ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

イダ・プレスティ

2019.8 新サイトOPEN!
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富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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プレスティ&ラゴヤ(最近のヘビロテ)・・・編曲譜

いままで数え切れないほどの曲をギターデュオで演奏してきました。
そのため普段から意識してギターデュオのCDを聴くことが多いのです。とにかく最近よく聴いているのがプレスティ&ラゴヤデュオです。

このCDは一見アレクサンドル・ラゴヤのソロCDに見えますが、、、、実はプレスティとのデュオの名演奏が収録されています。

L'Art De Alexandre Lagoya
L'Art De Alexandre Lagoya
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6枚組みです。実はラゴヤの独奏よりも、デュオが多く収録されています。しかも、結構珍しい曲がはいっているのがうれしいところ。

プティのトッカータ、タランテラ・・・などは最高にすばらしいですが・・・。

特に最近はまっているのが、ヘンデルのシャコンヌ。これは是非クラシックギターデュオに興味のある人ならば一度は聴いていただきたい名録音であり、名演奏。そして、なによりも名編曲なのです!

実はプレスティ・ラゴヤの楽譜コレクションがイタリアのベルベン社から出版されています。

このプレスティ=ラゴヤコレクションシリーズは現在日本では第4集まで入手可能です。この伝説的なギターデュオチームが実演や録音などで用いた楽譜を出版していこうというプロジェクト。実に長い間待望されていたシリーズなのです!

プレスティラゴヤコレクション


















1巻はヘンデル集。
2巻はバッハ集(平均律クラビーア曲集)。
3巻はバッハ集(イギリス組曲、フランス組曲)。
4巻はスカルラッティ・ソナタ集。


それぞれ、スコアと各パート譜が入っています(その分、ちょっとお値段が高めですが・・・)。

でも、ギターデュオを本格的に研究したい方は持っていおいて損はありません。編集はフレデリック・ジカンテ(※しかし、この人もものすごい仕事量ですね・・・)。信頼できるエディターであると思います。

それよりもなによりも、プレスティ&ラゴヤデュオの音色のすごさを是非聴いてみてください。

技術的にも音楽的にもすばらしいコンビネーションですが、なんといっても「ギターの音色の可能性」を感じることができるデュオという意味で希少です。二人の音色を聞いていると、しっかりと芯のある音をもとにしてその上で色をつけているという印象を受けます。

しっかりとしたギターの音を聴きたいという方にもお勧めのデュオなのです。

良い演奏を聴いて、研究です!クラシックギターは深いなあ!と思わせるデュオです。



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明日は大阪!&プレスティ

明日15日は大阪にて演奏です。「ホセ・ルイス・ゴンサレス追悼公演」です。

先週の九州での演奏にひき続き、同じメンバー&同じプログラミングで行います。

大阪は高校生のときの修学旅行以来…ということはもう15年以上も昔のことになるんですね。

午前中に新幹線で出発。昼頃に到着…会場に入ってリハの予定。もう既に2回同じプログラミングで行っているので、ちょっと気が楽です。流れがつかめていると演奏会って自然に「その世界」に入っていけるのですね。

委嘱作品「ALMA」の作曲者である藤井眞吾さんとお会いできるのも楽しみ!

というふうに演奏会の準備をしつつも、レッスンもあり…春らしい(?)動きのある日々を送っています。

話変わって…

現代ギター連載「セゴビア・アーカイブ細見」の資料チェックもやっています。この手のものは資料をあちこちから引っ張り出してこなくてはなりません。場合によっては音源(CDやLP)も聴きなおすこともあります。この作業をレッスンの合間や事務的な連絡の合間にやります。

4月号はモンポウ、5月号はバークリー、6月号はプレスティ!…魅惑のラインナップですね。

ちょうど、先日のレッスンでプーランク「サラバンド」を持ってきた生徒がいて、被献呈者であるイダ・プレスティの話題になりました。その生徒さんとのレッスンでは「献呈された人物について知っておくことは楽曲理解のために必要」ということでした。で、その後、6月号の記事で何を取り上げるか編集長と打ち合わせの際に、「プレスティは?」という流れになりました。

このあたりは何か「縁」を感じますね。

ということで、イダ・プレスティの伝記を今読んでチェックしているところです。イダ・プレスティはまさに「神童」でした。どのような教育を受けたかということも興味があり、上記連載の話題の範囲外なのですが、結構こまかく読みました。かなり音楽的に優れた環境にあったのだということが分かります。「神童」というと、なにか神がかり的なものを感じさせますが、モーツァルトであってもその「音楽的環境」がやはり彼の才能を開花、発展させていったわけです。最近、そういう方面にも非常に興味があるので、プレスティの伝記も、実に得ることが多いです。

14歳の頃の録音も聴きなおしました。上品さと音楽的な豊かさ…美しい音楽を奏でています。

プレスティは2次大戦後はアレッサンドル・ラゴヤとのデュオで世界的な名声を得ました。このデュオのレパートリーは膨大なものでしたが、近現代の作曲家にギターデュオオリジナル作品を多く書かせたという意味で、現在のギター界に大きく貢献しています。

話は戻って、今回のホセ・ルイス・ゴンサレス追悼公演においても池田慎司氏とプティの「タランテラ」を演奏します。

…ということで話がつながったところで。明日は大阪で演奏です。

まだ残席あるようなので、みなさまよろしくお願いします!(詳細は下記参照)

ホセルイス・ゴンサレス追悼公演(下記の場所にて、ホセ・ルイス・ゴンサレス氏に90年代に師事した3人のギタリストの没10年記念コンサートが行われます。出演は富川勝智、岩崎慎一、池田慎司です。東京公演のみ井桁典子さんも出演いたします。多くの方のお越しをお待ちしております!!)

詳細・チケット購入については下記をクリックしてください!

大阪横浜東京

 

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