ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

テクニックノート

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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テクニックノート講座、現代ギターで連載始まります!

クラシックギター学習者のバイブルと言える「ホセ・ルイス・ゴンサレス ギターテクニックノート」(手塚健旨訳/現代ギター社刊)。

我が師匠の著作であり、僕も20代の頃からずっと学び続けてきた本です。

実は「現代ギター」10月号からテクニックノートに関する連載が始まります。

今までもたくさんテクニックノートに関するワークショップや単発の講座をやってきましたが、とうとう講座を連載することになりました。毎回少しずつテクニックノートの内容を分析し、練習の仕方や本に書いていないことを書いていくつもりです。
10月号ではテクニックノートの紹介と右手タッチ中心に書きました。超基本的なことを書きましたが今回の連載記事を読んでいただくとこれから掘り起こすテクニックノート沼にハマるための準備ができますので、是非ともお読みください!

すでに11月号の原稿も完成間近。左手について書きましたが、これもテクニックノート沼にハマるための第一歩なのでお楽しみに! 「現代ギター」2023年10月号の連載「ホセ・ルイス・ゴンサレス ギターテクニックノート講座」(執筆:富川勝智)を是非お読みください。 https://ec.gendaiguitar.com/.../products/4910034811038 2023年9月22日、全国書店、楽器店にて発売 https://www.gendaiguitar.com/

打ち合わせで日本庭園(三渓園)〜知ることの連鎖

今日は横浜にある三渓園を訪れました。秋口くらいにこちらで演奏する予定なので、そのコンサートの企画プロデューサーと下見に行ってきたわけです。映像作家さん(演奏の様子を収録予定)も一緒。

お天気の良い日でしたので、とても気持ちいい。
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正直いうとプロデューサーさんから「三渓園」という場所のことは初めて聞きました。最初にお話をもらった時にこの三渓園というのを作った人が戦前の日本における「芸術家のパトロン」であることを知り、せっかくだから勉強してみるかーと。



こんな本を読みました。松方コレクションや大原美術館のことは知っていましたが、原三渓さんについては全く知らず。この本では原三渓さんについてかなりページ数が割かれており、詳しく氏の芸術への貢献を知ることができました。

この本から事前に予備知識があったので、期待度マックスでいきましたが、それを上回る「美しさ」!

場所自体が「美術館」なのですね。風景と歴史的な建造物が作り出す美術館。

今回は打ち合わせということがありましたので、のんびりと散策することはかないませんでしたが、時間ある時に個人的にもう一度行ってみようかなと。季節ごとの風景も楽しんでみたいなあーと。

そして、もう一度上記の本も読んでみようなんて思っています。

こうやって一つ仕事が増えれば、知ることが増えます。人生って知らないことばかりだし、まだみていない美しいものはもっとあるのでしょうが、やはり自分の周りから少しずつ発見していかないとなあーと。

午後は戻ってきて少し練習して、週末はワークショップもあるのでレジュメの下書きをして、夜からはオンラインでのワークショップ。

ホセ・ルイス・ゴンサレス先生が書いた「テクニックノート」の講座です。

SGFAシーズン3























テクニックノートをじっくりやりながら、受講生の方に伝える言葉を考えていると、やはりこの本は不快なあーと。今回の講座はあえて事前にテキストを作らずにやることにしました。自分の身体で覚えている感覚を(事前に)言語化してしまうと、この本を学ぶ人たちの身体感覚を奪うのかなあーという配慮です。

見る前に飛べ。

まずはやってもらって、少しずつ考えていく。そういう講座にしたいなと思ったのです。

実際、自分がやりながら「こういうことも気をつけてくださいねー」という感じで進めていったのですが、後で動画見返してみるとなかなかな発見が自分でもあるんです。

奏法っていうのは面白いし、奏法伝授の方法っていうのも面白い。何れにせよ、受講生の方の考える可能性を奪わないように余地のある講座をしていければいいなーと思っています。


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「ホセ・ルイス・ゴンサレス テクニックノート」について

今年になってから改めて「ホセ・ルイス・ゴンサレス テクニックノート」を見直している。



GG431 ホセルイスゴンサレス ギターテクニックノート
ホセ・ルイス・ゴンザレス
現代ギター社
2008-08-27



やはり”名著”だなあと。テクニック面において過不足がなく、丁寧にやっていけば自分の技術上(メカニック上)の弱点がわかる。先ほども朝練習していて、「ああーこういうの昔から苦手だね」なんて思ったりしてました。

こんな感じで今年からかなり意識的にテクニックノートをやり直しているのには理由があって、連載やレクチャー的なものをやらねばならないからです。

連載は今年の秋くらいから現代ギター誌上で行う予定。連載スタートまでしばしお待ちください。紙媒体ならではの内容となるようにじっくりと内容吟味しております。

レクチャー的なものはオンラインで。2023年4月からスタートします!

