ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

ギター&ギター関連グッズ

2019.8 新サイトOPEN!
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富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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いろいろなブリッジ〜ギター大集合!(4/22 ギターと歌のスペイン 4世紀)

明日、4月22日(土)に行わる「ギターと歌のスペイン 4世紀」と題するコンサートの準備をしています。場所は原宿にあるHall60

楽器の調整…なぜなら4種類も楽器を使うからです。

おなじギターの仲間といっても使う弦の種類も大きさも違うのです。例えば、ブリッジ部分でも随分違います。
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なぜこんだけブリッジが違うのでしょうか?もちろん、それぞれ「改革」して行ったのだと思います。より良い響き、機能性をもとめて。ですが、実は一番大切なのは「変化」なのです。

時代ごとに「人々の好みが変わった」のです。それがこういうブリッジの変化をみてもわかります。ブリッジのシステムが変化すれば「音の立ち上がり方」も変わります。

明日お越しいただける方はそのあたりにも注意して、演奏を聞いていただけると嬉しく思います。

最後に明日のオーススターキャスト!(当日は藤沢エリカさんというもうひとりスターが入ります!)

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「ギターと歌のスペイン 4世紀」
2017.4.22(土)
15:00開演(開場14:30)
前売り3500 当日4000円

20170422



















では、みなさまのご来場お待ちしております。



 
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今後の演奏予定

5/5 富川勝智(Gt)&岸本麻子(p)@押上・天真庵

5/7 Acoustic Ladyland(石塚裕美vo.&富川勝智)ライブ@大泉学園in”F”

5/13 プライベート演奏

5/21 富川勝智ソロ(ゲストあり?)@大泉学園in “F”

5/27 アコレデ+尾野桂子@学芸大学チェロキーライブタバーン

6/11 リオリコギターアンサンブル定演

6/17 リオリコギターアンサンブルとしてギターアンサンブルフェスティバル出演

6/23 富川勝智ギターリサイタル@代々木上原MUSICASA

7/1 スペインギターフェスタ@銀座山野楽器

7/7 富川勝智(バロックギター)&安井希久子(パーカッション)@大泉学園in”F”

7/10-20 ChamberArt @マドリッド
8/25 イベロリベロLIVE@西荻窪音や金時

9/2 富川ギター教室発表会:ゲスト
9/4スペイン音楽コンサート(仮)@豊洲シビックセンターホール 

9/21 富川ソロ@スペイン風居酒屋グラナダ 

9/23 濱田圭&富川勝智ジョイントコンサート@松本ギター工房

10/21 富川勝智ギターソロ@仙台・戦災復興記念館

ライブでの新兵器〜iRig Acoustic Stage&Campsギター

実は4/9のライブで、何人かのお客様から「富川さんのギターの音は生音じゃないですよね?でも生っぽかったのですけど…」と尋ねられました。そのくらい、いい感じでギターが響いていたようです。

実は今回は新兵器…「iRig Stage」というものを使ってみました。
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この箱の写真のピックみたいな形のマイクをサウンドホールのところにひっかけて、本体にコードを接続するだけ。本体の設定は極めてシンプル。おおまかな音作りとマイクセッティングがプリセットされています。やわらかめか明るめか、鉄弦かナイロン弦か…くらいをセレクトするだけでOK。

毎回、僕はライブで録画か録音をするのですが、想像以上に「生っぽい」音が出ていました!ちょっと感動。

いままで、マイクとプリアンプとミキサーで自分用のPAシステムを構築したこともありました。かなり生音に近いレベルまでは行きました。ですが、難点があって…つまり「持ち運びが面倒」とセッティングに時間がかかる。

iRig acoustic stageの利点は、小さい。軽い。簡単。
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こんな感じでコンパクトにまとまっています。

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上のがプリアンプシステム内臓の本体ですね。とにかくシンプル設計です。ですが、思っている以上に「生音」に近い感じにマイクが音を拾って、このプリアンプで「アコースティックな音作り」をしてくれます。

いままで、エレアコを借りたり、いろいろと試したことはあったのですが、PAやアンプなしの生音が「しょぼすぎる」ということがありました。20名程度のキャパで響きがよい場所であれば、生音を聴かせたいというのがクラシックギター弾きです。もちろん少しPAを通したとしてもミックスしたサウンドがでれば理想ですよね。

そして、完全生音でいけるか、すこしPAを通すか、完全にPAを通すか…は実は現場にいってリハーサル時に決定していくしかありません。

つまり、いざとなれば「完全生音」でもいけて、少しマイクで拾って増幅したいときには「ある程度の良い音質で増幅してくれる」というシステムが欲しかったのです。それでいて「面倒臭くない&持ち運びが楽」なシステムがあるといいなあ…といろいろなところに話をしていたのです。そして、このiRig Acoustic Stageを紹介されました。

