ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

可能性

2019.8 新サイトOPEN!
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「ピアノとギター デュオの可能性」たくさんのご来場ありがとうございます!

昨日のコンサート、たくさんの方のご来場ありがとうございました!

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私は通常のクラシックギターとピアノで、ディアベッリの「華麗なる大ソナタ」を演奏。

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ほとんどがピアノとのハモりなのですが、これを普通に弾いたら、埋もれます。ギターのアタック感と音色感をうまく使って「広がり」をプラス。まあまあ、うまくいったとは思います。会場の場所によって聞こえ方が異なるのはしょうがないとして、センター&ギター寄りにいた方と後方にいた方にはその効果がわかったはず。

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もう一曲はエレキギター弾きました。ニャタリの「民謡組曲」より二曲。
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生ピアノとエレキギター、思っているよりも美しい組み合わせです。この組み合わせの「南米もの」はなかなかないので、面白かったのではないかと。

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アンコールは各自のソロを。

ピアノとギターの「可能性」と題したタイトルですが、複数の奏者の組み合わせで各自の個性も楽しめたのではないかと思っております。

今回の出演者の集合写真です。

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左から林祥太郎、青島ゆり子、大久保紗織、富川勝智です。

第二弾もやろうかな?と企画中。



 


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デュオのしくみと音楽解釈(1月29日カタネベーカリー)

・・・あと追いの記事が多いですが、すこしずつ1月にやったことをまとめていきます。

1月19日に実はコンクールがありました。それで、我が門下の林祥太郎君が優勝!ブラーボ!・・・実はこのコンクールは彼に「ある経験」をさせたかったという意図がありました。

イーストエンド国際ギターコンクールというものでしたが、優勝賞品は「オリジナル19世紀ギター」・・・そして、なによりも世界的な巨匠であるホルヘ・カルドーソと舞台上で共演できる!という特典があったのです。

カルドーソのミロンガという曲が課題曲でしたが、その曲のデュオバージョンがあります。その曲を共演できるというわけだったのです(実際はマルコ・メローニ氏も入ってトリオだったそうですが)。

その経験がなによりも「実地の勉強」になると思ったので、出場を勧めてみたわけです。優れたソロ奏者は優れたアンサンブルプレーヤーでもあります。その逆もしかりです。

(まあ、もちろん優勝しなければ共演権は得られないわけですが・・・)

そして、みごとに優勝!

林君と19世紀ギター


デュオというのは非常に面白いものです。私は実際デュオ演奏にあたっては「打ち合わせが嫌い」なのです。基本的な解釈はリハーサル時に「実演」で伝えます。もちろん大体のテンポなどは定めておく場合が多いです。

そして、先日ついに私は林君と「初デュオ演奏」しました。

それが代々木上原にあるカタネベーカリーで開催された「ギターの夕べ第5回」でのことです。

カタネベーカリーデュオ


この私とのデュオについて林君はブログでこう書いています。

http://hayashisho.blog106.fc2.com/blog-entry-44.html

師匠である富川勝智先生とデュオで出演してきました。

当たり前といえば当たり前ですが、富川先生の演奏はリハとはまるで違います。
リハーサルではまったく見せなかった表現を次々に仕掛ける演奏に触発され、自分も何かやらなければ!という状態に自然と気持ちが働き、結果的にとても気持ちの良い演奏が出来たと思います。
独奏にはない楽しさを初めて感じました。「おぉ!こいつは面白い。こっちもいい演奏してやるぞ!」という様な相手を"その気"にさせる演奏家であるほど、いい音楽を作れるということですね。
また人数が増えてくるとそれなりの面白さも勿論あると思いますが、ニ人だからこそ可能な表現の即興性は、大人数より幅広く、そして音楽全体への影響力も強いと思います。
相手をがどういう手で来るかを探りながらそれに合わせてみたり、逆に裏切ってみたり…まさにデュオの醍醐味を味わいました。いや楽しかったです!

これが私が伝えたかったことです。アンサンブルというのは「打ち合わせするもの」ではありません。事前に「ここはクレッシェンドね!」とか、「こういうふうにしてくれない?」とかいうものではありません。それはリハーサル時の実演において相手に音で伝えるべきものであり、相手の考えも音を通じて理解しておかなければなりません。

もちろん、基本的な音楽解釈はしっかりと自分で身につけておかねばなりません。そして、解釈の可能性もさまざまであるということにも意識的でなくてはなりません。それは昨年の「あづみ野ギターアカデミー」で行った講義(アンサンブル講座)に出席した人であればわかると思います。

・・・私自身としても、かなり意識的に林君にしかけましたが、しっかりと応えてくれました。こちらにもしっかりとしかけてくれましたし・・・。我が弟子ながらあっぱれです!

こう書くと「でたらめにやっている?」と思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。即興的ですが、そこには基本的な文法は守られています。音楽的な基本は絶対に守っています。フレーズの長さや和声の分析はしっかりと行うべきです。しかし、そのフレーズのなかでの濃淡や、たとえばドミナントをどのように表現するか?(音色を変えるのか、強く弾くのか・・・はたまた緊張感を保つために音量をぐっと下げるのか・・・)はいろいろな可能性やアプローチがあります。それは各奏者の個性ですし、楽曲全体の方向性を変化させます。

その変化を促すフレーズや音のつながりというものがデュオの楽曲を丹念に調べていけばあります。そこが「しかけどころ」ということになります。

以上のようなことを林君は「ホルヘ・カルドーソとの共演」「私との共演」で学んでくれたと思っています。

さて、カタネベーカリーでは私はゲスト奏者扱いでした。

ソロもしっかりと弾きました。

カタネベーカリー富川














カタネベーカリーのご主人率いる「ティグリスギターカルテット」も演奏!(全員我が門下生です)・・・こちらはやはり「続けることの大切さ」が伝わってくる演奏でした。すばらしかった!

ティグリスギターカルテット










演奏が終わったあとは、、、、食事です!

スペイン料理でした。

うまかったー!


スペイン料理カタネベーカリー




 





・・・となんだかまとまりのないブログ記事となりましたが、みなさんもデュオについて「どうしたら良い演奏になるのか?」を考えてみてください。デュオというのは相手の音をよく聞くことだと思います。そして、相手の「語り口」を感受することです。そして、相手に自分の語り口を理解してもらうことでもあります。

実に面白いものなのです。そして、それが完全にわかるとソロ演奏においても深みが増してきます。このあたりはまたいずれ書きますね。

では。


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