大泉学園駅にあるin Fさんのたっての要望で「武満縛り」のライブをやってほしいということで実現したライブでした。
前半は「ギター独奏」、後半は「武満ソングス」をやるということで。つまり日本を代表する世界的「現代作曲家」である武満徹さんの世界と、もうひとつの顔である「ポピュラー音楽」の部分を一回のライブに集約してしまおうという試みでした。
前半はギター独奏。ギターのための小品、そして「ギターのための12の歌」から数曲、エキノクスを演奏。ギターのための小品は、前半のオープニングと前半のラストにもう一度弾きました。耳のチューニングのためです。この「ギターのための小品」は武満氏が現代音楽の巨匠であるブゾッティの誕生日のために書いたもの。
なので、現代音楽…な書法で書かれています。まずはど頭にこれをもってくることで、耳をチューニングしてもらうことにしました。その後は「12の歌」はいわばポピュラー音楽アレンジなので、それを続けて聴いてもらう。ですが、その中に「武満和音」というべきものが隠されています。
そして、もう一度「ギターのための小品」を弾くと、お客さんの反応ががらりと変わりました。「やわらかくしなやかに聴こえた」という方が多かったのです。
武満耳…完成です。
後半は歌に石塚裕美さんをいれて、「武満ソングス」を。
セットリストは以下。
島へ
素晴らしき悪女
翼
他人の顔
恋のかくれんぼ
三月の歌
en:死んだ男が残したものは
恋のかくれんぼとアンコールには、見に来てくれた和泉聡志さんがギターで参加してくれました!(彼とは4月と5月にデュオライブをやる予定)
まあ、いわば、後半は富川&石塚のアコレデのライブといった感じで行ったのですが、いつもと違う「武満縛り」にお客様にも大好評でした。そこに和泉さんの好サポート。彼もアルカンヘルユーザーですが、すぱん!と良い音してました。
…以上、そんな感じで「武満徹の世界」ライブを行いましたが、面白い試みだったと思います。企画提案してくれた in Fマスターの佐藤さんには大感謝。
そして…7/29にまたin Fで第二弾を行うことに決定しております。クラシック音楽好きな武満ファンには是非来てもらいたいライブです!
あと、和泉さんとのデュオもふたつ決まっています。フライヤー大公開!これも絶対にすごいライブになると思います。
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Acoustic Ladyland Live
石塚裕美(Vo.)と富川勝智(Gui.)によるユニット”Acoustic Ladyland”の音楽はミニマムでありながらマキシマム。「ギター一本と歌一人とは思えない」という多くの声が届く独自の音世界。 通称”アコレデ”。
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Acoustic Ladyland(石塚裕美&富川勝智)ってどんな音楽やっているんだろう?…という方は当ブログのライブレポート記事を御覧ください。今までのライブレポート御覧いただけます。
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