発表会が終わって、一週間ほど経ちました。
参加した生徒さんとレッスンの場で会うと、やはりちょっとした反省会となります。
反省…というよりは、「その後のレッスンの指針」というべきものをたてる時間になるわけですね。もちろん、各自、自分で反省会をやっていると思います。でも、やはり先生を交えて…ということになるのですね。
私が本番で見るのは、その人の性格です。
…とはいっても、「ああ、この人ケチだろうなあ!」とか「優しい人なんだろうなあ!」ということではありません。
おおまかにいうと、その人が「守りのタイプ」か「攻めのタイプ」か…を判断します。
守りのタイプ…確実に弾こうとします。危険は犯さず、難しそうなところはゆっくり目のテンポでいく…というタイプ。
攻めのタイプ…若干間違おうが、音楽の流れにのっていこうとします。若干技術的に難しいところでも、アッチェレランドをかけたいところで加速は絶対にかけます!…というタイプ。
上記をレッスンのときに弾いていた状態と比べて、その人のタイプを判断します。レッスンにおいては、もちろん正確に確実に弾けることを指導します。間違う理由を考え、運指などのアドバイスをします。テクニック的な不備があればそのトレーニング方法を教えます。
音楽表現もレッスンでは教えますね。音楽を前向きに進める方法や、ここはヴィブラートをかけて印象的にね!…とか。アゴーギグの効果的な使い方とか。
そして、本番前に演奏は「ほぼ」完成するわけです。
ただし、本番にはその人が持っている「性格」がでます。それがおおまかにいうと上記ふたつのタイプに分かれるのです。レッスンのときに非常に音楽的に流れのある演奏をしていても、いざ本番になると「確実さ」を求めてテンポが遅くなるタイプの人がいる一方、レッスンのときに確実さを中心に丁寧に弾いていた人が、本番になると「自発性のある」演奏家になってしまうということもあるのです。
長い付き合いの生徒さんになると、その人が持っている根本的な性格に関連があるように思われてくるのです。
もちろん、私は生徒さんにとって「ギターの先生」ですから、ギターの演奏でしか判断しません。でも、長い付き合いになってくると、その人のプライベートでの生き方や仕事上の人間関係など…意外に分かってくるのです(若い方に人生相談されたときなどは、なおさらそう思います)。
そういう感じで、私は生徒を見ていますし、レッスンをしています。発表会の意味は指導上、そういう意味合いがあります。
そして、実は二つのタイプいずれにも長所短所はあるのです。だから先にも述べましたが、両者の「バランス」なのです。
富川勝智
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参加した生徒さんとレッスンの場で会うと、やはりちょっとした反省会となります。
反省…というよりは、「その後のレッスンの指針」というべきものをたてる時間になるわけですね。もちろん、各自、自分で反省会をやっていると思います。でも、やはり先生を交えて…ということになるのですね。
私が本番で見るのは、その人の性格です。
…とはいっても、「ああ、この人ケチだろうなあ!」とか「優しい人なんだろうなあ!」ということではありません。
おおまかにいうと、その人が「守りのタイプ」か「攻めのタイプ」か…を判断します。
守りのタイプ…確実に弾こうとします。危険は犯さず、難しそうなところはゆっくり目のテンポでいく…というタイプ。
攻めのタイプ…若干間違おうが、音楽の流れにのっていこうとします。若干技術的に難しいところでも、アッチェレランドをかけたいところで加速は絶対にかけます!…というタイプ。
上記をレッスンのときに弾いていた状態と比べて、その人のタイプを判断します。レッスンにおいては、もちろん正確に確実に弾けることを指導します。間違う理由を考え、運指などのアドバイスをします。テクニック的な不備があればそのトレーニング方法を教えます。
音楽表現もレッスンでは教えますね。音楽を前向きに進める方法や、ここはヴィブラートをかけて印象的にね!…とか。アゴーギグの効果的な使い方とか。
そして、本番前に演奏は「ほぼ」完成するわけです。
ただし、本番にはその人が持っている「性格」がでます。それがおおまかにいうと上記ふたつのタイプに分かれるのです。レッスンのときに非常に音楽的に流れのある演奏をしていても、いざ本番になると「確実さ」を求めてテンポが遅くなるタイプの人がいる一方、レッスンのときに確実さを中心に丁寧に弾いていた人が、本番になると「自発性のある」演奏家になってしまうということもあるのです。
長い付き合いの生徒さんになると、その人が持っている根本的な性格に関連があるように思われてくるのです。
もちろん、私は生徒さんにとって「ギターの先生」ですから、ギターの演奏でしか判断しません。でも、長い付き合いになってくると、その人のプライベートでの生き方や仕事上の人間関係など…意外に分かってくるのです(若い方に人生相談されたときなどは、なおさらそう思います)。
そういう感じで、私は生徒を見ていますし、レッスンをしています。発表会の意味は指導上、そういう意味合いがあります。
そして、実は二つのタイプいずれにも長所短所はあるのです。だから先にも述べましたが、両者の「バランス」なのです。
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