アグスティン・バリオス・マンゴレ…パラグアイの生んだ天才ギタリストです。セゴビアと同時代に活躍しながら、一時期はギター史において忘れられた存在でした。
昔はそれほど興味ありませんでしたが、ここ数年ちょっと研究してみようといろいろと資料を集めたり、音源を聴き直したりしています。大聖堂やフリア・フロリダ、ワルツ3番、4番など、生徒がレッスンにもってくるものも多いので、その点においても研究はかかせません。
さて、バリオスの資料としては「とっても豪華な」本を入手しました!入手先は現代ギター社です。限定発行ということで、早いもの勝ちかも…。
(お値段2万4000円…高かった〜!…ので自慢しておこう…)
パラグアイ政府が全力を挙げて資料収集してまとめたもの。
バリオスの自筆譜(彼の運指つき!)が掲載されているのが、とっても貴重。
右手の運指が…実に興味深いです!
あと、彼が使用したサンフェリューのギターの細部に渡る写真も実に素晴らしい!(楽器としてのグラビアとしても貴重です!)
まだパラパラっとしか見ていないのですが、細かく見ていくと多くの発見ができそうな本です。とにかく大判の本です。直筆譜なども見やすいです。
この手の資料は「手に入るときに購入!」が基本。楽譜と一緒です。お金がかかるし、度胸(?)も入りますが、後で「あの時買っておけばよかったなあ〜」と思うのは悔しいですし、買えば勉強しよう!という気になります。(もとをとらなきゃなあ…という貧乏根性ですね)
ということで、バリオス関係の資料を整理してみました。
左はサニボンから出ている、アリリオ・ディアス編のバリオスピース。なんだかんだいって、バリオス復興のもとになったのは、アリリオ・ディアスがいたからです。
ある意味で、バリオス直系の彼の運指は非常に参考になりますし、実践的なものです。
左は日本での定番、全音の全集。ヘスス・ベニーテス編です。運指や音に「?」という部分はあるものの、入手しやすさと見易さという点では、とても良い出版物だと思います。
プロ向けのものとして、昔から愛用されていたのが、ストーヴァー編。昔はばらばらにピースで出ていましたが、その新編&集大成がこれです。
直筆譜、録音、出版社による相違などもしっかりと明記されており、編集方針に好感がもてます。
編者であるリチャード・ストーヴァーの熱い思いが感じられます。資料を集め「決定版」を作るのは並大抵の努力では、できません。
バリオスの自作自演CDもおまけについていて、お買い得感がありますが…なんだかんだ2冊で15000円程度した、という記憶があります。
ストーヴァーによる、バリオスの伝記です。
バリオスのアーティストとしての研究にはうってつけ。その人の音楽をしるためには、どのような音楽に影響を受けたのか?…どのような人と交友関係があったのか?…などを知ることが大切です。
気になることがあると、たまに引っ張り出して読みます。
資料というのは「落穂ひろい」のようなものです。全部見たからといってすぐに役立つことはない…。でも、あるときいろいろな要素が結びついて「こういうことなのかなあ?」という結果が見えそうになるときがありますね。こういうのが楽しい。
ということで、バリオス豪華本登場!…嬉しいですね!!




