昨日、第55回発表会が終わりました。

参加者各自思うところはあったようですが、「上手くいった」とか「上手くいかなかった」ということよりも大切なのは「舞台上で冷静に自分ができたことと(やろうとして)できなかったことを分けること」です。

なので、発表会に出る前は生徒さんの現状を把握して、本番でどういう目標を立てるかということを中心に指導することにしています。

1番まずいのは「なんとなく上手く弾きたい」ということ。抽象的なのが1番まずい。

とりあえず暗譜で弾ききることを目標にしても良いし、ダイナミクスをしっかりつけて弾くとか、メロディーをしっかりとピックアップして弾くとか。なんでも良いので「目標」を明確にしておくことが大切なんです。

そのためには自分の現状把握が大切。このくらいはできるだろう…ということを数週間前に把握しておくことが肝心です。

今回出演した生徒さんたち、その意味では皆きちんと課題を設定して弾ききれていたようです。よかったよかった。皆さんが演奏した楽曲を挙げておきます。

第一部 13:05-

ワルツ(カルッリ)

エチュード ニ短調(コスト)

タンゴ・アン・スカイ(ディアンス)

エチュード44番(カルッリ)

月光(ソル)

Op.31-23 Op.35-22(ソル)

タンゴ3番(フェレール)

Op.31-6(ソル)

ノクターン(ヘンツェ)

緑の木陰にて(ヘンツェ)

アダージョOp.60(フェレール)


第二部 14:15-

亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)

メランコリー(フェレール)

エボカシオン(アルベニス=リョベート編)

木洩れ陽のロマンス(吉松隆)

雨のアラベスク(吉松隆)

アメリアの遺言(リョベート)

アベ・マリス・ステラによる二声(カベソン)

プレリュード1番(タレガ)

オートゥイユの夜会(コスト)

プレリュード1番〜5番(タレガ)


第三部 15:20-

序曲(カルッリ)

Op.31より13番、11番、15番、16番、14番(ソル)

プレリュード3番(タレガ)

ギター讃歌(E.S.デ・ラ・マーサ)

ロートレック讃歌(E.S.デ・ラ・マーサ)

「もしも私が羊歯ならば」による序奏と変奏Op.26(ソル)

ラグリマ(タレガ)

アランブラ宮殿の想い出(タレガ)

グラナダの花(A.バリオス)

盗賊の歌(リョベート)

ジュラの思い出(コスト)

スペイン風セレナーデ(マラッツ=タレガ編)



あと、インスタの方にも当日の様子挙げておきましたので、是非どうぞ。

昨日は午前中は洗足学園音楽大学の方のオープンキャンパスに行って、入学予定者のレッスンをしてきました。明日から「ギター奏法演習」の授業もスタート。今、テキストを作ったところです。明日はガイダンス的な内容ですが、新年度の履修生徒さんどんな感じかなー?と楽しみではあります。

昨年度はfacebookの投稿の方に「授業の覚書」をアップしていて、割と後輩ギタリストとかにも好評でした。なので、今年度はこっちのブログの方にもあげようかなーなんて考えています。

今日は今日で、午前中からイベロリベロのリハ。この様子(リハ動画)もインスタにアップしてます。聖母マリア頌歌集って本当に楽しい。おそらくこのメンバーだからなのでしょうが、インプロ的にアレンジしていく過程がとても良いのです。



普段クラシックギターもこのくらい「その場で音楽を作っていく気持ちよさ」の中で弾くことができたらなあーなんて思うのです。

そういうわけで、明日もまあまあ忙しいのですが、朝から頑張ります。