ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

富川ギター教室

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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発表会で思うこと

昨日、第55回発表会が終わりました。

参加者各自思うところはあったようですが、「上手くいった」とか「上手くいかなかった」ということよりも大切なのは「舞台上で冷静に自分ができたことと(やろうとして)できなかったことを分けること」です。

なので、発表会に出る前は生徒さんの現状を把握して、本番でどういう目標を立てるかということを中心に指導することにしています。

1番まずいのは「なんとなく上手く弾きたい」ということ。抽象的なのが1番まずい。

とりあえず暗譜で弾ききることを目標にしても良いし、ダイナミクスをしっかりつけて弾くとか、メロディーをしっかりとピックアップして弾くとか。なんでも良いので「目標」を明確にしておくことが大切なんです。

そのためには自分の現状把握が大切。このくらいはできるだろう…ということを数週間前に把握しておくことが肝心です。

今回出演した生徒さんたち、その意味では皆きちんと課題を設定して弾ききれていたようです。よかったよかった。皆さんが演奏した楽曲を挙げておきます。

第一部 13:05-

ワルツ(カルッリ)

エチュード ニ短調(コスト)

タンゴ・アン・スカイ(ディアンス)

エチュード44番(カルッリ)

月光(ソル)

Op.31-23 Op.35-22(ソル)

タンゴ3番(フェレール)

Op.31-6(ソル)

ノクターン(ヘンツェ)

緑の木陰にて(ヘンツェ)

アダージョOp.60(フェレール)


第二部 14:15-

亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)

メランコリー(フェレール)

エボカシオン(アルベニス=リョベート編)

木洩れ陽のロマンス(吉松隆)

雨のアラベスク(吉松隆)

アメリアの遺言(リョベート)

アベ・マリス・ステラによる二声(カベソン)

プレリュード1番(タレガ)

オートゥイユの夜会(コスト)

プレリュード1番〜5番(タレガ)


第三部 15:20-

序曲(カルッリ)

Op.31より13番、11番、15番、16番、14番(ソル)

プレリュード3番(タレガ)

ギター讃歌(E.S.デ・ラ・マーサ)

ロートレック讃歌(E.S.デ・ラ・マーサ)

「もしも私が羊歯ならば」による序奏と変奏Op.26(ソル)

ラグリマ(タレガ)

アランブラ宮殿の想い出(タレガ)

グラナダの花(A.バリオス)

盗賊の歌(リョベート)

ジュラの思い出(コスト)

スペイン風セレナーデ(マラッツ=タレガ編)



あと、インスタの方にも当日の様子挙げておきましたので、是非どうぞ。

昨日は午前中は洗足学園音楽大学の方のオープンキャンパスに行って、入学予定者のレッスンをしてきました。明日から「ギター奏法演習」の授業もスタート。今、テキストを作ったところです。明日はガイダンス的な内容ですが、新年度の履修生徒さんどんな感じかなー?と楽しみではあります。

昨年度はfacebookの投稿の方に「授業の覚書」をアップしていて、割と後輩ギタリストとかにも好評でした。なので、今年度はこっちのブログの方にもあげようかなーなんて考えています。

今日は今日で、午前中からイベロリベロのリハ。この様子(リハ動画)もインスタにアップしてます。聖母マリア頌歌集って本当に楽しい。おそらくこのメンバーだからなのでしょうが、インプロ的にアレンジしていく過程がとても良いのです。



普段クラシックギターもこのくらい「その場で音楽を作っていく気持ちよさ」の中で弾くことができたらなあーなんて思うのです。

そういうわけで、明日もまあまあ忙しいのですが、朝から頑張ります。

第55回富川ギター教室発表会 4/16に行います!

第55回目の当教室の発表会が明日4/16にあります。

目黒区の中小企業センターホール。午後1時から午後5時くらいまでやっています。入場無料です。
どなたでもふらりとお越しください。目黒川沿いの気持ちの良い場所にありますので、日曜のお散歩がてら、どうぞ。

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特に当教室にご入会を考えている方は是非おいでになって教室生徒さんの雰囲気を感じ取ってみてください。

春になってきて、教室入会のお問い合わせが増えてくることですので。

渋谷の方の教室のご案内はこちらです。いつでもスタートできますし、全くの初心者でもある程度弾ける方でも、プロ志望でもどなたでも!大切なのは「クラシックギターって面白そう」という気持ちと「クラシックギターの凄さをしっかり学びたい」という気持ち。このいずれかがあればクラシックギターは誰でも始めることができますし、うちの教室なら絶対に上手くなります。

