ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

レッスン覚書

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レッスン覚書2017年2月18日〜2月22日

1:やり方を教えてもらっていないと受け身になる。他の教室で学んだ生徒さん、、、そういう受け身の方が多い。受け身は癖になる。

2:もし技術解決や表現実現のためのツールを学んだならば、自分で応用してみること。そしてそれが正しい道具の使い方なのかをレッスンで確認すること。それが「本当のレッスン」。

3: ある程度、弾きこなした曲や発表会やコンクールでかけた曲。寝かせるということは大切。寝かせることで熟成することもあるが、新鮮さを取り戻すための時間とも言える。

4:レパートリーとなった曲は毎日弾き続けることでマンネリになる場合もある。1週間に一度程度さらうことで、抜けている部分などがわかってくる。イメージがしっかりとできていないところや練習不足の点は暗譜していたとしても抜けが顕著になる。

5:グラナダ。長く伸ばす音。強く音を出すという音量のイメージよりも、「音を前に出すイメージ」。

6:ディアンスのサウダージ二番。なかなかよい曲。

7:ディアンス。他界してレッスンにもってくる生徒増えた。

8:ブローウェルのシンプルエチュード15番。珠玉の名曲。1弦2弦上でのメロディーの歌わせ方は当然だが、特筆すべきは2ページ目の3弦上でのメロディーの歌わせ方。名器シンプリシオで若き頃名ギタリストであったブローウェルらしい作曲である。ギターの「おいしい点」を熟知している。

9:シンプルな基礎練習。自分の知っている限りのことを「注意」して行う。いずれがそれが歯磨きのようになってくると、よいね!

10:カルカッシギター教本のエチュード。リズム、和声、旋律…いろいろと考える。たくさん試して、表現の可能性を感じる。そのためのエチュードともいえる。

11:基本的な和声分析ができてくるだけでも、表現に立体感がでてくる。 

12:バッハの山型音形、谷型音形。三音でつくられるこれら二つを意識するだけd音楽の構造が見えて来る

13:装飾音が置かれているところは「強調」点。そこへ向かっていく意識をもつべし。

14:音高ばかりを意識してダイナミクスをつけてはならない。

15:コンクールに通るコツ=審査員に文句をつけられない演奏をすること

16:久々に弾いたときの演奏が、その人の実力。

17: ヴィラ=ロボスのプレリュード全体になんとなくストーリーが見える。そのくらい一曲ずつのキャラクターがしっかりとしていると言える。そしてそういうキャラが見えてくると一曲ずつの表現の目処がたってくるだろう。

18:ヴィラ=ロボス、プレリュード3番。doloridoとmolto adagioのニュアンス。悲痛な感じをフォルテでスタート。この表現は「絶叫」に近いものかもしれない。ただし内的な叫び。叫んでも叶えられなかった望み=絶望。そしてadagioという「細心の注意を払う」ニュアンス。このふたつの情感やテンポ感が表現できるとよい。

19:ヴィブラートは倍音のコントロールである。基音にたいして、どういう倍音をプラスしていくか。考えるべし。

19:楽譜を見て演奏する場合(視奏)は「どこをみるか」ちゃんと決める。楽譜をみるのか手をみるのか決める。暗譜の場合も「どこをみるか」ある程度決めておくこと。 

 

レッスン覚書2017年1月30日〜2月16日

1:ソルのエチュード。古典的に「1:1:2」比率でフレーズが書かれていることが多い。

2:古典。小節線で和声がかわる。小節線をまたいでの同音反復は「非和声音」のことが多いというルールはこれが由来。

3:音高があがっていくフレーズはクレッシェンドでもよいが、和声も考えること。ラーシードとあがっていくフレーズ。Am-E7-Amという和声であれば、最後のドのフレーズはすこし「音量小さめ」でもよいかもしれない。

4:マルサグリア「白鳥の歩み」。トリルの取り扱いの曲としては秀逸。

5:夢〜マズルカ。終わった部分からスタートする感覚を。B部分(マイナー)を弾いてみて、もどることをイメージして曲を開始するとうまくいく。

6:コードを覚えるのとクラシカルな読譜が綺麗にリンクしてくる瞬間…なかなか味わい深い。ポピュラーだけを習っていては経験できない感覚だろうな。

7:ミランの譜本の最初の10曲だけでもなかなか手ごわい。だが、名曲多い。ギタリストの人は6つのパヴァーヌの印象が強すぎてミランのポリフォニック楽曲の凄さに気づいていないかもしれない。

