ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

クラシックギターレパートリー

2019.8 新サイトOPEN!
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富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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セゴビア編ソルエチュードの一番…濃い。

日曜日は午前中と午後にそれぞれワークショップ。午前中は「日曜ワークショップ」でテーマは「アンドレス・セゴビア編ソルのエチュード」です。

ソルの凄さとはなにか?そして巨匠セゴビアの凄さとは?…それがわかる講座になったと思います。
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今回は1番〜3番まで。とにかく1番の内容が濃い…。モチーフについて、変化音について、リズムグループについて、ハーモニーによる音のグルーピングとメロディーによる音のグルーピング…いろいろと考えていくと、西洋音楽解釈のための「ネタ」ががっちりとはいっている。

なんとすごいエチュードなんだ!

…再認識。通常はエチュード集というものは「漸進的」な難易度となっています。この20のエチュード、けっしてそんなことはないのです。一番が実は一番難しいかもしれません。

2番では、右手のフォームの安定度が主眼になっているエチュードです。pのバランスなども追求していくと実は容易ではないエチュードです。
3番はセゴビアがつけたダイナミクス記号に意味があります。通常の古典的な表現を理解したうえで、セゴビアの付した記号を読み取ると「巨匠の凄さ」がわかります。

次回は「4番から6番」まで行います。6/18に行います。午前9:30〜。講座の詳細と会場はこちらで確認してください!(いつもの日曜ワークショップと会場が違います。ご注意ください)多数の参加お待ちしております!

 


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セゴビア編ソルの20のエチュード細見!〜5/14日曜ワークショップ

いまだにレッスンをしていてたくさんのことに気づかされるトップランクの教材といえば…「アンドレス・セゴビア編ソル20のエチュード」なのです。実はスペイン留学にいって一番最初にホセ・ルイス・ゴンサレス先生にレッスンをうけたのがこの「ソル20のエチュード」でした。

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若い僕には「すごい音だなあー!!」とか「美しいなあ!」とか抽象的な感動しかありませんでしたが、ホセ・ルイス先生の「匠の技」を感じることができました。「セゴビアはこうしているけどね…」とか「そこは私はこうやるなあ…」と本当にたくさんのことを学ぶことができました。

そのときは理由がわからない部分もたくさんありましたが、その後自分で練習をして、たくさんの録音を聴き、生徒さんにもレッスンをしてみて、いろいろなことがわかってきました。だから、ホセ・ルイス先生はああやっているのだろうなあ…と。

なので、一度この時点で「まとめ」をしてみようと…そう思います。

毎月行っている日曜ワークショップで「ソル20のエチュード」講座を行うことにしました。毎回数曲ずつ解説していきたいと思います。みなさんと一緒に「アンドレス・セゴビア」の奥義を解明しながら勉強してみたいと思っています。

とはいえ、セゴビア流の運指や音楽表現というのものを解明するためには、スタンダードな「古典的な解釈」も知らねばなりません。なので、そのあたりからきちんと説明する予定です。基本的な解釈はこうだけど、セゴビアはこうしている…という論法ですね。

そのようにしてトータルに音楽表現と時代様式、技術面からソルのエチュードを分析していければと思っています。

原典はもちろんですが、アンドレス・セゴビアが参照したのではないかと思われるコスト編との版比較も行います。そこからもセゴビアがコストから何を学び、何を「選ばなかったのか」もわかってきます。

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次の日曜日5/14に行います。午前9:30〜。講座の詳細と会場はこちらで確認してください!多数の参加お待ちしております!
ギターはもってきたほうが講座の内容がわかりやすくなるとは思いますが、手ぶらでもオッケーです。もし「セゴビア編ソルの20の練習曲」の楽譜を持っている方はぜひ持参ください。



 


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天真庵ライブ「うたとおどり」満員御礼!

5/5は押上にある天真庵にてピアノの岸本麻子さんとのデュオでライブでした。
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デュオでは以下の曲を演奏。

二橋潤一「悲しい歌」

佐藤弘和「はかなき幻影」
ホルヘ・モレル「南の組曲」より
ハダメス・ニャタリ「南米組曲:より
フェビアン・レザ・パネ「織りなす魔法の踊り」
鈴懸の径

なーんともマニアックなプログラム!日本でこんなことやっているギターとピアノのデュオはいないよなー・・・という感じ。

レザ・パネは初めてやりました。なかなか難曲ですが、その複雑なリズムがぴたっとはまったときはなんともいえない恍惚感がw 癖になる曲ですね。

二橋さんの悲しい歌はひさびさに演奏しましたが、さすがな「対位法」な楽曲。初めて演奏してからかなり経ちますが、やっと気づいた細かいディテールがあります。

だから演奏って面白い。

ニャタリの「南米組曲」は本来「エレキギターとピアノ」のために書かれたもの。今回はクラシックギターでやってみました。エレキギターとクラシックギターでフィンガリングを変えざるを得ない部分もあり脳内変換に苦労しました。クラシックギターで弾くのも悪くないですね。

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デュオの他、それぞれのソロも弾きました。麻子さん、さすがに南米もの。ニャタリのソロ、すごいかっこよかったー!(もっと聴きたかった!!)