2021年からスペインギターフェスタメンバーでオンライン講座をやっておりますが、シーズン3もやることになりました。シーズン1、シーズン2とギター史を講義していたのですが、それはしばらく休んで、シーズン3はテクニック的なことをやりたいなあーと思って、テクニックノート講座をやることにしました。

SGFAシーズン3

















このオンライン講座ですが、Facebookのアカウントを持っている人であれば誰でも参加できます。年間で13500円!(4/30までの申し込み)。五名の講師の講義が受講できて年間13500円って…安い!

日曜ワークショップでも「テクニックノート講座」を年末にやることが恒例になっておりますが、毎月やることでより詳細にテクニックノートの使い方がお伝えできるのではないかと考えております。

テクニックノートに関してはその使い方だけでワンレッスン希望者が今までもかなりいましたし、講座関係も地方からの問い合わせも多いので、これを機会にみなさんオンライン講座申し込んでくださいね!

年末のテクニック大掃除!〜クラシックギターテクニックの総まとめ講座開催します

12月25日(日)午前9:30-より渋谷リフレッシュ氷川にて、ホセ・ルイス・ゴンサレス・テクニックノートの講座を行います。今年最後の日曜ワークショップになりますが、9月から11月まで毎月おこなってきた「テクニックノート講座」の総まとめ講座になります。

詳細はこちらのブログにて。

9月からほんとうにたくさんの方が参加してくれました。参加された方はぜひ、総まとめ講座に出席してみてください。各章ごとの関連や有機的なつながりを感じることができると思います。

一回も出ていない方も遠慮なさらず参加していただけると嬉しく思います。要点のみつかむだけでも意味のあることだと思います。 大きな山をみてから木をみること…そういう学び方もあります。

年末です。おうちの大掃除もよいですが、是非クラシックギターテクニックの「整理」=大掃除もしてしまいましょう。技術は濁っていきます。チリが積もらないうちに掃除しちゃいましょう!

年末の忙しい時期だと思いますが、是非!

詳細は日曜ワークショップのブログにてご確認下さい。 

テクニックノート…人生、急ぐ必要はないのだ!

11月13日は日曜ワークショップでした。テーマは「ホセ・ルイス・ゴンサレス ギターテクニックノート」。9月〜11月まで三回にわけて、全内容を通したことになります。

テクニックノートはこちらの本です。

 
簡単にいうと、タレガが築いた近代奏法とその後リョベートやセゴビアなどによって発展していったギター奏法のエッセンスを学べる著作です。とはいっても、詳しい解説は皆無。使い方によっては「最良のテクニック本」になり、使い方を間違えば「指をこわす」危険性もある。

ということで、この講座を企画したわけです。9月からたくさんの方が参加してくれています。
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今回の中心テーマはスラー。そしてセーハと和音の移動。

とくに和音の移動は…この著作最難関のひとつです。実はこの本の「和音の移動」の章にはホセ・ルイス先生が「これをやれば完璧に指板上の和音の押さえ方をマスターできる」という方法が書いてありません。ヒントをチラ見せ。
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もう、この写真みて、わかる人はわかるとおもいます。要はこの本に書いてるのはコードネームでいうなら「Cmaj7」の和音だけです。それを、ドミナントセブンス、そしてマイナーセブンス、マイナーセブンス・フラット5に変形させていきます。そしてひたすらに指板上で変形させていく。。。

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うーん、面倒臭い…おそらくこの章をこの方法でやっていくと、早くても2年くらいかかるかなあ?ということを講義でいいました。

受講生の方、「え?2年も?」という表情。そこでホセ・ルイス先生にレッスンを受けていたときのアドバイスを思い出しました。20代半ば、留学中の僕はなかなか進歩していると感じられる悩んでいました。

「なんだか全然うまくなっている気がしません」とホセ・ルイス先生に言ったときにこう答えてくれました。

「毎日練習しているんだろう?10年後、20年後に満足できる演奏ができればいいじゃないか」と。

…その通りなのです。急いではいけない。もちろん、だらだらとやる必要はないのですが、ひとつずつ処理して練習して習得していくしかないのです。テクニック練習もまさにそうなのですよね。

今回、スラーに関しても、セーハに関しても、「特効薬」はないのです。正しい指の動きを何度も繰り返し、無駄をなくしていき、身体の動きを効率よく使っていき…そして積み上げて、修正し、「かた」ができてきます。

今回ワークショップをしていて、ホセ・ルイス先生から習ったことや先生の教えが蘇ってきました。そして、「ホセ・ルイス先生が自分のなかにいるなあ」と感じることができました。

人生、いそぐことはないのだ!…そう強く感じました。そして、ひたすらギター毎日触るしかないなあ、と。

さて、次回の日曜ワークショップは12/25です。同じくテーマはテクニックノートです。9月〜11月までのまとめです。いままで出席したかたは「まとめ」しましょう。まだ出席していないかたも重要なエッセンスはお伝えすることができます。是非、出席してください。

12/25(日)渋谷リフレッシュ氷川 多目的室C 9:30-12:00です。詳細内容については日曜ワークショップのブログをごらんください。



 


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