では、各指の指先ってどこ?…クラシックギターの場合は、以下のようになります。
ひとさし指:指先の親指より
中指&薬指:だいたい真ん中あたり
小指:指先の外側
そう考えると、小指で押弦するときはしっかりと指を曲げたほうがよいです。指先のまんなかあたりで押さえようとしているひとほど、手首が突き出て他の指の押弦がうまくいっていないことが多いようです。
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クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。
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エチュード1番と2番は左手のポジショニングの意識を高める意味でとても重要な練習です。初心者やギターを始めたばかりの方には「ギターのローポジションでの音を覚える」という意味合いが強いでしょうが(全音版の解説にも書いています)、中級者から上級者の方にとっては左手のポジションをしっかりと「作っていく」という練習として機能するでしょう。
クラシックギターにとって、左手のポジショニングというのはとても重要ですが、1ポジションにおいて各フレットにひとつの指を配置するということは大変難しいのです。
そして、押さえるためには左手の指の「はこ」を意識することが大切です(4分過ぎから解説)。腕の位置との関連で「はこ」の形も変化していきます(6分過ぎ)。
「音をつなぐ」ためのフィンガリングもこのエチュードでは守って練習してください(9分あたり)。ゆっくりと練習することも大切です。そのようにしたほうが「音価」(音のながさ)がはっきりと意識できます。
拍とテンポについての意識もこのエチュードを学ぶ際にはしっかりと学んでください。メトロノームの「点」に合わせるのではなく周期を意識することがとても大切です(12分あたり)。拍の打点がいつ落ちるのか…ボールのバウンドなどの動きを意識するとイメージが掴みやすいかもしれません。
レッスンビデオでは20分過ぎから再びポジショニングの確認となっていますが、開放弦を弾く際も指の形を注意することが大切です。常に各フレット上に指を準備しておくことに注意しましょう。
26分過ぎから「今日のまとめ」です。指の「はこ」や腕の位置との関連についてもアップで説明していますので、よく研究してみてください。1ポジションをバランスよく押さえるためには「4指から押さえていく事」もポイントとなります。「小指が短いので…」という意識を抜く事!…これは将来的なテクニックへの安定感(安心感?)ともつながってきます。
29分過ぎから左手のアップです。指の「はこ」(台形)は1弦側から6弦側では開き方が違います。それと腕の連動を使って「手首部分が痛くならない!」ように手首の状態をチェックしてください。