ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

「かどまっちフェスタ」に出演します!(2017/3/20)

さて、昨日ですが、ソルのデュオ曲コンサートをがっちりとやりました。
関西での演奏はまだ残っています。クラシックギターの名曲コンサート+歌とのセッションです!以下の感じです。明日(3/20)です。

笑間珈琲さんのサイトからスクリーンショット。

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こんなチラシも発見!
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笑間珈琲のマスターとコンサート一緒にします。マスターは名シンガーです。その伴奏を。曲はいろいろ「キレイでみんな知っている曲」「キレイなのでみんなに知ってもらいたい曲」をえらびました。近隣の方、是非聴きに来てくださいねー!



3月20日(月)工房コンサートwith笑間コーヒー(歌:仲大盛易力)
→大阪門真にある「松本ギター工房」&笑間珈琲主催コンサート。お問い合わせ:yoshiguitar@icloud.com


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今後の予定

4/8 富川ギター教室発表会:ゲスト肝付兼美(マンドリン)

4/9 ねこぢたライブ(道下和彦、石塚裕美、山田直子、富川勝智)@用賀キンのツボ

4/22 藤沢エリカ(歌)&富川勝智(いろいろなギター)での演奏会@原宿Hall60

5/5 富川勝智(Gt)&岸本麻子(p)@押上・天真庵

5/7 Acoustic Ladyland(石塚裕美vo.&富川勝智)ライブ@大泉学園in”F”

5/13 プライベート演奏

5/21 富川勝智ソロ(ゲストあり?)@大泉学園in “F”

5/27 アコレデ+尾野桂子@学芸大学チェロキーライブタバーン

6/11 リオリコギターアンサンブル定演

6/17 リオリコギターアンサンブルとしてギターアンサンブルフェスティバル出演

6/23 富川勝智ギターリサイタル@代々木上原MUSICASA

7/1 スペインギターフェスタ@銀座山野楽器 

7/10-20 ChamberArt @マドリッド

9/2 富川ギター教室発表会:ゲスト?

9/23 松本ギター工房コンサート?

10/21 富川勝智ギターソロ@仙台・戦災復興記念館

7つの国の言葉で〜Acoustic Ladyland ライブ@喫茶SMiLE

さて、12/1になりますが、渋谷にある喫茶SMiLEさんでAcoustic Ladylandとしてライブをしてきました。ここでのライブは今年で3回目。

1月にAcoustic Ladylandのワンマン。
10月に「ねこぢた」としてライブ。
そして今回は3マンライブにブッキングさせていただきました!共演はA projectと後藤一哉さん。


セットリスト
1:perdido de amor(ルイス・ボンファ)
2:Adios Querida(セファルディー民謡)
3:Mas Alla(グロリア・エステファン)
4:Making Losing Better(ブリジット・セント・ジョン)
5:カロ・ミオ・ベン(ジョルダーニ)
6:他人の顔(武満徹)
7:恋人がサンタクロース(松任谷由実)

言語はなんと7ヶ国語です。ポルトガル語、ラディーノ語、スペイン語、英語、イタリア語、ドイツ語、日本語。
音楽のジャンルもボサノバ、ブリティッシュトラッドフォーク、歌謡曲、民族音楽、イタリア民謡、ポップスも…ほんとうに様々でした。

今回はかなり実験的な要素が強いレパートリーをかけてみました。ふつうならこんなレパートリーでギターと歌でやっているユニットないです。とはいえ、お客さんの反応はなぜか上々…「世界の車窓からを見ている感じだった」とか「あ、懐かしい曲!一緒に口ずさんでしまった」とか…「それぞれの言葉の響きと音楽にその国の風景を見るようだった」とか。。。ほんとうに嬉しい感想をいただきました。

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実は僕としても今回ちょっとハーモニーアレンジとかリズムアレンジに新しいアイデア+既存のアレンジ&スパイスちょこっと…という感じであれこれ考えたライブでした。以下簡単にアレンジ上のポイントをあげておきます。

1:perdido de amor(ルイス・ボンファ):実はこれは九州で一緒に演奏した加藤くんがかなり忠実にボンファのギタープレイをコピーしてくれていたので、そのまんま使いました。ありがとう、加藤くん!とはいえ、僕なりにボンファの演奏をかなり聴き込みニュアンスをがっちりと盛り込みました。当日のライブ音源を聴きなおすと、なんだかバーデン・パウエルのような音で、いい感じのグルーヴ感がでています(ボンファじゃないじゃん!というツッコミは不要ですw)

2:Adios Querida(セファルディー民謡):これも九州でギターデュオ+歌でアレンジしたもの(soundcloudでリハ音源を聞けます)を基本にギター一本でできることを「残しました」。実はこの曲を普通にアレンジするとむちゃくちゃにシンプルなマイナー3コードで弾けてしまうので、そこから逃げるためにモード(旋法)でかなり煮込みました。