8:和音の特定の音だけピックアップして強く弾くことはクラシックギターでは当然である。これは実は鍵盤楽器よりも難しいかもしれない。

9:ヴィラ=ロボス、プレリュード3番。和音の弾き方の可能性。セゴビアとヴィラ=ロボスの邂逅時の逸話をしっているといろいろ見えて来る。ギター史を知ることって大切。

10:ヴィラ=ロボス、プレリュード4番。最初のチェロ的なフレーズの終止のロングトーンは和音の「倍音」で補強する。

11:ヴィラ=ロボス、プレリュード4番。途中のアルペジオで1弦開放を鳴らし続け「ドローン」効果。「テンションコードと捉えること=ドローン」ではない。

12:シュナイダー、青春。イントロのイントロらしさ。実際の曲にはいってからのインテンポ感と変化をつけるとすれば、大げさに「エンジンをふかすように。

13:ベースの「導音」はアポヤンドをかけることによって、音量がかわる。同時に意識がかわる。

14:タレガ、夢〜マズルカ。冒頭のテンポ設定丁寧に。

15:長調と短調のテンポ設定。長調は「アップ」、短調は「ダウン」。テンポは歩みなので歩幅で考える場合もある。いろいろな設定な仕方があるので、最低でもテンポ設定の方法は3種類はあるとよい。



 


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レッスン覚書2017年1月15日〜29日

1:バッハのフレーズ。フレーズよりも小さい「セル(細胞)」を発見しましょう。2音〜3音の小さい塊。

2:バッハの曲、分散和音なのか、音階的なのか、分けるべし。そこから「セル」をさがす。

3:ソルはとてもバロック的なアプローチをとることがある。同じ和声でメロディーでもすこしだけ変奏する。その変奏の仕方がとてもバロック的。ディミニューション的であったりする。

4:曲集。通常は簡単な曲から大きな曲へとなっていく。大きな曲は実は「繰り返しが多い」。たとえば、a-b-a-b-a-c-aという構成であれば、実際に練習するパーツは少ない。その意味では怖がる必要はない。

5:身体操法について若干解説した。身体は固定されてはいけない。あるアクションがおこったときに、全身は連動していく。動くべき部位を固定すると「硬直」をがおきる。硬直が恒常化すれば障害へとなっていく。

6:演奏姿勢はシンメトリーである必要はない。

7:「テンポを詰めていくこと=走ること」ではない。

8:普通に歩いていて、「あ、少し急がないと電車に間に合わないな」というときに、本当に焦っていたら走らなければならない。でも毎朝通勤時に走っていたらバカでしょ?…という例え方。あ、やばいなーと思っても「少し気持ち早めにあるいている」という感じが「前向きなテンポ」の意味。

9:禁じられた遊び。一息でメロディーを歌う…という感覚がわかるとテンポが設定できる。

10:音楽は何を表すものなの?…という問いに自分ですぐにシンプルな答えをだせるようにしておくこと。それができないと、迷う。

11:プロギタリストの左手のウォーミングアップで、ゆっくりとスラーをしているのをよく見かける。ゆっくり押さえ、ゆっくりと指を弦からはなしていく。指の「はこ」を作っていくのに最適なウォーミングアップである。

12:19世紀の楽曲に、バロック時代のディミニューションを見出すことができる。そうすると装飾音の適切な演奏プロポーションをチェックできる。その意味で、オルティスの「変奏論」は必携であり、ある程度自分で弾いて「感覚をつかむ」ことは大切。

13:夢〜マズルカ。三拍子感をキープ。実際に生徒さんに三拍子を振ってもらい、周期を感じながらやってもらう。だいぶ掴めてきたようである。

14:上声部と下声部でリンクしてクレッシェンド、デクレッシェンドをかけることができる楽曲は苦労しない。

15:基本的にクラシックグリップはギター「独奏」という分野では汎用性が高い。エレキギターなどのソロだけ弾く、ネックが細く和音もシンプルなものを使う場合はカントリーグリップがふさわしい。

