラシックグリップはより尺骨を意識した腕の運動を用いなければなりません。上記で書いた様に尺骨を軸とした動きは日常生活で用いられることは稀です。武術の分野ではダイナミック且つ繊細は腕の動きは尺骨を強く意識することによって実現されますが、実はギター演奏においても(特にポジションを作っていく場合)、この感覚が必須となってきます。

…とここまで書きましたが、なかなかうまく言葉だけでは説明できませんね。日曜日のワークショップでは、ひとりひとりの腕の動き、指の動きを確認しながら、すこしずつ「手指と腕全体、そして身体」が繋がっていく感覚を養ってもらいました。

より具体的には各自が練習している楽曲の中で、クラシックグリップでのポジショニングの利点をしっかりと意識していってもらうしかありません。そのあたりに関しては、今後ワークショップでもう少し掘り下げることができればと考えています。また、個人的にもっと知りたい方はワンレッスンなどで伝授可能ですので、ぜひお気軽にメールください。(tomikawaguitar@gmail.com)

次回のワークショップは、6月21日です。内容は未定ですが、奏法に関することについて行いたいと思っています。なにかこの内容について知りたい!という方はご連絡いただければと思います。詳細は下記のブログで確認してください。

日曜ワークショップのブログ



 


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