3:Mas Alla(グロリア・エステファン):これはかなり初期のライブでも行ったバージョンで、ほとんど編曲変化はありません。

4:Making Losing Better(ブリジット・セント・ジョン):キーはE♭。ですが、ひたすらに4弦開放弦をすこーしずつ鳴らし続けるという「ドローンアレンジ」にしてみました。これは実はAcoustic Ladylandのアレンジでは「Wの悲劇」あたりでは多用しているアレンジ法です。テンションのサウンドとしてではあく「濁り」=緊張感として非和声音を使います。簡単にいうと、主音(この場合はE♭)に対しての導音(この場合はD音)がずーっと裏で鳴り続けるという方法論です。

5:カロ・ミオ・ベン(ジョルダーニ):様々な演奏を聞きましたが、ド定番のコード進行で演奏されることがほとんどです。なので、けっこう細々変えました。サス4多用の、イングリッシュフォークミュージック風アレンジです。そのままの定番コード進行でアレンジするという意味ではギターではアレンジはかなり無意味です。ギターらしいアレンジにして、ギターで歌うとなかなかフォーキーでよいです。そして、イタリア歌曲の「えぐみ」が消えるとおもいます。実に素直な美しい旋律の輪郭だけを残せたとおもいます。

6:他人の顔(武満徹):これは日本語とドイツ語での歌詞があります。日本語でのアクセントとドイツ語のアクセントの置き方と、音の抜け感には大きな違いがあります。日本語ではmellowに。ドイツ語ではより「ワルツ」っぽい「抜け感」を大切に伴奏をつけていきました。

7:恋人がサンタクロース(松任谷由実):最初、こんなロックな進行…ギター一本でできるはずねーじゃん!って思っていましたが、流石ユーミン楽曲ですね、、、分数コードがたくさんある。それをギターでいかに「美味しく」弾くか。。。サビ部分はいい感じにアレンジできました。ブリッジ部分はかなりがっちりとリハーモナイズしました。実はギターで分数コードを綺麗に響かせるためにギターの開放弦をうまーく使うしかないと(僕は)考えています。押さえはけっこう面倒くさくなりますがww でも、結果として「編曲してみると、意外にうまくいっちゃった」という好例となります。また演奏してみたいなー。

…以上。こんな感じでライブ行いました。次回のAcoustic Ladylandのライブは現在計画中です。日程などでましたが、またおしらせしますので、宜しくお願いします。


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Acoustic Ladyland Live


石塚裕美(Vo.)と富川勝智(Gui.)によるユニット”Acoustic Ladyland”の音楽はミニマムでありながらマキシマム。「ギター一本と歌一人とは思えない」という多くの声が届く独自の音世界。 

Acoustic Ladyland(石塚裕美&富川勝智)ってどんな音楽やっているんだろう?…という方は当ブログのライブレポート記事を御覧ください。今までのライブレポート御覧いただけます。

Acoustic Ladyland Vol.1 ライブレポ

Acoustic Ladyland Vol.2 ライブレポ

Acoustic Ladyland Vol.3 ライブレポ


Acoustic Ladyland Vol.4 ライブレポ

Acoustic Ladyland Vol.5 ライブレポ

Acoustic Ladyland Vol.6 ライブレポ

Acoustic Ladyland Vol.7 ライブレポ

Acoustic Ladyland Vol.8 ライブレポ 

Acoustic ladyland Vol.9 ライブレポ 



 


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10/22は大泉学園in Fへ!(クラシックギター独奏と歌)

週末土曜日10/22は大泉学園in Fというライブハウスにて演奏します。基本的には「ジャズやポピュラー」のライブハウスですが、今回ちょっとしたご縁があって出演させていただくことになりました!

チラシはこちら!
20161022フライヤ
 

















スペイン物を中心に独奏、そして藤沢エリカさんをゲストに招いてスペイン歌曲を演奏します!実はエリカさんと「普通のギター」で演奏するのは初めてです。

歌とギターのアレンジは最近(僕ひとりが)再評価しているグラシアーノ・タラゴー編です。かつてグラシアーノの娘さんのレナータ・タラゴー(ギタリスト)とヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(歌)の名盤がありました。ですが、楽譜が入手困難なことと音盤自体が入手困難になっていたためあまり知られていません。

なので、僕が個人的に再評価運動しています 苦笑。

ということで是非今回のライブは「スペイン歌曲」が好き!っていう方にも来ていただきたいと思っています。リハ音源を一曲だけアップしましたので、タラゴー編の雰囲気をお楽しみください。





もちろん、前半はがっちりと僕のソロを弾きます。クラシックギター独奏が好きなかたも是非!

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「スペイン・バルサ・スペイン??〜InFでひたすらクラシックギター弾くぜ!」

10/22 sat. 17:00 start 

場所:in F(西武池袋線「大泉学園」北口下車歩5分 練馬区東大泉3-4-19 津田ビル3F)

http://in-f.cocolog-nifty.com/

M.C.2000(Drink 別)

出演:富川勝智(gui.) ゲスト:藤沢エリカ(Vo.)