いつでもお問い合わせください。



池袋の現代ギター社GG学院でも金曜日教えています。そちらの教室案内インタビューを見ていただいても僕のレッスンポリシーがお分かりいただけると思います。

富川勝智先生





















さてさて、まずは明日の生徒さんの発表会楽しみだなー!日々の積み重ねはもちろん大切ですが、舞台上で生徒さんがどんなリアクションを取るかっていうのが僕の教師としての楽しみでもあるし、実はそれがわからないと「本当のレッスン」はできないんです。なので、発表会でどんな風に振る舞うことができるのか…それが毎回楽しみなのです。



富川勝智ホームページ
→富川勝智の演奏会情報や著作情報などを掲載

富川勝智にレッスンをご希望の方はこちらをクリック
→正しくギター奏法を学びたい方、表現法のロジックを学びたい方…「誰でも上達できる教室」富川ギター教室へ。体験レッスン随時募集中です。




第53回富川ギター教室発表会無事終了!

2022/5/14(土)富川ギター教室第53回発表会を行いました。

会場は目黒パーシモンホール。

緑豊かな環境にある素晴らしいホールです。

2020年春からコロナ禍でしたので、会場の使用条件などがなかなか難しく、参加者を分散して行ったりしておりました。そして、ゲスト演奏もなかなか実現しませんでした。日程がなかなかフィックスできない状態でしたから。

ということで数年ぶりの「普通の」発表会!

30名近くの生徒さんが参加してくれました。

毎回パンフレット作っているのですが、簡単に挨拶を書いています。毎回文章変えているので割と大変w

記念に載せておきます。

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常日頃、生徒さんに言っているのは「学び続けること」の大切さ。

スランプであろうが、仕事が忙しかろうが、学校の勉強が忙しかろうが、子育てが忙しかろうが、家の中に老人を抱えていようが、そしてコロナ禍であろうが、「学び続ける」ことが大切なんです。

大概の「忙しさ」は気持ちの問題で、なんとか時間を作れば学べるものなんです。

なんだかんだの理由をつけて、学ぶことから逃げることはたやすいことなんですよね。そんなことを戦争が起こってしまった地域の人たちのことを想像すると、考えてしまいます。

実際にコロナ禍の時も、平気でレッスンを蹴ってしまう…っていう方多かったようです。当教室は2020年2月終わりの時点で「さ!オンラインに移行するぜー!」とやりました。色々な方法で生徒さんが学びを続けられるように考えたのです。

そういう意味ではうちの教室はオンラインレッスンの先駆だったと思います。

面白いことに生徒さんの95パーセントはしっかりと趣旨に賛同してくれましたし、オンラインで新規の生徒さんも増えました。で、今は対面で続けている人もいます。(もちろんそのままオンライン継続の方も)

そういう経緯があったので、僕としても実は感無量でございました。ああ、生で生徒たちの演奏を聴けるのはいいなあ、と。

同門同士の発表会というのはまた良いものです。ある先生に就いているお弟子さん同士がいい感じで(程よい抑制のもとに)刺激を与え、与えられる。最後にケツを持つのは先生ですから(苦笑)、ある程度自由にできますしね。上手く演奏できても、失敗しても、ゆりかごの中にいるようなものです。

その気楽さと、一応先生見てるなあー!というプレッシャーもあるので、演奏上達のためには発表会参加はマストなのです。

同じ曲やこれからやってみたいなあというのを、先生以外の演奏で聴くことができるのも発表会の魅力の1つですし、教育的には効果的なのです。例えばレッスンで僕がお手本を示したのしても「いやー、先生だから上手に弾けるんですよー」となります。でも、発表会で小品やエチュードなどを他の生徒さんが引くのを聴くと、なんであの人いい感じに弾けるんだろう?…わたしも頑張らなきゃー!となるものです。

その辺りが発表会は面白んです。実際、打ち上げなどでお互いの演奏の感想などを言っている様子が見られましたが、そういうのが「上級者への道」なのだと思います。

今回のゲストは益田正洋さん。ハイドン、バッハ、素晴らしい演奏を聞かせてくれました。生徒さんたちの間でステージマナーが素敵でしたー!という声もあり、そうだよねえーと。ステージマナーというのはお客さんへの気遣いなんです。

そういうことも学べます、発表会は。

最後に益田正洋さんとデュオをしました。これは…単純に楽しかったー!

