自分で表現を「考えていく」というのはなかなか難しいですね。
実はレッスンで「あ!うまく弾けた」とか「おお、いい音楽になったなあ!」って思ってもうまくいかない方が多いと思います。
その理由は簡単です。自分で技術上や表現上の問題解決のシステムを持っていないからです。
たとえば、技術であれば「どうしてこれができるようになったのか?」という理由を自分で言葉で完璧に説明できること。表現であれば「どうして、こういう感じのいい音楽表現をつけられるようになったのか?」という理由…それを説明できないといけません。面倒くさい言葉でいうと「抽象化」といいます。
「ルール」的なものをもっていれば、自分で技術を解決できたり、表現をつけられるようになっていきます。先生がいなければ「うまく弾けない」「いい音楽にならない」というのは、困ります。良い先生であればそういう道具を与えてくれます。
まずは道具。それがあれば「作っていけるもの」があります。あとはひたすらに道具を使っていくことです。たまに失敗することもあるかもしれませんが、つかっていくうちに、使うべき場所や使うべきタイミングなどがわかってきます。
表現法のツール(道具)をとりあえず与える講座を先月からやっております。
日曜ワークショップ 9:30-12:00→表現法講座part2(詳細)
日曜ワークショップで「音楽表現法」についてのワークショップを行っています。三ヶ月連続の講義で、一回目は「概論」、二回目は拍節感とリズム、三回目は旋律について扱っていきます。
まずは一回目で「そもそも音楽表現ってどういうものだろう?」という点を考えました。二回目である今回は、リズムは拍節感(メトリック)そしてパルスなどの用語を整理していきます。
表現を自分で考えるためのツールを与えます。いままで、たくさんのコンクール志望者をレッスンしてきましたが、誰もが使いこなせる道具です。素直に先入観なくゼロから学んでいけば、最後には「西洋音楽の美」を作るための道具を習得できていることでしょう。
詳細や場所などはこちらをチェックしてください。
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