6/21は個人宅サロンで弾いてきました。オーナーの方が個人的に集客をしてくださり、実現しました。
実は池田慎司さんとここでデュオするのは二回目。

それぞれのソロもあります。前半後半でトータル、フルコンサートと言う体裁。

こういうサロンで弾くのはとても気持ちが良いものです。お客さんは10名程度。部屋に響くギターの音をほぼ「生」で聴いてもらえる。その部屋での鳴りを、自分の耳で確認が取れる。
大きなホールであると、お客さんに音がちゃんと届いているかなーと不安になることがあります。これはたくさん本番を重ねても、なかなか慣れない。
「一生自分の音は客席で聴けない」:だからこそ、手元の音が客席どう届いているかが気になる。そして、無理してしまうことが割とある。
この手のサロンであると、普通に自分の部屋で練習しているかのような安心感があるものです。そして、お客様の雰囲気がダイレクトにわかる。お客様同士でも親密な空気感が生まれ、「ああ、いい感じだったな!」と言うのが伝播する。
大きな会場でのクラシック音楽のコンサートって、どうしてもお客さん同士のコミュニケーションが希薄になりがちです。「奏者vs各お客さん個人」のような感覚になってしまう(ロックとかポップスのコンサートならそうならないのにね)。
そういう意味でたまにサロンで演奏するととっても楽しい。
演奏プログラムは以下。
6/22日曜日は午後から現代ギター社にて講義。
「タレガ」の講義です。ギターの文脈の中で考えると「タレガの凄さ」がわかります。GGスタッフがアップした投稿です。
ある作曲家を演奏する場合、一般的な音楽史の知識はマスト、そしてそこからギター史の知識も大切。簡単に言うとタレガの凄さは同時代はちょっと前の時代のギタリストの作品と比較するとわかってきます。
その意味では僕のCD「あなたとわたし」聴いてもらえるととてもわかりやすいかも(宣伝!)。
実はこのアルバムを録音するときに400曲ほど楽譜をみました。それくらいタレガの周辺にいた同世代やちょっと先輩のギタリストはバラエティ豊か。彼らの楽譜を研究していたら結局、そのくらい研究してしまったわけです。そして収録曲を決めていきました。それぞれの作曲家の個性がわかるような楽曲をセレクトしたわけです。
そして彼らの作品を弾いてみるわかってくることが「タレガの個性」なのです。
ある作曲家の作品を弾くときには、その人の「一つ前の世代」の作曲家を研究することがとても大切。そして、同世代の音楽家の作品と比較することも大切。
ギター作曲家の講義をする場合は、この観点を忘れないようにしています。
次の講義は10/26です。

次はちょっと渋めでコスト。多分、コストについては「ああ、なんか教本とかで名前見るね」とか「舟唄の人でしょ?」とか「コンクールとかで割と最近弾いている人多いね」くらいの印象しかないでしょうね。研究してみると、むちゃくちゃ面白いし、実は結構後世のギタリストに強い影響を与えているんです。そのあたりをわかりやすく解説しますので、是非皆さんおいでください。
(お申し込みは現代ギター社 GGショップへ)
実は池田慎司さんとここでデュオするのは二回目。

それぞれのソロもあります。前半後半でトータル、フルコンサートと言う体裁。

こういうサロンで弾くのはとても気持ちが良いものです。お客さんは10名程度。部屋に響くギターの音をほぼ「生」で聴いてもらえる。その部屋での鳴りを、自分の耳で確認が取れる。
大きなホールであると、お客さんに音がちゃんと届いているかなーと不安になることがあります。これはたくさん本番を重ねても、なかなか慣れない。
「一生自分の音は客席で聴けない」:だからこそ、手元の音が客席どう届いているかが気になる。そして、無理してしまうことが割とある。
この手のサロンであると、普通に自分の部屋で練習しているかのような安心感があるものです。そして、お客様の雰囲気がダイレクトにわかる。お客様同士でも親密な空気感が生まれ、「ああ、いい感じだったな!」と言うのが伝播する。
大きな会場でのクラシック音楽のコンサートって、どうしてもお客さん同士のコミュニケーションが希薄になりがちです。「奏者vs各お客さん個人」のような感覚になってしまう(ロックとかポップスのコンサートならそうならないのにね)。
そういう意味でたまにサロンで演奏するととっても楽しい。
演奏プログラムは以下。
(デュオ)17:00
スペイン舞曲6番(E.グラナドス)
小さな黒人、亜麻色の髪の乙女、小さな羊飼い(C.ドビュッシー)
メキシコの子守歌(M.M.ポンセ)
(トミーソロ)18:00
エストレリータ(M.M.ポンセ)
煙が目にしみる(J.カーン)
散歩&ロートレック讃歌(E.S.デ・ラ・マーサ)
サウダージ(R.ニャタリ)
(休憩)
(シンディソロ)18:00
アラビア風奇想曲(F.タレガ)
一つのワルツと二つの愛(D.レイス)
プレリュード1番、ヴァルサ・ショーロ(H.ヴィラ=ロボス)
(デュオ)15:00
トリストローザ(H.ヴィラ=ロボス)
スケルツィーノ・マヤ、インテルメッツォ(M.M.ポンセ)
悲しい鳥、ジプシー(F.モンポウ)
6/22日曜日は午後から現代ギター社にて講義。
「タレガ」の講義です。ギターの文脈の中で考えると「タレガの凄さ」がわかります。GGスタッフがアップした投稿です。
ある作曲家を演奏する場合、一般的な音楽史の知識はマスト、そしてそこからギター史の知識も大切。簡単に言うとタレガの凄さは同時代はちょっと前の時代のギタリストの作品と比較するとわかってきます。
その意味では僕のCD「あなたとわたし」聴いてもらえるととてもわかりやすいかも(宣伝!)。
実はこのアルバムを録音するときに400曲ほど楽譜をみました。それくらいタレガの周辺にいた同世代やちょっと先輩のギタリストはバラエティ豊か。彼らの楽譜を研究していたら結局、そのくらい研究してしまったわけです。そして収録曲を決めていきました。それぞれの作曲家の個性がわかるような楽曲をセレクトしたわけです。
そして彼らの作品を弾いてみるわかってくることが「タレガの個性」なのです。
ある作曲家の作品を弾くときには、その人の「一つ前の世代」の作曲家を研究することがとても大切。そして、同世代の音楽家の作品と比較することも大切。
ギター作曲家の講義をする場合は、この観点を忘れないようにしています。
次の講義は10/26です。

次はちょっと渋めでコスト。多分、コストについては「ああ、なんか教本とかで名前見るね」とか「舟唄の人でしょ?」とか「コンクールとかで割と最近弾いている人多いね」くらいの印象しかないでしょうね。研究してみると、むちゃくちゃ面白いし、実は結構後世のギタリストに強い影響を与えているんです。そのあたりをわかりやすく解説しますので、是非皆さんおいでください。
(お申し込みは現代ギター社 GGショップへ)