久しぶりのカルッリの「ラルゴとロンド」でしたが、ああ、古典いいじゃん!カルッリいいじゃん!って思いながらデュオしました。

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打ち上げも5時間(!)頑張りました。生徒さん、元気にギター談義してました。そういうのが一番良いのです。お互いの良い点を指摘し合えば、次に向かって進むことができます。弾き終わって帰りまーす!という人は絶対に上手くならないとさえ言えます。

打ち上げでいい感じに今日の反省をして、家に帰って、寝る。そして翌日からまたギターの勉強をする。それでワンセットみたいなもんです。

さてさて、次回の発表会日程も決まりましたー。11/23です。祝日です。ああ、楽しみ。

ヤマハ「クラシックギターの教科書」絶賛発売中!

こっそりと私が執筆と録音と動画を担当した教本が出ております。
ヤマハミュージックメディアの「クラシックギターの教科書」です。今までこの教科書シリーズはヤマハが考えるスタンダードな奏法解説教本としてウクレレ、アコギなどが出ていましたが、とうとうクラシックギターがラインナップに加えられました!

クラシックギターの教科書 【DVD&CD付】
ヤマハミュージックメディア
2019-03-23



基礎的な技術については左手と右手に関して相当細かく説明してあります。割と痒いところに手が届く内容になっているかと思います。
クラシックギターを学ぶ上で入門者が疑問に思う点には丁寧に。クラシックギターを学ぶ上でどのあたりに注意をしていけばいいのかなあ?というのも、わかると思います。

タレガからセゴビアを経由したスペインの伝統奏法を踏まえながら、現代的な奏法(身体構造に即した無理のない奏法)をしっかりと盛り込んだ内容となっております。

普段、初心者から上級者までたくさんの生徒さんを教えておりますが、そのときに教える立場から感じた「みんなこの辺りで引っかかるんだなあ」というのを踏まえて、内容を吟味いたしました。

左手各指のバランスの取り方や右手の消音法とpと各指のバランスについては既存の教本ではなかなかシンプルに説明されていなかった内容となっております。

こんな感じ。
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DVDもCDもついておりますが・・・

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QRコードで読み取ってスマホで動画をすぐにチェックすることもできます!
こんな感じでーす。
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一般書店などでも取り扱いスタートしておりますので、是非ともー。紫色の綺麗な色です。
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・・・ということで、出版記念として、この本をお買い上げいただいて富川ギター教室の体験レッスンを受けていただいた上で入会を決めた方に特典です!

富川ギター教室入会金無料&一ヶ月レッスン無料!


(このブログで久々に色文字使ったw いや初めて??)

一応、もしお買い上げいただけたならば、体験レッスンの時もしくは初回レッスン時に持参ください。レッスンをスタートした場合、この教本をそのまま使ってレッスンをしていくことも可能です!
(2019/3/28〜4/25までに体験レッスン申し込みの方に限らせていただきます)

体験レッスン申し込みはこちらから!

ということで、みなさま、この本をよろしくお願い申し上げます!そして、クラシックギターを初めてみたい人、是非この機会にレッスンを富川ギター教室でスタートしてみてくださいね!












イチカバチカ1分ギターレッスン〜Instagramの限界に挑戦!

Instagramでレッスン・・・無理っぽいですね。動画で1分しかデフォルトでアップできないんです。

ですが、、、やっております。Instagram内の僕のアカンウトで、「イチカバチカ1分ギターレッスン」というのを。本当に細かいディテールやちょっとしたコツを1分で説明してしまうというものです。

こんな感じ。




















たまーに気まぐれでアップしております。タグは以下のものをフォローするとあれこれ探せます。下のタグで検索をかけてください。
#イチカバチカギター1分レッスン

割と1分でもワンポイントは説明できるものです。ビジネスの分野で「資料はA4用紙一枚にまとめろ」とか言われることがあります。また僕が若い頃から読んでいる「アイデアのつくり方」という本のあとがきで竹内均さんが「毎日原稿用紙10枚で何かテーマを書く」と述べていたことを思い出しました。

アイデアのつくり方
ジェームス W.ヤング
CCCメディアハウス
1988-04-08


原稿用紙10枚、つまり4000字を毎日書く。その分量はなかなかものかもしれませんが、チリも積もればなんとやら。もしギターを教えている人であれば、その日教えた内容や思いついたアイデアをメモしておくことは必須です。

動画で伝わりやすいことは動画で残しておこうかな?というのもありですよね。

自分がレッスンで教えたものはメモで残していますが、動画でもメモがわりに残せたらいいのだろうなあとは思っていました。今は動画として記録に残すのも楽な時代になりましたね。スマホ一台あれば良いのですから。音質も画像もかなりのものです。活用しない手はありません。

調子に乗って、以下のものできるかも。

モウスコシダケギター5分レッスン  とか
コレデドウダギター15分レッスン とか

シリーズ化できるかもしれませんねー!





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