昨日は大学に行ってきました。
今年度から洗足学園音楽大学のクラシックギター科の講師をしています。私の専門が音楽史(スペイン音楽史、クラシックギター史)ということで、大学院生の論文指導を依頼されました。週に一回程度、論文指導に行っています。

…ちょっとスローな新学期スタートだったのですが(顔合わせやお互いのスケジュール擦り合わせが結構たいへんでした)、昨日やっと本格的な指導に入りました。

こんな場所でやっています。












私もいままで、たくさん音楽関係の文章を書いてきましたが、いつも資料を集める点に一番気を使います。資料を集め、どのように構成するか?…論理構成の立て方も知らなくてはなりません。

音楽論文の書き方についてはなかなか良い参考書がありません。なので、この本を勧めました。

音楽の文章術―レポートの作成から表現の技法まで
音楽の文章術―レポートの作成から表現の技法まで [単行本(ソフトカバー)]

この本に書いてある事のエッセンスをざっくりと説明し、アイデアを出し合いました。「論文」を書いていくときに、文章の内容に関して「それ、ほんと?どこに証拠があるの?」と問われたときには、証拠をしっかりと提示することが大切です。資料集めに時間をかけること、そして、その資料がしっかりと序論ー本論ー結論へと導いていけるものなのか?…頭のなかで整理しながらテーマを絞っていかなくてはいけません。

その後、文章を書いていく段階では、論理的な文章構成術が必要となってきます。

最近読んだなかで、簡潔ですが分かりやすい本としてこれも紹介しておきました。

論理が伝わる 世界標準の「書く技術」 (ブルーバックス)
論理が伝わる 世界標準の「書く技術」 (ブルーバックス) [新書]

ちょっと応用編として、以下も推薦書として。

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則 [単行本]

指導している方は社会人学生さんなので、上記の本は論文を書く以外でも普通の仕事でも役立つはずです。そう思って、ちょっとハードな本かなあ?とは思いながらも推薦。参考書として持っておいて将来的に損はないはずですから。

紹介するためには、私もこれらの本の内容を思い出さねばならず…再勉強ですね。そんな日々です。

関係ないですが、洗足に不思議な建物が姿を現しはじめました。





 




新しい校舎ですね。遠くから見ると「おおお!」という感じ。にょきっと生えています。

いずれにしても大学っていうのはいいですね。学ぶ雰囲気、学生さん達の若いパワー…元気になれます! 



 


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