詳細はこちらのページで確認してください→iRig Acoustic stage(hook upさんのページ)


そして、実は4/9のライブではギターも普段と違うものを使いました。

Campsというブランドのものです。メインはエレアコや量産タイプのものを作っているブランドですが、その中でも上位機種です。まだ日本では未発売のものですが、「ためしに使ってみてほしい」ということで、お借りしました。
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クラシックギターの鳴りはしっかりとあります。生音でもしっかりと音量のでるタイプです。「はりっとした音」とでもいうのでしょうか?…いい意味でのスペインの楽器独特の明るさがあります。iRigとの相性がとてもよかったと感じています。

もうすこし何度か本番で使ってみたいと思っています。 もう少し慣らしていって、この楽器の癖がつかめれば、よりiRigとの相性もわかってくるかもしれません。

 


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2015.02.25 久々の「ラス・マノス」のライブでした!

昨日は久しぶりにギターデュオ「ラス・マノス」としてのライブでした。

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カデンツァさんは、大島くんと酒井くんとのトリオコンサートで1月にも出演しました。(ブログ記事はこちら

ラス・マノスとしては今年初のライブでした!

ギターデュオ「ラス・マノス」は湯川賀正氏と長年続けているデュオです。じわじわと活動しております。ふたりとも楽器はアルカンヘル。いつもは同じ年齢の楽器(?)・・・つまり1997年生の楽器で演奏会をしていますが、今回、僕が使ったのは、1995年製のアルカンヘル。裏材がコラルという変わった材料のアルカンヘル。

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すかんと抜けたサウンドが特徴です。ハカランダでも、ローズウッドでもない音色感・・・この裏材のアルカンヘルはほとんど作られていないそうです。

池田慎司君とのデュオCDでも使いました。

サーキュレーション(ギターデュオ)
池田慎司 富川勝智
OMF
2013-09-04



最近、本番で使っていないなあ〜と思って使用。しっかりと鳴ってくれました!抜け感のある楽器なのですが、逆にいうとすかすかな音色になってしまうので、コントロールするのが難しい楽器ではあります。なんとか、うまくコントロールできたかなあ?

ラス・マノスのライブは、「まったりとしていて、のんびり聴けるのがよい」「良い意味で頑張り感がない」という感想が多いのですが、たしかにそうかもしれません。

頑張りません。頑張りませんが、ちゃんと弾きます。そして、面白い曲(ですが、親しみやすい曲)をセレクトしています。

名曲喫茶カデンツァさんのブログ記事にも書かれていましたが、「リラックスしきったMCが楽しい」とのこと。うん、外れていませんね。。。

今回弾いた曲は以下です。

3つのデュエット(パークニング編)

うぐいす〜ドゥルーザーズ・アコーズ〜カノン


ノクターン Op.128-1(カルッリ)


リリカル&スムーズ(デュアート)


変奏とロンドつきアンダンテ(ベートーヴェン〜カルッリ編)


ソナタ(フォルテア)

カタリ・カタリー(カルディッロ)

ララバイ(コシュキン)

パヴァーヌ(フォーレ)


ニューシネマパラダイスより(エンニオ・モリコーネ)

ニューシネマパラダイスのテーマ&愛のテーマ


6つの友情(デュアート)


次回、名曲喫茶カデンツァさんでのライブ日程も決まりました!
2015年6月6日(土)午後2時〜

みなさん、予定を空けて是非お越しくださいまし!



 


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爪やすり・・・やっぱり資生堂が一番!

クラシックギターは右手の爪を用いて弾弦します。クラシックギタリストほど、爪ヤスリに関して、こだわっている人種はいないかもしれません。
主に2種類使います。
1:爪の形をおおまかに形成するもの(鉄ヤスリ)
2:爪の形の微調整&磨きにつかうもの(紙やすり)

上記の2に関しては、ほとんどのクラシックギタリストがTAMIYAのものを使っていると思われます。そうです、あのプラモデルの「タミヤ」です!

たとえば、こちらの2000番は使い込めば、最終仕上げ用のものになります。新品であれば、最終磨き前用として使います。

ギタリストの間では、1000番、1500番、2000番あたりを使いわけている人が多いです。

このタミヤの紙やすりのよい点。数年使っても、目詰まりがなく、「あれ?まだちょっと削れるのね・・・」というくらい長持ちします。

さて、1に関してはなかなか定番というのがないのかなあ?…と思っていたのですが…実は身近にありました。近すぎて良さがわかっていなかったのかもしれません。

それが資生堂のネールファイル(NA501)。



 私がクラシックギターを始めたときに最初に買った爪ヤスリがこの資生堂のものでした(初代は紛失してしまいましたが・・・)。

クラシックギタリストとして「爪やすり(ネールファイル)」は、市販されているもののほとんどを試してきましたが…やっぱりこれが一番使いやすいし、長持ちしているなあ、というのが分かりました。

今使っているのは二代目。10年以上は使っています。
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「荒め」「細め」で裏表になっています。目詰まりもしにくく、しっかりと削れますが、スムーズです。形もとても形成しやすいのです。そして、丈夫!…一時期ガラス製のものを愛用していましたが、落として割ってしまったことがあります。

この資生堂のネールファイルはそういう心配はありません。

ということで、最近、予備を買い足しました!
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みなさん、迷ったらこれです!

