ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

演奏会記録

2019.8 新サイトOPEN!
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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大阪とラジオと大阪

8月は大阪に出張。日本ギターコンクールの特別審査員として呼ばれました。
二日間にわたって審査致しましたが、夏のコンクールって特別なものがあります。特に最近は猛暑ですので、参加された方、大変だったでしょう。でも、それを微塵にも感じさせないしっかりとした演奏がたくさん聞けて、耳がスッキリしました。参加した方の集中力、半端なかったです。

もちろんコンクールの審査って冷静に聴いて判断していかねばなりません。
脳内を使います。おかげで夏バテしかけている脳みそはフル稼働。特にオヌール部門はプロへの登竜門的な位置付けなので、各参加者の良い点、悪い点、丁寧に点数をつけていかなくてはなりません。審査員として「けつをもつ」。

何か参加者に聞かれた時に明確な判断基準が必要ですから、その辺りは丁寧にメモを取りながら審査します。

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戻ってきて、9月以降の演奏の準備でドタバタと。楽譜の整理とか実際の練習とか。

そして、8/28から二日間、松岡滋さんとのリハと打ち合わせを。10月に大阪でコンサートがあるので、そのリハに東京に来ていただきました。その合間に僕がパーソナリティを務めているラジオ「クラシックギターと私」の収録。そのゲストに松岡滋さんに出演いただきました!
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松岡さん出演回は10月の1週目から3週目となります。神戸FM MOOV 金曜午後8:15から放送です。
神戸以外の方もスマホのアプリで聴けますので、是非!以下をご参考に。




収録あとは松岡さんと僕でミニコンサートを。

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その中から一曲YouTubeにアップしました。松岡滋さんの「歌と踊り 第一番」。







さて、というわけで、10月18日と19日に大阪で演奏会に参加させていただきます!ぜひたくさんの方に来ていただきたい。というか、松岡滋さんの作曲世界を体感していただきたいと考えております。19日の方は松岡さんの作品もたくさん演奏しますが、裏テーマとして「ギタリスト作曲家の世界」というものも設定しております。面白い演奏会になると思います。
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というわけで、10月はまた再び大阪に参ります!皆様、ぜひどちらかでお会いしましょう!





フルートとギターと東京タワー(2025.8.17ライブを終えて)

やはりフルートとギターの組み合わせって良いなと。
8月17日にフルート奏者西田紀子さんとのデュオライブがありました。場所は大泉学園in "F"。


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演奏した曲は以下。

Sonata in D
Christian Gottlieb Scheider(1752-1815)

Cantabile Adagio espr.〜Pollcca〜Tema&var.
Antonio Maria Nava (1775-1826)

こきりこ変奏曲
野田暉行

SONATINA Op.15
John W. Duarte

Introduktion,Thema und Variationen Op.21
Heinrich Aloys Prager

タンゴの歴史より、Bordel1900、cafe1930
Astor Piazzolla

サマータイム
西田&富川with佐藤浩秋(guest,b), 峰岸義典(guest,lu

アンコール:間奏曲(イベール)

シャイトラーもプレーガーもLP時代の「フルート&ギター」の定番といえます。ですが、どちらもとてもドラマティック。特にプレーガーのすーっと終わる終止感は結構ツボ。
シャイトラーはギターデュオ版もかつては結構弾かれていました。今はあまり弾く人いないですねー。

Navaは隠れ名曲多いとは思います。割とヨーロッパでは知られているかもしれませんが、日本ではあまり弾く人いませんねえ。出版はかなりあるのですが、「セール」とか「見切り品」棚に置かれちゃったり。割も狙い目ですよ、みなさん。



当時は人気あったのだと思います。割と出版数がありますので。そして、実際弾いてみるとアンサンブルとしてはとても面白いし、カンタービレなセンスはイタリア人だなあーと。

こきりこ変奏とタンゴの歴史は今でもフルート&ギターの定番ですね。やはり圧倒的に曲がいい。こきりこは特にフルートの音色が活きる。タンゴの歴史は、今回新しい見え方がしました。おそらく100回は演奏している曲ですが、毎回発見があるんですよねー。やはり名曲、恐るべし!

