ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

手掌窩

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タッチと身体(11/15日曜ワークショップ)〜手掌窩って??

2015/11/15は右手のタッチについて講座を行いました。(詳細はこちら

右手のタッチの基本を身体の合理的な動きから、導きだすところからスタート。その後、身体全体の「正しい認識」をして、身体全体のアクションを指先まで伝えていくタッチへと変化させていきます。

ほとんどの方が、音量も音質も改善されました!
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ギターのタッチの学び方はいろいろな方法があります。スペイン流の本流の弾き方〜カルレバーロなどの方法論…たくさんありますが、どれが正しくて、どれが間違っているということはありません。

大切なのは「自分の身体に問いかけること」です。そのなかで、ギターの弦を効率良く、しっかりと振動させること。そして振動をコントロールできること…それが大切です。

アポヤンドとアルアイレの音色と音量を「きわめて」近似したものにしていくという感覚も大切です。その上でアポヤンドとアルアイレの微妙な差がでます。この微妙な差がでる楽器が実は「名器」です。なので、まずはアポヤンドであろうが、アルアイレであろうが、同じ音色と音量を目指すのが大切。

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ima側のバランスとp側のバランス、各指のバランスと身体との連携についても、「まとめ」として「手掌窩(しゅしょうか)」という言葉をつかって説明しました。

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こんな感じで、指先を合わせてすぼめたときに「力を感じる部分」です。
ワークショップでは、この部分を意識するだけで手全体のバランスがよくなるよ〜!という程度の説明で終わったのですが、受講生の方で医療関係者の方がいて詳しく調べてくれました!

くぼみを意味するので、手掌窩は手根骨と中手骨のちょうど境で、関節で言えばCMC関節の辺りであることは確かです。手にとって最も重要である正中(せいちゅう)神経(尺骨神経と橈骨神経の真ん中に位置する径の大きい神経)が通っていることと、筋肉と腱が集まる所でもあるので、やはり物を握ったりする時には手掌窩に力が集中する大事な部分だとDr.も言ってました。CMC関節は・・・私も動くと思います。各神経がどの指を支配するかも決まっているので、引き続き詳細を調べてみます。興味深い部分です。ピアノ演奏でも手掌窩を意識することが大切みたいですね。


すばらしいですね。とてもよくまとまっています。そして、このようなメールを頂くと、やはりCMC関節が手の指の動きを司るキーポイントになるのかなあと思わざるをえません。

このブログで「手掌窩」という言葉をあつかったのはこの記事が最初です。
音のコシを出す方法

2005年の記事ですねー。この当時、まだ漠然とした感覚であったものが、解剖学を研究したり、身体について研究して、さらに巨匠たちのテクニックを研究していくと、CMC関節についていろいろな発見がありました。

それで、このようなブログ記事も書いています。
CMC関節の意識
こちらは2011年の記事。

結局、指のこの部分の機能を研究して10年くらいということですね。10年ひとむかし…だなあ、と思った次第です。

さて、次回の日曜ワークショップですが、12月13日です。年末の日曜ワークショップでは、私の師匠ホセ・ルイス・ゴンサレス氏に敬意を表して、「ホセ・ルイス・ゴンサレス ギターテクニックノート」講座にしております。

興味のある方は下記の本を購入の上、ご参加ください。もちろん購入しなくても参加できます。

ホセルイスゴンサレス ギターテクニックノート/手塚健旨・訳
ホセ・ルイス・ゴンサレス
現代ギター社
1998-12-10




 


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音のコシを出す方法

昨日のレッスンで気づいたこと。
 
皆さんは手掌窩(しゅしょうか)という言葉はご存知だろうか?
解剖学上の言葉なのでなじみがないでしょうね。
 
5本の手指の指先をギュッと合わせるようにします。
すると、手のひらの中に5本の指の筋が集まるように感じる中心点があるはずです。
 
これが手掌窩(しゅしょうか)です。
 
指の動きは全て手の甲を安定させることにより確実になります。
ギターで弦を弾くために指を動かすとき、
この手掌窩(しゅしょうか)を意識することで
音質がガラリと変わります。
指も動きやすく感じられるはずです。
 
実際昨日のレッスンでも本人も驚くほど「音にコシ」が生まれました。
 
また手掌窩(しゅしょうか)を意識することにより、右手のラインも意識しやすくなります。
お試しあれ!
 
 
 
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