特に名曲と呼ばれるものは、再発見があることが多い。僕自身も何回も弾いてきた曲の中でも、「え?」っていう発見があるもんである。
本日は「アランブラ宮殿の思い出」。
コーダ部分の運指。シードーレーミーのところ。長年僕はシを2弦の開放弦で弾いてきた。そして、そうなっている楽譜も多い。生徒さんがここを3弦で取っていたので、「それ面倒臭くない?」と思って、原典版も調べてみた。シャントレルから出ている当時出版されていた楽譜のファクシミリである。
すると、、、おお!!!丸三・・・��ってなっているじゃないか!

原典版ではもう一回出てくる同じフレーズには運指の記載がない。特別な記載がない場合は前の運指を踏襲するという暗黙のルールがあるだろうから、ここも3弦4フレットを押さえて弾くのだろう。
何種類が出版譜を調べてみたのだけど、開放弦の場合と3弦4フレットを押弦して行う場合と様々。
で、レッスンで生徒さんと一緒に3弦4フレットで弾いてみた。いいじゃないか!・・・訥々とした風情がある。これと比べれば2弦開放弦で弾くと音色が荒れる。
・・・という訳で次回からはここはやはり3弦で弾こうかなと考えが変わってしまった。
何が正しい、何が正しくないっていう訳ではない。最終的にはセンスなのだろう。好みなのである。
何れにせよレッスンをするにあたって、思い込みは避けたいなあーと。だから教室のレッスンではカルカッシでもソルでも、タレガでもすぐに原典にあたれるように資料楽譜は用意してある。そのほか一般的に使われている出版譜や教材の類もすぐに参照できるようにはしている。
可能性を探ること。そして、作曲家が(ギタリストが)「この運指を選んだ意味」を考えて判断する。それが大切なのだろうなあ。
で、余談ですが、明日ライブで弾く曲でも、ちょっと新しいポジションが発見できました。こっちの方がベターですなあーと。アレンジしたのは僕本人なのですけどねw
そんなことを考えると、もしかしたらタレガ本人も「出版されたのにはこういう運指振っちゃったけど、こっちの方が本当は弾きやすいし、音抜けもいいし好きなんだー」とか言ってそうな気がする 苦笑。
そんなこんなで、クラシックギターって真面目に教えるとめんどくせーなあーと。
そんなことを語るのが10/25の「クラギなんか嫌いだ!」ソロライブ&トークです。
(突然のライブ告知w)
おいでくださいませ。クラギの面倒臭さ・・・をたっぷりとお話しします。もちろん演奏もしますよー。
ご予約&お問合せ:「エムズ・カンティーナ」03-6450-8111 (24h留守電対応)
予約フォーム:https://ws.formzu.net/fgen/S13353355/















