ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

ファリャ

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教室会報第3号配布中!&文体

さて、やっと連休も明けて、タンスマンの記事も書き上げました。

そのような記事を書きながら、ふと「そういえば、昔現代ギターに連載していた“マヌエル・デ・ファリャの生涯”(全12回)の原稿、どこにいったっけ?」とPC内を探索。なんとなくざっくりと読みたくなって、プリントアウト…うわあ、膨大な量だなあ…!!

今読み返してみると、新鮮です。ついでにその前の連載「アルベニスの生涯」の原稿も読み返しました。文章というのは、実に面白いです。何が面白いかって、自分の文体の変化が面白いのです。

アルベニス=かなり翻訳文体(いわばハード)

マヌエル・デ・ファリャ=結構一文の量が少ない。読みやすさ重視。

現在(セゴビア・アーカイブ)=結構ラフに書いています…。

 

…という感じで面白いのです。アルベニスの生涯を現代ギターに連載していたときは「あれは翻訳ですよね?」といわれたことがありました。そのくらいハードな文体だったのでしょうね。

そんなことを思いながら、連休中のもうひとつの仕事、教室会報の作成。

これです!第3号


会報3号
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こちらは、生徒さんが寄稿してくれた文章を雛形に流し込むのが中心の作業なので、割合スムーズですね。こういう生徒さんの文章にも「文体」や「流れ」に個性があります。

実は当教室会報には連載執筆者が2名います。

一名は「CD紹介」…今回は山下和仁小品集。人気記事です。生徒さん数名から「あのTさんの記事読んで、買うCDの参考にしています!」といわれたくらい…。

もう一名はM君の記事…彼はプロ志望なのですが、その修行中の“悩み”を切々と書き綴っています。

で、今回海外の新聞の特派員であるKさんが寄稿してくれたのですが、この文章が実にすばらしい!…日本語が…しっかりしているし、論理展開も見事!…ああ、プロだなあ、という文章。

という具合に会報作りも楽しいものです。なんでも、やってみるもんですね。

(教室内でのみ生徒さん限定で配布中です。OB、OGの方はメールくれれば郵送します。)

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SP時代の巨匠をレッスンで聴く

最近、レッスン時に参考演奏を生徒とともに聴くことが多い。

主に、リョベートとかセゴビアとか、ちょっと渋めだが、イダ・プレスティとかルイゼ・ワルカーとかのSP時代の音源である。

かつて国内版でも「黄金時代のギタリストたち」「リョベートとその弟子たち」という好企画盤がEMIから世に出ていたが、あっという間になくなった。解説も詳細であり、音質も良く、非常に内容の濃いものだったのだが、残念である。私が大学生のときに購入したものなので、現在入手はかなり困難であろう。

いちおうアマゾンのリンクをはっておく。

「黄金時代のギタリストたち」

「リョベートとその弟子たち」

セゴビアの若き日にも多くの優れた奏者がいることが分かる。セゴビアのSP時代の演奏は現在ナクソスから出ているので、それと比較すると面白いのである。そして、勉強になる。

リョベートと比較すると、やはりセゴビアの演奏は非常にすっきりしており現代的だったと分かる。

上記の「黄金時代の・・・」には現在ギターデュオの定番曲である「スペイン舞曲」(ファリャ)のプジョール&クエルバスの演奏が収録されている。おそらく現在でもほとんどの人がプジョール編をもとに演奏している曲だと思うので、是非この本人による演奏は聴いてみるとよいのだが・・・。

いい意味でやはりこの本人の演奏は「プジョール編」の良さが良く出ているし(当たり前だが)、作曲家ファリャの音楽性をよく伝えていると思う。これは聴くたびにそう思う。

 

また、この当時のギター演奏家はガット弦を使っていたので、音に独特な質感がある。ルバートやレガートなどはなんともいえない色気がでる。現在の奏者には欠けている何かがあるのだ。特にリョベートの演奏などは、音のつなぎ方の妙技を堪能できる。

・・・このような音源を聴きながら、生徒とともに「ギターらしさ」とは何か?を考えるのは、とても楽しい。

そして、その「らしさ」を真似しようとしたとき、かつての巨匠達の技術レベルの高さに驚くはずである。

 

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2006年概観〜執筆

今週はレコーディング&編曲。そして昨日はライブ。

今日は朝から晩までレコーディングの編集作業でした。

(とはいっても半分居眠りしながら確認していただけですが。あとはエンジニア氏の孤独な作業でした。)

 

今から、まだ文章をかかねばなりません。ファリャの生涯です。これを書き上げれば、今年の仕事は全部終わり!。

 

ということで、「2006年概観」〜執筆活動について・・・です。

ことしも現代ギター誌にて連載を担当しました。「マヌエル・デ・ファリャの生涯」です。来年までの予定です。このために購入した資料費は馬鹿になりません。おそらくもらう原稿料よりも高い・・・。アルベニスの生涯を連載したときもそうでしたが、資料代というのは高いですね。とにかく洋書&古書になってしまうので。

とにかく、今後もスペイン関係の音楽史についての研究は続けます。かなりのネタがありますので、一生続きそうです。マイペースで続けます。

 

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執筆と雨と辞書

雨ですね。とうとう梅雨なのでしょうか?

ファリャの締め切りが近いので、最近せっせと書いています。

雨だとあまり外出する気分にならないので、ひきこもれます。そういう意味ではいいですね。

締め切り近くにならないと書かないタイプなので・・・そこが問題です。資料は折りをみて眺めています。簡単にメモをとったりとか、付箋を張ったりして。

で、書き始めてみると、いろいろと調べたいことが出てくるものです。でもその全てを紙面に書くと、字数がオーバー・・・。結局必要最低限の情報しか載せられません。

マヌエル・デ・ファリャの生涯については、日本語の資料がほとんどないので、このあたりも大変です。これまでも、現代ギター誌では様々な連載をやってきましたが、ほとんどが英語、スペイン語、フランス語の資料なので、それを読まねばなりません。

昔、ドミンゴ・プラトのギタリスト辞典を訳していた際には、ラテン語も頻繁に「原文ママ」で出てきたので、そのおかげでラテン語文法書と辞書も購入してしまいました。まあ、老後の趣味にでもしようかと思っています。

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