おかげさまで、お店定員の満席となりました。やはりしっかりと人が入っているなかで弾くのは気持ちいいものです。蕎麦を中心としたお食事付きのライブでしたが、美味しい食事とお酒でお客様もいい感じでリラックスムード。ほんとうにお越しいただいた方には感謝です。

久しぶりの天真庵での演奏…とてもよいエネルギーに満ちていました。また演奏したいなー。岸本麻子さんとのデュオも毎回素敵な刺激をもらっています。またご一緒したいです!

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5/5に押上天真庵にて「長屋ライブ」〜ギターとピアノによる「うたとおどり」

5月5日は…「こどもの日」です。ゴールデンウィーク真っ只中。みなさんの予定は決まっていますか?

なーんの予定もないけど、ちょっと普段と違うことしたいなーという方は以下のコースがおすすめ。
まずは押上へ来る。スカイツリーをみたり押上近辺を散策する。そして、夜はこのライブにくる!

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この長屋ライブは「お食事つき」です。音楽のライブも聴けて、なんと破格の4000円!押上観光のおしまいにいかがでしょうか?実はこの会場の天真庵も知る人ぞ知る名店なのです。

過去にここで何回かライブをやらせてもらったことがあります。
ブログ記事
ブログ記事(2011年)

特に2011年のほうの記事は思い出深いです。実は311震災直後の3月26日に演奏会をおこなったのが「天真庵」さんだったのです。

ほんとうに今考えると不思議な感じがしますが、あの当時は「こんな世の中が騒然としているときに演奏会なんて不謹慎だ」という風潮がありました。

天真庵の庵主である野村さんに電話。「こういうときだからこそ、演奏会をいつも通りやりましょう。ぼくたちもいつもどおりに店を開けますから」と。

そんな素敵な庵主さんがいて、天真庵さんにはいい空気が流れています。


ライブ自体のテーマは「うたとおどり」です。フェビアン・レザ・パネやハダメス・ニャタリ、ホルヘ・モレル…民族音楽?クラシック音楽?…ちょっとジャンルわけが難しい曲をやります。

ピアノの岸本麻子さんとはなんかいかデュオをやっていますが、ほんとうにリズム感のよい音をだせるピアニスト。

みなさま是非お越し下さい。

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「うたとおどり〜鈴懸の径」

2017年5月5日(金・祝)

19時開場 19時30分スタート 

4000円:おつまみ、ワンドリンク(日本酒、ビール、焼酎、 ソフトドリンクから)酒肴、蕎麦、珈琲付き

✴︎16名限定

お問い合わせ:天真庵(東京都墨田区文花1-6-5)

半蔵門線・地下鉄浅草線「押上駅」歩10分

090-2673-5217 

ご予約はメールにても承ります(tomikawaguitar@gmail.com)

出演:富川勝智(クラシックギター&エレキギター)、岸本麻子(ピアノ) 

世界中どこにでも「歌」はあります。そして踊りも。歌と踊りは切っても切れない関係があります。ショーロなどのブラジル音楽やガムラン音楽…いろいろな「歌と踊り」の世界をギターとピアノのために書かれたオリジナル作品を中心にお楽しみください。みなさんが今まで知ることがなかった新しい「うたとおどり」の関係が見つかるかもしれません。


演奏予定曲目:

フェビアン・レザ・パネ「織りなす魔法の踊り」

佐藤弘和「はかなき幻影」

ホルヘ・モレル「南の組曲」

ハダメス・ニャタリ「ブラジル民謡組曲」

など、、、 




 


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満員御礼!「二人の友〜フェルナンド・ソルの夕べ」@フレット楽器ヤマサキ

3/18(土)ですが、大阪にあるフレット楽器ヤマサキさんにて「二人の友〜フェルナンド・ソルの夕べ」というコンサートを行いました。

相方は大尊敬する岩崎慎一さん。私の「ソルの二重奏だけでどかーんと演奏会やりたいですね!」という馬鹿な申し出にも「いいねー!」といってくれる素敵な先輩。そして、ちゃんと「弾いてくれる」「音楽に豊かなものにしてくれる」素晴らしい演奏家です。

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プログラムは以下

ディヴェルティメント op.62

漸進的にして容易なる3つのデュオ op.55 ロシアの思い出 op.63


二人の友 op.41 第一歩 op.53
アンクラージュマン op.34 …さらっとこう書きましたが、前半だけで正味40分強。後半で正味40分。コンサートプログラムとしては重量級なのです。

当日のプログラムは岩崎さんが作ってくれました!
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ふたりの友はソルが友人アグアドと弾くために書かれた曲です。それにちなんで表紙はソルとアグアドの肖像画を!…いい雰囲気だー。

蓋をあけてみれば、フレット楽器ヤマサキさんに満員のお客様。これ以上ははいらないというくらいの来客でした。そしてみなさん最後までしっかりとソル作品を聴いてくださいました。

ソルの作品はやはり素晴らしいです。ソルに共通の語法、そして各曲の個性も今回実際に演奏してみて気付きました。今回で、ソルのデュオ曲の70パーセントはやったと思いますので、あと残りもやってみたいです。できれば二日間、もしくは二部構成で全曲やってみたいなあ、と。(どこか企画してくれるところ、立候補お待ちしております!)

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フレット楽器ヤマサキさん、お越しいただいたお客様、そして岩崎さん、今回はほんとうにありがとうございました。やはり、こういう「企画」に付き合ってくれる主催さん、共演者がいて、ちゃんと聴いてくれるお客様がいることはとても幸せだなあと実感しました。

まだ大阪滞在は続きますが…とりあえずは一山越えました。



 


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