- こどものレッスン。とにかく教える側本人が「おお!この曲かっこいい!」とか「きれいだなあ」と思っていないと、こどもの気分も楽しくならないし、結果として練習意欲が沸かないようだ。教える側の気分は見事に教えられる側に伝わっている。特に子供はそういう共感能力が強い。
- ある意味、こどものレッスンでは、こちらが「音楽バカ」に徹することが大事なのかもしれない。技術練習もスポーツ感覚でやると楽しくやってくれることが多い。
- 運指で、弾きにくいにもかかわらずPなどが指定している場合は、やはり「Pの音色」が欲しいのだな・・・と考えること。右手各指の音色の個性をしっておくべし。
- 武満編イエスタデイ。音の伸びをしっかりと意識。そしてテンポ設定も早めになっていることにも注意。テーマのメロディー冒頭がオクターブ下で示唆されている部分は、それまでの流れを考えてみても、非常に「!」な部分。印象深く弾く事。
- ブローウェル。シンプルエチュード18番。符割りは難しいが、非常に美しい曲。装飾音の意味をしっかりと考えること。あとは基本的に1拍目に向っていくので、それをまとまりとして意識して、しっかりと打点を意識すること。liricoのニュアンスも大切に。意味をしっかりと考えることがポイント。あとはハープ風に弾く指定がある部分も見逃さず。逆にいうとこの観点から左手運指を見直すことも可能ではある。
- pのタッチ。低音から高音でpオンリーで弾く場合のフォームに注意。指を伸ばさないとこれができないという人が多いが、通常のフォームで行なうことができないと、演奏中にタイムラグが生まれることが多い。pのアポヤンド練習をしっかりと行い、スムーズに動作ができるように研究しておくこと。
- 半音下降や解決している部分。これらの部分をゆっくりとしたテンポで「聴取」できるようにすることが先決。そしてそれを適切なテクニックで表現する。表現に関わる部分を「聞き逃さないこと」。ゆっくりと弾くと表現はきっちりとできるが、あるテンポ以上になると「耳が追いついていない」人が多い。そういう人は他人の演奏も「表現や和声の変化に耳がついていっていない」ことが多い。
- セゴビア編ソル13番。半音の変化に敏感になること。ポリフォニックに書かれていることを忘れて縦の和声でのみ処理すると中間部の部分で「これはメジャーコードだ!」と勘違いしてしまう。徹底的にポリフォニーを意識することだ。
- 譜面は「読む」ことが前提。指を覚えてはいけない。徹底的に単旋律を勉強すること。それから2声、3声と増やしていくこと。特に初心者には、このプロセスは大切である。同時に和音の感覚を養っていくことも大切である。
- 独学者で多いのは、音階をドからドまでぐるぐると何回も指で覚えてしまうこと。実際の旋律ではドから始まるのではなく、途中の音から順次進行していくことも多い。なので、各音から始める練習をしておかなければ意味がない。例えば、ミからミまで。難しくいうとモードの練習ということになるが・・・。
- プランティングはやはり重要な基礎となる。基礎を見直す場合、すべての曲をプランティングで再検討することがタッチの安定感を見直すよいきっかけとなる。
- 身体的な長所をもっている場合がある。女性だからといって「力がない」ということで短所とはならない。「柔軟性」は充分な長所となる。指の長さはそれほど問題とならない。
- 初心者でなくても、中級者が上級者になりたいと思うのであれば、2分程度の長さの曲をできるだけ多くこなすほうが書法、調性、形式、リズムにおいて多数のパターンをこなすことになり有利。10分程度の曲を2ヶ月かけて「弾きとおす」よりも、2分程度の曲を2ヶ月で5曲程度「音楽的に考えて」勉強するほうが、実力がつく。
- バッハ。チェロ組曲。セルを探す作業。最小単位の音楽的な要素をしっかりと考えると、それが潜在意識に残って音楽の流れのなかで重要な役割を果たしていることが分かる。そして、それをしっかりと意識して練習、分析すること。
- タンゴらしいリズムのプロポーションがある。楽譜どおりに弾いてもそれは再現できない。「らしく」ならないということ。
- 古典曲ではそう書いていなくてもシンコペーションの部分がある。しっかりと聴き、耳でつながっているかいないかを判断。
- 「基礎というものをやりなおしたい!」という人はすぐに「もっと簡単なものをやれば段階的にうまくなるに違いない」と思い込むものであるが、そんなに簡単なものではない。まったくの初心者であるならばともかく、現在「読譜」はある程度の実力があるのであれば、その水準をキープすることも重要である。基礎から・・・と短絡的に考え、単旋律の「ちょうちょ」や「メリーさんの羊」で読譜力はキープできるとは思えない。なので、しっかりと今やっている楽曲でテクニック面などを見直すことを考えてもらいたい。
- アストゥリアス。左手の運指は、考えてみると意外に弾きやすくなる部分が多くなる。準備などをしっかりと考えてみよう。
- メトロノームに合わせる・・・というと点が発生する瞬間ばかりを意識しがちである。特にデジタル式のメトロノームを使用しているとそういう感覚になってしまう傾向がある。テンポというものが自然な運動であるということを意識して、ボールのバウンドでもなんでもいいので、具体的な(物理的な)運動として拍を捉えることが大切。その上でメトロノームを使用すること。
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