クラシックギターフラッシュカード(読譜力アップのために!)

先日、11月2日に「日曜ワークショップ」を行いました。テーマは「読譜力の秘伝」。
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クラシックギターの読譜の難しさをまずはしっかりと理解してもらうところからスタート。

いくつかの方法を教えました。普段レッスンで断片的に教える事はありますが、まとめて教えたのは今回が初めて。参加いただいた方には「自分の弱点が分かった!これで読譜力を自力で強くしていく練習法がわかったので、普段の練習に取り入れます」という感想をいただいています。

具体的に今回教えた方法は以下。

1:ミ×6法

2:タブ譜法

3:フラッシュカード法


1の方法は私が付き合いのある九州のギタリスト松下隆二氏、池田慎司氏から得たアイデアです。両氏が用いているギターの指板上で任意の音を「探していく」方法を教えました。
 

2については、先日のブログ記事で紹介した方法です。→こちらのブログ記事
 

3は今回初めて紹介したものです。フラッシュカード法は以下のようなカードでトレーニングしていきます。
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開放弦の音:0フレット

1ポジション上の音:1f-4f

5ポジション上の音:5f-8f

9ポジション上の音:9f-12f


上記4種類のカードに分かれています。1フレット〜12フレットまで、全ての弦の音と場所が記されています。ギターの指板の音名がぱっと浮かぶ方なら、これで全フレットの音が網羅できていることがわかるはずです。


ギター読譜の難しさは同じ音名の音が数カ所に点在していることです。例えば以下。
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左側はGシャープの音ですが、1フレットから4フレットの間であれば、3弦の1フレットですね。では右のほうは?・・・4弦の6フレットです。ギタリストは楽譜を見た際に、これが「指板上の点」として閃かなければいけません。

次はどうでしょう?
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一番右のカードもGシャープの音なのですが・・・即座に閃きますか?

答えはフラッシュカードをめくるとでてきます。
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弦とフレット番号をタブ譜に書き込んでおきました。左から、3弦1フレット、4弦6フレット、5弦11フレットとなります。(下のギターdiagramはおまけです。自分で書き込んで使います。) 


今回のワークショップでこのフラッシュカードでグループに分かれて「遊んで」もらいました。まるでカード遊びのようですね〜!(金銭かけないでチップとかでギャンブルごっこをしたら面白いかも!)
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各グループ、いろいろな方法で遊んでいたようです。初心者〜中級者の人たちは1ポジションと5ポジションのカードをシャッフルして、弦とフレットの場所を当てることをやっていました。また同じ音のカードを探して、それを瞬時にひらめけるようにトレーニングしていたグループもいました。


上級者たちのグループは、同じポジション内で、和音を弾くトレーニングをしていました。これは出題する側にもある程度知識が必要ではありますが、普段ギターで弾くことがあまりない和音を弾くトレーニングは現代曲などを弾くときの読譜力に通じていくような気がします。
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今までクラシックギター用のフラッシュカードは存在しませんでした。音名を当てるだけ・・・というフラッシュカードはピアノ学習者やソルフェージュ学習者のために存在はしていますが、ギターの指板上の音をあてるためのカードは少なくとも国内で見かけたことがありません。

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このカードの利点は初心者〜上級者まで様々に利用できること。


初心者には、開放弦(0f)と1ポジション(1f-4f)のカードだけでローポジションの音の整理をしてもらうことができます。

中級者は、5ポジションのカードを付加して、さらに指板の整理をしていきます。同時にミ✖️6法をやっていけば、オクターブ違いの同音名を耳で判断していけるようになります。

上級者は、9ポジションの音を追加して、さらに理解を深めていけばよいでしょう。


基本的なカードは全て変化音はシャープで記譜していますが、ギタリストの苦手はフラットの変化音のカードも追加することもできます(通称:フラットカード)。転調などで使うことが多いBのフラット、Eのフラット、Aのフラットの音だけのカードもあります。それを付け加えると、普段使う12フレットまでのギターの音には対応できるようになります。


基本カード(1フレット〜12フレットまでの1弦〜6弦までの音)+フラットカードをセットで希望する方には1000円程度で頒布予定です。完全に私の教室のプリンターで家内制手工業で作っていますので、受注予約販売。準備にしばらくお時間をください。販売の際はまたこちらのブログにて告知いたします。



 


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