最近、またコロナ感染者が多くなってきて、ライブに来る人も減ってきちゃってます。ああ、困ったー。

とは言いつつ、ライブ現場は感染対策は万全でやっているところ多いんです。自分が出ているところ全てで「完璧」に近いくらいやっていると思います。コロナが流行ってきた頃(3月とか4月)にライブ現場でクラスターが発生したりはしていましたが、その後はどこも万全の対策でやっているのではないかと。

でも、いざコロナまた流行ってきたよーってなるとライブへの客足は遠のきます。風評被害ですわ。

12/11はイベロリベロのライブ。中世古楽バンド、、、と名付けていますが、メンバー全員、ジャンル越境のツワモノ達です。中世フィドルの森川さん曰く「うちら、古楽じゃないですよね!」とのこと。

夜をテーマに。珍しく英語歌詞の曲もあったりして、毎回微妙にアレンジが違うのもスリリングで良いバンドだと思うんです。

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12/13は駒沢大学にあるM'sカンティーナさんでのクリスマスセッションに。
The 東南西北の久保田さんとピアニストの鈴木孝彦さんとセッションしました。久保田さんとももうなんか我々の定番(?)「君の名前を呼びたい」を。鈴木さんとは僕の提案でカーラ・ブレイの楽曲を。

カンティーナセッション













俳優の江藤さん、、、、すごかったっす。きた人にしかわからんねー。ケーナの瀬木さんも素敵な音色でしたー。naoさんのステージも熱く、かっこいい。

で、なぜか僕が呼ばれるセッションなのですが、こういうセッションに来ると「よくもまあいろんなジャンルの人がいるのねえ」と。でも、音楽は音楽なので。

この感覚がクラシックギターの人には希薄だなあーと。

というわけで、12/19は「クラギなんか嫌いだ!」というトーク&ライブをやります。実はこの企画は自分的には今年一番の「自信作」イベントなのですが、なにぶん正体不明なので、みんな来ていいのか来ちゃ悪いのか?・・・迷っているみたいです。

来たらわかります。クラギのことがよくわかりますよ。そして、「クラシックギターを”クラギ”って略す人が嫌い!」と言っている人の心理もよくわかります。

わかってくれりゃーなんだっていいじゃんって、僕なんかはわかるんです。バンドネオンの人が「それ、アコーディオンの一種ですよね?」って言われるのとは違いますもん。

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ジャンルって「呪い」なんですよ。音楽の本質はどんなものでも一緒です。それがわかるライブになると思います。みなさま是非!

で、今日はライブ終わって、ひたすらに次のCDの音源チェックをしておりました。

これは、純粋にクラシックギターの仕事ですが、アグアド以降タレガまでの「スペインギターにおけるスペイン性」の検証というべき内容の音源です。個人的にフェレール、ブロカとウエルタは本当にいい感じに収録できるのではないかと思っています。

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PCに取り込んで、ひたすらに聴きます。そして、ライナーも書いたり。メモをしたり。この分野に関することって多分誰もちゃんと音源としてまとめていないだろうなあー。クラシックギターっていうジャンルって幅広い範囲を扱っているなあーと気が遠くなります。ピアノであれば、ベートーヴェンだけがっちり弾く人がいたり、スペイン音楽の大家のラローチャがいたり。バッハを専門にしている人がいたり。それをクラシックピアノ・・・というジャンルでくくるのは強引だなーと思ったりします。

クラシックギターだって、そうなんですよね。やはり奏者ごとに専門分野が違う。得意分野が違う。だから、僕はクラシックギターをジャンルって思いたくなあーと。

ということで、ここ数日そんなことを考えながらお仕事しております。