ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

グルーヴ

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クリック&グルーヴ

先日、録音作業をしてきました。

初心者用の教本の録音です。ほとんど基礎テクニックです。

基本的にクリック(メトロノーム)に合わせてのレコーディング。

…これが結構、仕事とはいえ「練習」になりました。

四分60のカウントで、開放弦を弾く…ということがいかに難しいか?ということが分かっちゃいました(再認識ですね)。

エンジニア氏がいうアドバイス、「あ、そこ突っ込んでますね!」「4拍目焦ってます!」とかを聴きながら、プレイバックを聴くと確かにちょっとグルーヴが生まれていることがあります。クリックとジャストで発音していないわけですね。まあ、2回目には大概問題点はクリアーできるのですが、最近意識していない点だったことは確かですね。

録音を聴くと、実に発音のタイミングがジャストでないかが良くわかるのです。

MTR買って、練習してみようかと思うくらいです。とりあえず、帰宅してゆっくり目にメトロノームをセットして、クリック音と発音のポイントを基礎練習してみました。考えてみると、昔こういう練習良くしたものです。最初はジャストで発音。それができたら次は、メトロノームはセットしたまま、この音は突っ込むとか、遅らせるとか…そうやって「ノリ」をコントロールするトレーニングをしていたわけですね。

そういう基礎的トレーニングの大切さを、この録音作業を通じて再認識。やはりお仕事から学ぶべきものが多いです。

不幸なのは生徒達…このことを私が再認識してから、発音のタイミングをコントロールしていない生徒の演奏に妙に敏感になっています。このあたりのことに、最近のレッスンは厳しくなっているかもしれません(マイブーム?)。

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レッスン覚書ミニ〜2008年3月8日〜10日

  1. 4分の3と8分の6の差を体感させるために、アクセントをつけさせる練習は初心者には有益。しかし実際の音楽のリズム感をだすためにはアクセントだけでは駄目。あくまでも学習過程においての便宜上の処理であると考えること。
  2. pをアクセント的に使うことを学ぶことは、逆に言えば、pを交えると容易に弾けるところを敢えて使わずに弾くということを学ぶ…ということでもある。右手運指はこのように対比を考えて選択していきたい。
  3. 左手の形をセットする。これを意識して練習することがスムーズな演奏へのヒント。
  4. 小節をまたぐところで音楽の流れが中断する傾向は誰にでもある。小節単位の練習を終えたら、次はそれをつないでいく練習へと換えていくこと。この癖付けは重要。
  5. デ・ラ・マーサ「屋上」。音が複雑な曲なので、メロディーと伴奏の弾き分け(聞き分け?)がうまくいっていない。まずは単調ではあるが、メロディーをはっきり、伴奏を弱めに弾く。メロディーのリズムパターンが把握できたら、伴奏部に似ているリズムパターンがないかどうか探す。
  6. 音を弾くタイミングが表現へとつながっていく。テンポをつめる、後から出す…ということが結果としてノリへとつながっていくのである。ポピュラーにおけるグルーヴとはまさにこのことである。YMOのグルーヴを例に出してレッスンした。ギターにおいても発音のタイミングを完璧にすることがグルーヴ感(リズム感)を出すコツである。
  7. 左指の押さえ。指は曲げたほうが隣の弦に触れにくい。曲げすぎも厳禁。腕のバランス&手首の状態を常にチェック。
  8. 初心者のときは、右手ははっきり弾く癖をつける。そうしないと左手の押弦がうまくいっているか分かりにくい。
  9. トレモロでa指を跳ね上げてしまう生徒。もちろん小指も伸びきっていたりして…。そういう生徒には「えんぴつ」矯正器を使います。使い方は薬指と小指の根元に挟むだけ。トレモロをした時に鉛筆の先が床方向を向けばキチンと正しい動きをしているということ。これでしばらく練習すると、がらっと弾き方が変わる生徒もいるから不思議だなあ。
  10. 初心者の生徒にこそ、たくさんメロディーを弾かせたい。新しい調に入ったら、音階練習をして、そこから最低5曲くらいは弾かせたいなあ。そうすると運指がしっかりと頭にはいる。

 

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レッスン覚書ミニ〜2007年7月24日

覚書ミニです。

  1. 歌ってフレーズをチェックするときの母音と子音に注意。ティとドゥでは音のイメージが違ってくる。
  2. 右手弾弦時に指を自分の方向(顔)に向けて動かさないこと。腕のほうに指を動かすことが大切。
  3. ミスをなくすには、まず観察。自分の音を聴くことも「観察」の一種である。
  4. 同じ製作家の楽器でも、個体差がある。現役製作家の場合、「腕をあげた!」と思う作品に出会うとちょっと嬉しい。
  5. 表現を練りこむとき、「意味不明」の部分をなくすことが大事。初歩的な譜読みを間違っていることがあるので、長期間弾き込んだ部分こそ大事にするべし。
  6. ディアンスの曲はどんなに現代風に響いていたとしても、スタンダードな解釈のアプローチが可能。和声と旋律の絡み合いをどのようにして解いていくか・・・ある意味で古典に近い。
  7. ソルのkey=Eの曲。3度の音が決め手。シから始まって、次の音がソ♯かソのナチュラルか・・・。シだけでは調性は判断できない。音程感が感じさせる表現を心がける。
  8. ディアンス編フェリシダージ。とにかく全てを16分音符で捉えなおしてみる。細部にも「3:3:2」というリズムが内在していることに気づく。
  9. グルーヴについて説明。「タカティカ」「デュンガッダ」・・・いろいろと子音と母音を組み合わせて説明。

 

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ルネ・トーマ

ルネ・トーマ「guitar groove」
 
 
 
 
 
 
 
 
このギタリストはジャズです。
私の商売は「クラシックギタリスト」ですが、
聴くのはジャズとかポップスが多いです。
 
上記のギタリストはRene Thomasと書いて「ルネ・トーマ」と読みます。
 
大学生の頃、このCDを聴いて以来大ファン。
これを聴いて、ああジャズギターでも「コシのある音」があるんだ・・・と思いました。


Guitar Groove」というアルバムで、その名のとおりグルーブしております。アルバムジャケットもかっこいい!!

下北沢の中古レコード屋でLPを買いそびれたのがいまだに心残り・・・という一品でもあります。(というくらい、このジャケットが好き!)

夜中になると、これを聴きたくなります。オーソドックスなジャズスタイルですが、トーマの癖のあるノリがいい感じです。フレーズのアイデアも豊富で聞き込むと結構「緻密」なプレイをする人だな〜と感心するプレイヤー。

「ギターらしい」音で楽しめます。ピッキングのニュアンスまでしっかりと録音されていて、逆に今聴くと新鮮かも。こういうのに慣れてしまうと、今のジャズギタープレイヤーは「綺麗すぎて」聴けない。

 

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