ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

作曲

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

曲作り〜話すこととイメージ

先日、4月6日は作曲家&作詞家の久保田洋司さんとのイベントでした。

The 東南西北の方です。ご縁がありまして、仲良くさせていただいております。まあ、すごい人ですよ、ほんとに。松田聖子さんに曲書いていたりとか、作詞家としてもすごーい人に作詞を提供しております。まあ、詳しいことはウィキペディアでも参照してくださいませ。




で、今現在、駒澤大学駅にあるエムズカンティーナというところのイベントで「久保田さんと曲づくり」をメインでやっております(最初はただのトークイベントでしたw)。そうです、クラシックギターの曲を作っているんです。


インスタ見るとわかりますが、久保田さんが曲アイデアを出してきて、それを僕がクラシックギター的にアレンジしていくという流れでやっています。

4/6で5曲めのアイデアを練りました。それをお客さんの前であれこれ話しながら作っていくんです。雑談の中で、「はあーなるほどー」というイメージが出てきたり、久保田さんが「ここはこんなイメージでね」みたいなのが、とても楽しい。

舞台上でブレインストーミングしている感じです。

で、アイデアをもらって、次のイベントで僕が仕上げたものを発表みたいな流れでやってます。

個人的な「とってもクラシックギターの仕事とかけ離れていて」とても楽しい仕事の一つです。何よりも「ものを作る」ってやっぱり人との関わりが楽しいんです。一人だとイメージわかないものが、二人なら落とし所が見つかる。曲を作っていくのもやはりその辺りが面白い。久保田さんと話していると、この人は「イメージ力の権化」だなーなんて思います。とりあえず、12曲くらいできたらレコーディングする予定です。

次回のイベントも決まりました。6月8日です。言葉では説明するのが難しいですが、面白いイベントなので「音楽家富川勝智」に興味のある方は是非おいでください(”クラシックギター”をイメージするとがっかりするかもw)。ちなみにイベントタイトルは毎回アドリブで久保田さんがつけてます。タイトルの割には真面目なイベントです 苦笑。

20230608


作曲するということ〜Siete Nochesについて

たまーに作曲します。たまーに仕事のこともあります。

昔、バンドをやっていたとき曲作っていましたし、ポピュラー楽曲の作曲家の卵(?)のようなこともやっていましたので、曲を作るのは嫌いではないのです。

クラシックギタリストとして活動をはじめてから、教本を書く仕事などもしていますが、「全部オリジナルのエチュードでお願いします!」と言われたものもあります。シンプルですが、作曲といえば作曲ですね。

これです。初心者のために簡単なエチュードを書くのはものすごい勉強になりました。

楽しく弾いて即上達! 大人のためのソロギター入門(講座対応CD付)
クチコミを見る

あとは、J−POPのアレンジなどもシンコーミュージックさんやヤマハさんの仕事をかなりやってきました。それもある意味「再作曲」に近い作業です。やはりソロギターのアレンジは横の流れ、原曲のリズムの抽出と再処理が必要ですね。

その意味で楽譜のなかで構成=コンポジションしなければいけません。つまり作曲に近い作業ですね。


クラシックギターのためのオリジナル楽曲はデュオですが、これがあります。とあるイベント用に書かれたものです。できるだけシンプルに書いた作品です。

 
作曲のネタは3日に一度くらい、ふっと浮かびます。簡単に楽譜にスケッチしてたまに自分で多重録音したりします。また、和声や対位法などで「うーん、これは実際に応用してみないと分からないなあ」などというときも、理論から音をくみ上げてみることがあります。

で、最近も作曲したのですが、それは面白い経験でした。

これです。Siete Nochesという曲です。クラシックギター4台のために書きました。

練習中の動画ですね。

今週末のイベントにギターを勉強中の彼女たちが演奏するので、「なにか曲を選んでほしい」と頼まれたのです。既存の曲でも良かったのですが、各パートとしてはシンプルで、且つ若く才能のあるギタリストの卵たちに何か刺激のある曲はないかなあ?…と思ったわけです。

