第59回発表会終わりました。
今回もとりあえず笑顔での集合写真、気合いで撮影!

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講師演奏もギタートリオやりました。尾野桂子さんと児玉祐子さんの教室との合同発表会でしたので、3名で。ああ、楽しかったー!

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毎回発表会というものは発見があるものです。今回は印象深い話を。

とーっても良い演奏をした生徒さん。普段レッスンでは見せないような自発的な演奏。元々すごく弾ける人ではあるのですが。

本人としては「直前にレッスンしてもらったことがうまくできないで勝手に弾いちゃいました」と。帰り道「とっても良い演奏でしたよー」と褒めたのですが、本人はレッスンで教えたフレージングのバランス感やダイナミクスのコントロールができなかったので悔しかった様子。

レッスンで教えたアドバイスは本人はすごく気に入っていて、本番でもやりたかったとのこと。

自分のことを考えても、修行している時(師匠にレッスン受けている時)、「おおーその表現いいなー」とか「ここはそういうフレージングすればいいのか!」とかたくさん発見あっても、本番モードに入るとまるでできない…ということがありました。でも、その表現が数年後にできたり。なんか結果として自然に出る瞬間があるんです。

だから音楽の勉強は面白い。

その生徒さんには気にせず勉強を続ければいいですよーとアドバイス。そして本番は自分だけのものですので、先生が言ったことやレッスンで習ったことができなくても良いのです。本人の体の中にその「表現」がしっくりとハマった時に、スッと自然に出ます。そうなれば、その表現は「その本人のもの」になります。

そんなだから、発表会って面白いなあと。毎回思います。