ソナティネ Op.15は個人的に長いことやってみたかった曲。はっきりいうと「コスパ悪い」です。無茶苦茶良い曲だけど、結構譜読みと合わせが難しい。その割に4分30秒ちょいしかないw
お客さんの中でも割と好評だったので、またやってみたくはあります。

そんな感じで、フルートとギターの組み合わせはやはり良いなあーと。再確認。

さてさて、そんなライブの翌日はギター連盟事務所で、事務仕事。で、事務所の近くには東京タワーあるんですが、毎回いいなあーと思って眺めてます。飽きのこないデザイン。そして年月経っているので、毎回違う気分で眺めているものです。朝と夕方でも見え方が違いますし。空気感も違うし、自分の気分も違うんでしょうね。


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そんなことを考えていると、レパートリーにも同じことが言えそう。
「同じ曲」でも本番で弾くと毎回感じ方が違うものです。
そんなことをライブ翌日、東京タワーをみて思いました。







サロンで弾く&「タレガ」を講義する

6/21は個人宅サロンで弾いてきました。オーナーの方が個人的に集客をしてくださり、実現しました。
実は池田慎司さんとここでデュオするのは二回目。

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それぞれのソロもあります。前半後半でトータル、フルコンサートと言う体裁。

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こういうサロンで弾くのはとても気持ちが良いものです。お客さんは10名程度。部屋に響くギターの音をほぼ「生」で聴いてもらえる。その部屋での鳴りを、自分の耳で確認が取れる。

大きなホールであると、お客さんに音がちゃんと届いているかなーと不安になることがあります。これはたくさん本番を重ねても、なかなか慣れない。

「一生自分の音は客席で聴けない」:だからこそ、手元の音が客席どう届いているかが気になる。そして、無理してしまうことが割とある。

この手のサロンであると、普通に自分の部屋で練習しているかのような安心感があるものです。そして、お客様の雰囲気がダイレクトにわかる。お客様同士でも親密な空気感が生まれ、「ああ、いい感じだったな!」と言うのが伝播する。

大きな会場でのクラシック音楽のコンサートって、どうしてもお客さん同士のコミュニケーションが希薄になりがちです。「奏者vs各お客さん個人」のような感覚になってしまう(ロックとかポップスのコンサートならそうならないのにね)。

そういう意味でたまにサロンで演奏するととっても楽しい。

演奏プログラムは以下。

(デュオ)17:00

スペイン舞曲6番(E.グラナドス)

小さな黒人、亜麻色の髪の乙女、小さな羊飼い(C.ドビュッシー)

メキシコの子守歌(M.M.ポンセ)


(トミーソロ)18:00

エストレリータ(M.M.ポンセ)

煙が目にしみる(J.カーン)

散歩&ロートレック讃歌(E.S.デ・ラ・マーサ)

サウダージ(R.ニャタリ)


(休憩)


(シンディソロ)18:00

アラビア風奇想曲(F.タレガ)

一つのワルツと二つの愛(D.レイス)

プレリュード1番、ヴァルサ・ショーロ(H.ヴィラ=ロボス)


(デュオ)15:00

トリストローザ(H.ヴィラ=ロボス)

スケルツィーノ・マヤ、インテルメッツォ(M.M.ポンセ)

悲しい鳥、ジプシー(F.モンポウ)


6/22日曜日は午後から現代ギター社にて講義。

「タレガ」の講義です。ギターの文脈の中で考えると「タレガの凄さ」がわかります。GGスタッフがアップした投稿です。



ある作曲家を演奏する場合、一般的な音楽史の知識はマスト、そしてそこからギター史の知識も大切。簡単に言うとタレガの凄さは同時代はちょっと前の時代のギタリストの作品と比較するとわかってきます。

その意味では僕のCD「あなたとわたし」聴いてもらえるととてもわかりやすいかも(宣伝!)。

TU Y YO - あなたとわたし スパニッシュギター秘曲集
富川勝智
インディーズ・メーカー
2021-05-20


実はこのアルバムを録音するときに400曲ほど楽譜をみました。それくらいタレガの周辺にいた同世代やちょっと先輩のギタリストはバラエティ豊か。彼らの楽譜を研究していたら結局、そのくらい研究してしまったわけです。そして収録曲を決めていきました。それぞれの作曲家の個性がわかるような楽曲をセレクトしたわけです。
そして彼らの作品を弾いてみるわかってくることが「タレガの個性」なのです。