16:指を均等に使うクラシックグリップは一見力みを生むように見えるが、きちんとコントロールされてトレーニングされていけば「汎用性」の高いフォームとなる。それを身につけたことがない指導者に「クラシックギターの左手フォームは無意味で不自然だ」と言う筋合いはない。

 

レッスン覚書2016年12月1日〜12月10日

1:和声のドミナントートニックだけの世界だけで緊張緩和の小さな枠組みを作る。そこに旋律の流れによる緊張緩和の世界もある。木もあるし森もある。

2:コンクールに通るための方法はある。だが、それは決して音楽表現をおろそかにしたものであってはならない。王道の音楽表現を貫き通しながら、「欠点をできるだけ少なくする」という方向を取らねばならない。

3: トレモロの右手運指パターン6種。aで弦を狙いにいく、mで弦を狙いにいく、iで弦を狙いにいく…というための練習。例えば、p-amiという運指の場合はaで弦を狙いにいったあとは惰性でタッチしている場合が多い。様々な運指パターンで練習することにより、各指が弦を狙っていくタッチを獲得できる。

4:音量の強弱になやんだら、楽譜にクレッシェンド&デクレッシェンドを記入。クレッシェンドの先にはそれ以上の音量増大はないし、 クレッシェンド開始前は音量を落としておかないといけない。

5:テヌートは持つこと。リテヌートは下から支えて持ち上げること。

6:速く軽やかな指の動きをマスターするためには、机の上などをタタタッと叩く練習が有効。アクセルを踏むように徐々にテンポ上げていくだけの練習では最終的なスピードアップは達成できない。

7:アルペジオはプランティングとノン・プランティングの練習を比較しながら行うこと。

 

レッスン覚書11月1日〜11月10日


1:旋律の頂点は「踊り場」のイメージをもつとうまく表現できる場合が多い。階段登って、しっかりとたどり着くこと。丁寧に最後の段を登る。

2:弦交換の目処は、低音弦の白銀色が茶色に変色してきたら。ほかにも替え時はあるが、だいたいはこれが目安。

3:端折ってはいけない。とりあえず全ての音をテヌートで弾くくらいの気持ちで最初は通してみるとよい。

4:パガニーニはギタリストでもあったのです。ヴァイオリン奏者としてはイメージ戦略を使った最初の音楽家。

5:どこからでも弾ける様にきておくこと。レッスンがはかどる。これができないとレッスン時間が無駄になる。


6:どこからでも弾けるということは初見力があるということである。


7:クレッシェンドするとテンポも上がってしまう症候群。ロッシーニ型クレッシェンドできません。


8:ブエノスアイレスの四季。パンドネオンのロングトーンをどう表現するか。音色感を確認。


9:ロングトーンはギターという減衰楽器ではなかなかリアライズできない。持続する気分とロングトーンあとの音量の入り口のコントロールが肝。


10:他の先生に習っていた方の悪癖を直すのは「脳内洗脳」をとりはらっていく作業。ナチュラルでシンプルな身体の動きをギターで失ってしまった人が多い。


11:手相の意味が分かれば「手を正しく使う」ヒントが得られる。ちゃんと手を使えている人は仕事ができるイコールお金が稼げるイコール幸せになれる、というロジックから手指の線の意味を考えてみよう。

12:pのタッチ。pの動きは手腕全体の位置と関連している。4弦が弾きやすい手全体の位置、5弦が弾きやすい手全体の位置…いろいろある。そう考えていくと4弦と5弦が弾きやすい位置というものもある。そのあたりを試行錯誤して見つけていくことが大切。

13:フレーズ。拍とかリズムグループにしばられすぎるとレガートさを失う。

14:とあるプライベート発表会で最高の気分で弾けたという生徒。フロー状態で今まで最高の演奏ができたという。教師冥利につきる。

15: 単声部に見えるアルペジオでも、声部わけの可能性を探っていくこと。じゃあ、最初から声部わけて書いてくれればいいのに!と思うが、プレイアビリティや読譜の簡易性、声部わけの曖昧さを意図的の残す記譜法であることも考慮。

16:音色は「国語力」。反意語をみるける。明るいー暗い。閉じているー開いている。もっさりしているーすっきりしている…いろいろある。そして音色を作っていく。 





 


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