実は彼女たちの選曲を頼まれる2日ほど前、ふとある「メロディー」が浮かびました。リズムもなんとなく。

そしていつものように楽譜にギターデュオを想定してスケッチしておいたのです。でも自分の頭の中のイメージを全部盛り込むと「演奏不能」の楽曲になってしまうのです。でも、とりあえずそのスケッチだけは残しておきました。

そして、若いギタリストの卵4名のために選曲を頼まれたとき、このスケッチを4台のギターのためのギター室内楽作品にしようと考えたわけです。

自分の頭の中にあるイメージをほとんど入れることができました。

各パートの横の流れが大切です。縦の響き(ハーモニー)は実はあまり意識していません。クラシックギター4台で「拍節を感じながら」「楽譜通り正確に弾けば」私の脳内のイメージは表出するのだろうと思いました。

しかし、自分で多重録音をしてみましたが、やはりほかのパートを意識しすぎてしまいます。でも、各自が同じ時間軸の中で「ほかのパートに依存しすぎず」正確に拍節を意識しながら演奏すれば、私の頭のなかにある音楽は実現可能だという確信はありました。

なので、彼女たちのリハーサルの場に行ってみたのです。そして録画したのが、上記の演奏です。

…面白いものです。自分が演奏した多重録音より、彼女達が演奏している音楽のほうが私の脳内イメージに近いのです。

作曲というのは、そういう面白さがありますね。

地道に続けていきたい作業ではあります。

富川勝智

Facebookページも宣伝


 


BLOGランキング(一日ワンクリックよろしくお願いします!!)

音楽ブログランキング blogram投票ボタン

ギター教室ロゴ



あれよあれよと・・・(編曲や作曲)

あっという間に7月も終わろうとしています。
急に編曲を頼まれたり、おたおたしています。現代ギター誌のほうからも連載を頼まれたので、その原稿もばたばたしながら書いています。 

編曲のほうは、ポピュラーのほうの楽曲です。
編曲の作業は好きですね。編曲しながら、学ぶことは多くありますね。へえ、このハーモニーにこのメロディーかあ・・・とか。ギターの特性もいつも再認識せざるをえません。脳みそは使いますが、楽しい作業ではあるのです。

実は作曲も頼まれています。これはいずれ時がくれば、どこで発表するか告知しますね。

実は現代ギターの被災地支援ビデオのための提供した「Flor」というギターデュオの曲が結構な反響を呼んでいます。メールも10通ほどいただきました。嬉しいことです。

その中に「フルバージョンを聴きたい」という声がありましたので、実はこっそりYouTubeのほうにアップしています。

どうぞご覧ください。

 
これからもぼちぼち作曲のほうはやっていこうと思っています。

これも、脳みそのなかのアイデアを具体的な形にするという意味で、ちょっときつい作業ではありますが、嫌いではありません。いまは小ネタを貯めているところです。

さて、7月が終わるということは、8月のあづみ野ギターアカデミーも近づいてきたということです!その事務作業にも追われています。。。

その前に7月24日にギター連盟のほうの「和声学とギター史のワークショップ」もあります。
その準備も同時進行でしています。

・・・という感じで、相変わらず「あれこれ」やっていますが、脳みそは楽しく回転しています。楽しいことをやっているとあっという間ですね。 そうやって、おそらく年末がやってきちゃうのだと思います。



 


BLOGランキング(一日ワンクリックよろしくお願いします!!)