ある作曲家の作品を弾くときには、その人の「一つ前の世代」の作曲家を研究することがとても大切。そして、同世代の音楽家の作品と比較することも大切。

ギター作曲家の講義をする場合は、この観点を忘れないようにしています。

次の講義は10/26です。

GG2025























次はちょっと渋めでコスト。多分、コストについては「ああ、なんか教本とかで名前見るね」とか「舟唄の人でしょ?」とか「コンクールとかで割と最近弾いている人多いね」くらいの印象しかないでしょうね。研究してみると、むちゃくちゃ面白いし、実は結構後世のギタリストに強い影響を与えているんです。そのあたりをわかりやすく解説しますので、是非皆さんおいでください。
(お申し込みは現代ギター社 GGショップへ)







演奏に風景を見たい!〜作品から見える風景

アルバム「ヨウジとわたし」好調に売れているようです。

ヨウジとわたし
久保田洋司 & 富川勝智
インディーズメーカー
2025-05-28


5月から6月にかけて、このアルバムのレコ発があったので、たくさん弾かせていただきました。曲というのは弾けばやはり「理解できる点」が増えるのです。これからも弾く機会まだまだあると思いますが、どういう風景が見えてくるかなーと楽しみでもあります。

先日、僕の主宰するリオリコ・ギターアンサンブルで永島志基さん作曲の「4つの季節」を演奏してきました。



うちのアンサンブルのために書かれた作品ですが、やはりこれも最初スコアをみた時と随分印象が変わってきました。実際に自分で演奏して、客観的に理解が進んでくると、弾いていても聴いていても見える景色が違ってくる。

演奏というのは「風景」なのだなあーと漠然と考えています。自分で見たい風景を作品から紡ぎ出す。逆に作品そのものから「風景」が見えてくる。この両方が起こってきます。

本番で演奏するときに、良い意味で技術から離れて、音が作る風景をみたいなあーなんて思います。作品から風景を見るためにはしっかりと解釈し、技術面でも破綻がないように弾くのはもちろん大切なのですが、そこに拘りすぎるとそういう”楽しみ”が失われてしまうのかもなあーと。

最近、そういうことを考えて、本番で弾いてます。

6/20に「尾野薫を聴く」という演奏会があります。他界したギター製作家尾野薫さんの追悼演奏会です。もちろん、僕も尾野薫さん作のギターを使います。普段はアルカンヘルをメインに使っていますが、本格的に弾くと尾野薫さんの楽器にあう”風景”があります。なので、演奏プログラムにも工夫を凝らしました。

皆様ぜひおいでください。

20250620




























アルバム「ヨウジとわたし」5/28リリースされましたー!

THE東南西北として80年代に華々しくデビューし、日本のポップス界を牽引してきた久保田洋司さんとのアルバム「ヨウジとわたし」が5月28日にリリースされました!

久保田洋司さんが作曲し、僕がアレンジやリハーモニゼーションなどを行い演奏。


ヨウジとわたし
久保田洋司 & 富川勝智
インディーズメーカー
2025-05-28


全曲トレーラーもございます。


5/28は東京、6/1は大阪にて「レコ発ライブ」をやってきました。

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東京、大阪、二箇所とも超満員。CDもたくさんお買い求めいただきありがとうございました。

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大阪日帰りでしたが、とっても充実した時間でした。ふた回ししましたが、2回ともでてくれる方もあり。そして2回ともCD買ってくれた方も!

久保田さんと楽曲に関するトークをしたり、雑談をしながらのライブです。久保田さんとのスペシャルセッションもあり、これは僕にとっても胸熱なものでした(中学生の頃、テレビとかラジオとかで聴いていた歌手の人が隣で歌っているって感涙ものでございます)。

レコ発ライブ、東京1本、大阪2本ありましたが、毎回内容がすこーし違う。というわけで、7/7に駒澤大学駅のmoment.baseで行うイベントでは、大阪一本目のライブを上映することにしました(現在鋭意エディット中)。

大阪のレコ発に来れなかった方、ぜひお越しください。

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そして、アルバム「ヨウジとわたし」是非お聞きくださいませー。




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