教本を書いてくださーいというご依頼で。詳細はまた追って発表しますが、基礎練習的なエクササイズをたくさん集めたものです。
こんな感じでちっちゃいエクササイズをいっぱい作っています。
ただ作ればいいってものではなくて、ちゃんとチャプター毎にテーマが決まっていてエクササイズの個数も決まっています。
そのあたりのバランスが難しいんだなあー。
ざっくり言えば、まずはクラシックギター演奏に必要な奏法テクニックを大まかに掴んで、そこから細かく落とし込んでいく。
ただしこの時にあまり細かくし過ぎてもダメですし、かといってきちんと段階を踏んでいかないのもまずい。
木を見たり、森を見たり…結構大変な作業なんです。
これは今まで教本の類を書くときやワークショップを行ったりする時も全く一緒です。ワークショップをやるときはある程度アドリブでいけるので、少しは気が楽です。
やはり活字や印刷物として残る形のものは、ちゃんと全体感と細部のバランスを見ないと辛い。
ということで、もう少ししたら譜例をざっくり全て作れるので、そこからのブラッシュアップですね。
こういう仕事していると全部書いた後に「全部消去」しなくなるんです。実際にギター史関連や教本関係の仕事でそれをしたことがある。
それ、こわーい!・・・って思う人もいるかもしれませんが、結構効果的なんですよ。一度全体を書いておくと、脳内で整理できますから。意外と二回目は論理構成がすっきりとした文章を書けたりするんですよね。
そう言えば、最近読んだ本で、その中にも同じようなことが書いてありました。
ああ、なるほどなー、プロのライターの人もそういう感じなんだなあーと。ただ無心に書いていると書き過ぎたり、論理構成がぐちゃぐちゃになったり。とは言え、とりあえず書かないと書けない・・・みたいな話がいっぱいあって、そこをライター稼業の人がひたすら話し合い、自分たちの流儀やメソッドをお話しするみたいな本です。
↑雑だー 苦笑
とりあえず、僕たちが教本書いたり、教材作ったりする作業に似ているなあーと。なんかすっごい面白くて一気に読んでしまった本なのでした。
ということで、僕もとりあえず最後まで譜例作っちゃいます。そこからもしかしたら「全消去」するかもなあ 苦笑