ご予約:03-3925-6967 in-f.sato@nifty.ne.jp


内容:スペインやバルセロナにちなんだクラシックギター独奏曲をがっちりと弾きます。セカンドセットはイタリア&スペイン歌曲の名手、藤沢エリカをゲストに迎えます。「スペインの歌」を(伝説の)タラゴー編でお届けします! 



 


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歌とバロックギターのライブ〜楽器と音楽ジャンルへの慣れ

先週水曜(2015/12/16)は日暮里のBar Portoさんにてライブでした。

古楽を専門に歌っている藤沢エリカさんとのデュオライブです。15世紀〜16世紀の歌曲、フェルナンド・ソルの歌曲をバロックギターで伴奏しました。ソルのセギディージャ集から数曲。本来は6弦のギターで演奏されるべきと考えらえるものですが、意外にバロックギターが合うなあということで、ためしてみたかったのです。
実際、ソルはそのキャリアの初期にはバロックギターの複弦をひきついだ「6コースギター」を使っていたのではないかと類推されます。そして、ソルが生きた時代にはまだ5コースギターも残っていたと思われます。なので、ソルのセギディージャ集はバロックギターで演奏してもそれほどの違和感はありません。
というよりも、もしかしたらそのほうが当時のスタイルに近かったのかもしれません。
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 さて、前回の藤沢さんとのライブは9月26日でした。かなりがっちりとレパートリーを組み上げていきました。リハもかなり付き合ってもらいました。バロックギターの奏法や語法も再確認する作業もしました。おかげで、9月の本番時には「うん、まあまあかな?」という手応えがありました。

音楽のジャンルは一般に言う「古楽」というものです。使っている楽器はバロックギター。リズムや和音の扱いに古楽っぽさ…が求められます。これはひたすらに文献を読んだり、音源を聴いたりしてひたすら「こんな感じなんだろうな!」と想像していくしかありません。もちろん、藤沢エリカさんはがっちりと古楽の世界で活動してきた方なので、リハのときが一番の勉強になりました。

そして、楽器。バロックギターは通常のクラシックギターとは違います。クラシックギターが弾けるからといってバロックギターがすんなりと弾けることはないのです。弦のテンション、鳴らし方、タッチ…すべてを変えなければなりません。

今回、3ヶ月ぶりにリハをして本番をやってみて、上記の勉強してきたことが頭と体のなかでまとまってきたなあ!という感覚を持ちました。これはやっぱり本番をこなしてみないとわからないことですね。

さて、本番では本当にたくさんの方が訪れてくれました!満席状態!嬉しい悲鳴ですね。

実は日暮里のBar Portoさんでの「クラシック音楽」のライブは初だそうです。普段はジャズやボサノバのライブが多いとのこと。今回ひょんなつながりでライブをやることになりましたが、実際に蓋をあけてみるとマスターの伊藤さん曰く「すっごい面白い」と。古楽という印象とはまったく違かったようです。

レパートリーは世俗歌曲がほとんどでしたので、実際に当時の「ポップス」と言えるものだと思います。歌詞の内容も恋愛ものがほとんど。なので、当時のpopular songですから、けっして堅苦しいものではありません。Bar Portoさんの雰囲気にもぴったりだったと思います。

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Bar Portoさんからまた是非やってほしいとのことでしたので、次回の日程も決めました。2016年3月3日、、、つまり雛祭りのときです!みなさま、いまから予定を空けておいてくださいね!

次回もまた、レパートリーをちょっとだけ広げて、面白い「古楽ライブ」にしたいと思っています!



 


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古くて新しい歌〜バロックギターと歌

9月26日は藤沢エリカさんと「古くて新しい歌」というライブを開催します。普段はバロックギターで伴奏することはないのですが、チャレンジだと思ってじわじわと練習&研究しております。 


藤沢エリカさんはしっかりと、当時の歌を研究なさった素晴らしい歌い手です。リハを通じて学ぶことばかり!おかげで当時の音楽のエッセンスがすこしずつ体にはいってきました。とても、楽しい。バロックギターもだいぶ鳴らすコツやモダンギターとの違いなどもわかってきたところです。もう一歩踏み込んでみます。

IMG_1868

















チラシはこちら。
千駄木にある小さなカフェでのライブですので、ご予約はお早めに。私へのメールでも構いません。
tomikawaguitar@gmail.com
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9/26()【ライブ】
場所:ペチコートレーン(千駄木駅) 

『古くて新しい歌 17世紀の西洋音楽』

歌: 藤沢エリカ バロックギター: 富川勝智

open 19:00 /start 19:30

チャージ2,800 w/1drink

お問い合わせは chokomoja@gmail.com



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