ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

基礎

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左手の「発射ボタン」理論

左手の押弦(準備)に関して。
ミサイルの発射を待機している状態を考えてみてください。そのボタンが旧式のこのような感じのものであれば、その上に軽く指を添えておけばいつでも「発射」できます。わざわざ遠くから押そうとする人はいないはず。

ミサイル発射ボタン↓

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タッチパネル式のミサイル発射ボタン(?)なら、触れたら発射してしまいますから、そのぎりぎり近くまで(真上に待機!)指を近づけておけばオッケーです。

自分が今弾いているちょっと先を考えて、すぐにミサイル発射(押弦アクション!)できるように指を待機させておきましょう。そして、それがしやすい運指を考えることも大切な作業です。

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「基礎」とは何か?

最近、生徒さんとのレッスンで気づいたことを書いておきます。
当教室の生徒さんは「独学で限界を感じた」とか「変な癖がついてしまって・・・」という方が多く入門してきます。

それで、みな一様に「基礎からやり直したいです!その方向でお願いします!」と仰る。。。

生徒さんにもよりますが、とりあえずその方がその時点で練習している楽曲でレッスンをしていく場合が多いです。簡単な基礎理論は教えます。右手の弾弦の基本とか、左手の基本的なフォームとか。

例えば、アルベニスのアストゥリアスをやっている生徒さんは、まずはその曲の中で左手のフォームの欠陥を気づいてもらったり、右手のタッチのコントロールを身につけてもらいます。完全にできなくても、まずは「ああ、これだと音楽表現に集中できないなあ・・・」と感じてもらえればOKなのです。

そこから少しずつ変えていきます。その方がやっている楽曲の中で学ぶべき「基礎」を抽出していきます。抽出というとなんだか凄いものが出てきそうですが、楽曲をスムーズに演奏するため、そしてきちんと音楽を表現するための「基礎」って何?・・・ということを生徒さん本人に自覚してもらう作業です。

簡単に分類します。
  1. 基礎→応用(楽曲)
  2. 応用(楽曲)→基礎
(いや、わざわざ分類する必要もないんですけどね・・・)

1はまったく初心者であれば可能です。特にこどもの生徒さんなどには効果的です。簡単な音階であっても右手や左手のフォームのポイントを「このほうが弾きやすいよね!」とか、「こうすると確実に押さえられるよね!」とか段階的に(本人が自覚していてもいなくても)基礎を身に付けさせることができます。

ある程度、楽曲が弾ける大人の方には2の方法から攻めることが多いですね。「基礎が分かるとこういうことができるんだ!」もしくは「 こういうことをしたい!・・・ならば、基礎を考えるしかないか」と思わせることができれば、基礎を意識することができます。とりあえずは各自の弱点を補強する(修正する)基礎練習が抽出できるというわけです。

学生さんの場合は、若さの勢いで、まったくの基礎からスタートしても追いつける場合があります。その場合でも自分の頭で考え、先生と信じ切れるかどうか・・・ですね。

多くの人は単純に「基礎=シンプルなもの=簡単なもの」という風に無意識に捉えていることが多いです。
「基礎練習=音階練習やアルペジオ」という単純な図式で捉えると間違いがおこりやすいです。

「基礎って何?」「なんのために基礎練習をやるの?」・・・というふうに常に「定義」していかないと、間違いを犯しやすいんですよね。みなさん、気をつけましょうね!

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マリア・エステル・グスマン 公開レッスン2回目

先週に引き続き、今週もマリア・エステル・グスマンさんのマスタークラスがありました。
通訳は私。

先週の課題をクリアーできたかどうか?もポイントではあったのですが、それらの問題が解決することにより、どのように音楽に変化が起こるのか?・・・そして各自の音楽に対する姿勢に変化が起こるのか?・・・興味深いレッスンでした。

同時に長期にわたる課題も各自明確になったと思います。



以下は受講生&マリア・エステルです。



終わったのは6時前だったので、みんなでディナーに行くことにしました。スペインのピンチョスの専門店。




世界的な巨匠のレッスンは「基本に忠実」です。そして、実は本人が気づいていないかもしれない「将来的な課題」についてもずばりと指摘していました。そのあたりは非常に「教えるのが難しい」ポイントでもあるのですが、それを敢えて指摘するのは凄いなあ・・・と。感心してしまいました。

また音楽表現に関する楽曲全体を見渡した視点は見事だなあ、と。あと奏者のテクニックに関する音色や雑音に関する指摘も見事。「耳がいい」のですね。

右手のタッチなどに関しても、受講生に求めているものは「ハイレベル」です。とはいっても段階的に指導しているので、今の時点であるならば、これをやりなさい・・・という指導法。そして、次の段階ではこれをやるといいわね!・・・というものです。

あとは楽器にはうるさいですね。良い楽器はやはり奏者を育てますね。逆にいうと、いくら腕がよくても(一般的に)、楽器が悪ければ意味はないでしょうね。もちろん楽器が良くても、奏者がそれについていこうとしなくては意味がないのですが。。。

そういう意味でも自分の教授法にもフィードバックできそうな内容でした。

また次回来日した際はマスタークラス企画したいと思っています。やはり、彼女のレッスンは「シンプルながらも基本に忠実」であり「応用範囲」の広いものです。そしてスペインの伝統奏法が「型」ではなく「その音色」に存していることが理解できます。



 


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