音楽ブログランキング blogram投票ボタン

ギター教室ロゴ





富川勝智

Facebookページも宣伝

パルスの均質化(リズムと低音進行の魅力)

先日ブログで演奏と記憶に関する記事を書きました。

この記事です。

そのなかで、パルスの均質化…という言葉を使いました。

で、メールをもらいました。もうちょっと詳しく説明してください…って。

なので、参考書だけ書いておきます。

私が大学時代に『音楽理論独学修行中』に非常にはまった本です。

ベースラインブック

ベーシストである浜瀬元彦氏の名著です。これを読むとベーシストって「音楽家」でなければならないんだなあ…と思います。

最初のほうのリズムの説明は秀逸です。パターンと裏切り…これを具体例をあげて実に見事に説明しきっています。プレイヤーとしても活躍している方なので机上の空論ではありません。このリズムの説明はクラシック音楽家であっても参考になるはずです。

シンプルなタイトルの本ですが、お子様むけの「ほら、こんなベースライン格好いいでしょ?」的なカタログ本ではありません。立派な音楽理論書です。

この本を読むと、ベース奏者というのは実に知的な職業なのだなあ、と思います。

ポピュラー音楽界で、作曲の分野で才能を発揮する人にベーシスト出身が多いのも頷けるような気がします。

 

BLOGランキング(一日ワンクリック!お願いします!!)

音楽ブログランキング

ギター教室ロゴ

なんちゃって「音楽」(面白い音楽の教科書!)

最近面白い「音楽の教科書」を発見!

CD付 音楽ってどうやるの ミュージシャンが作った音楽の教科書

こんな感じの楽しそうな本。

音楽ってどうやるの?

外見だけではなく、中身も「楽しい!」の一言。

是非、是非、中を見て欲しい!!

…笑えます。笑える音楽本は実に珍しいです。

要は音楽をとにかく「実際に音に出しながら」体験していこうという本です。

それでいて、書いている内容は実に「まっとう」です。

前半は「なんちゃって」シリーズです。たとえば、なんちゃってハイドン、なんちゃてロシア民謡、なんちゃって雅楽…とかです。

すごいのが「なんちゃってメシアン」(!)です。メシアンが出てくるんですから、きちんとした音楽の教科書なんですね。

「なんちゃって伊福部昭」なんてのもある。

実はそんなことをして「遊び」ながら、音楽史を概観できてしまうのです。よく作られています。副題にもなっていますが、まさしく「ミュージシャンが作った音楽の教科書」なのです。

 

そして、「作曲法」についても書いてあります。想像力、そして偶発性を駆使して作曲していく様々な手法が書いてあります。…と書くと堅苦しいですが、ゲーム感覚、レクリエーション感覚で作曲できてしまう方法が紹介されているんですね。

 

読み物として充分面白いです。

柔軟な頭の方、そして「俺は音楽はものすごーく分かっている!!」という方、目からウロコが数枚落ちるかもしれません(保証はしませんが…)。

音楽に詳しければ詳しいほど、「おもしろーい!」と読める本です。

久々に絶対お勧めな本。宴会芸のネタ本としてもよいかもしれません…。

 

BLOGランキング(一日ワンクリック!お願いします!!)

音楽ブログランキング

ギター教室ロゴ

レッスン案内
東京渋谷:ホームページ
東京池袋(金曜):GG学院
※ワンレッスン→詳細
お問い合わせ

レッスンのお問い合わせや演奏依頼、執筆依頼、作曲&編曲依頼、またはブログの御感想など…

名前
メール
本文
プロフィール

tommig

訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

ギター史と和声のワークショップ
公益社団法人日本ギター連盟ユベントス主催によるギター史と和声学の講習会
詳細はこちら!
講師はギター連盟正会員の富川勝智と坂場圭介です。
Archives
富川勝智

Facebookページも宣伝
記事検索
演奏会情報
♪富川勝智の演奏会♪
チラシまとめ
演奏会チラシ


体験レッスン
富川ギター教室では無料体験レッスンを行っています。正しい基礎を知りたい方、独学でお悩みの方、技術に限界を感じている方…今すぐに申し込みください。


☆申し込み☆
 ↓↓↓↓↓
クリック!

ギタートラベローグ
日曜ワークショップ開講中!
♪詳細は…
“月イチ講座”ブログ
サーキュレーション
  • ライブドアブログ