ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

準備

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左手指の準備(TAB譜スタンプと付箋を使った便利グッズ!)

左手指をどのように準備するのか?…これがクラシックギター演奏をスムーズにする秘訣といえます。どの段階でどのような指の形になっているのか?…なかなか記憶するのが難しいものです。
実際レッスンに際しても、手の形をテキストなどに書き込むのは面倒…なので、試行錯誤の上、このようなものを作ってみました。

R0026541









ピックボーイから発売されている「タブ譜スタンプ」と普通の付箋です。付箋にスタンプしてレッスン用に用意しておきます。

こんな感じで生徒さんのやっている曲の部分で「左手指はこんな感じに準備しておけばいいんだよ〜」と張ってあげます。

R0026540R0026539R0026538






















括弧でくくってあるのが、その時点で準備されているべき指と場所です。

ちょっとこれだけではわかりにくいので、説明ビデオを作ってみました。カルカッシ25のエチュードの2番と3番の部分について説明しています。



TAB譜付箋、とても便利です。

タブ譜スタンプはこちら。

左手の準備に関して更に知りたい方のための参考書としてはこちらをお勧めします。


上記の本は、ギターテクニック全般を扱っていますが、左手の準備を徹底的に解剖しています。筋感覚のメモリーも扱っていますので、更に高度なテクニックを習得することができます。



 


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レッスン覚書ミニ〜2010年8月3日〜5日

  1. 下降スラーの原則は離弦動作と一緒。そこにPIP関節による動きを加えることにより、「通常のスラー」となる。PIP関節による「ひっかけ」ばかりに気をとられると、「音が割れる」。なので、普段からPIP関節のみを正確に動かすトレーニングが必要となる。
  2. 音階練習。強拍、表拍に軽くアクセントいれて弾く練習はリズム感を養う意味で、重要である。
  3. 拍というものを「器」に喩えると理解しやすい。四分音符だけで満たされている感じ・・・16分音符できっちりと収まっている感じ・・・。細かい音価のものが多いと、とかく「速い=難しい!」という先入観をもってしまいがちになるが、そもそも音符というのは相対的なものである。緊張感の違い、質量の違いと考えるほうが正しい。
  4. セゴビア編ソル3番。レ♯の扱い。同じくミに解決する部分でも、いったんフレーズが閉じる場合と、先に進む場合がある。ここで、演奏者自身が「その場にいるか?」もしくは「その先のストーリーをしっている!」というスタンスをとるか・・・それぞれの場合において、ミの解決感は変化してくる。奏者本人が聴衆と同じ立場に立つのであれば、いずれのミも「ある程度の解決感」は欲しいところ。後者のミがファに上行していくパワーは裏拍の伴奏部分に託すという方法も考えられる。
  5. ミラン、パヴァーヌ。下拍の部分の存在感をしっかりと感じること。2拍子の感じ。1拍目へどのように「もっていくか?」を考えて、そのために作曲者が用いている手法に着眼できること。これがポイントかな?
  6. ソルの小品「狩り」。途中の「すくいあげる」ような2拍目の音形をどのようにするか考えるべし。あとはトランペット効果かな?
  7. ギタルラ社新ギター教本。教える側として、この「スケール感」がちょうどよい。ページ数という意味で。ギター全体の概要をざっくりと、且つスピード感のあるペースでつかむということにおいては、この本はすばらしい配慮がされている。
  8. つまり、この新ギター教本を「丁寧に、そしてじっくりと」取り組み過ぎるということは私は避けている。それでも、他の先生よりはずいぶん丁寧にやっているようではあるが・・・。
  9. ギターの基礎技術ということは、ある程度の経験をもってからしか実感できない「重要さ」がある。それに気づくのはギターを始めて数多くの楽曲をこなした時点に存する。この実感をもった瞬間が「本当の理解」である。
  10. ヴィラ=ロボス、エチュード8番。最初の部分、半音階的フレーズはチェロをイメージするといいのかな?メロディーにはいってからは伴奏部分のリズムがポイント。音のグループをしっかりと意識してハーモニーも感じること。テンポ的には比較的早くても、なにか「後ノリ」的な雰囲気がキープできるといいんだよなあ。
  11. ヴィラ=ロボス、プレリュード5番。4分の6拍子で書かれている意味を感じること。中間部の混合拍子的な部分に気づけるといいのかも。大きく小節を二つに割っている2拍子なのだろうけど、その区切りの度合いが難しい。
  12. カルカッシ1番。順次プラントで練習後、それを「はずしても」弦に触れる瞬間を徹底的に意識すること。
  13. カルカッシ3番。左手のフォームをできるだけ統一していくこと。そして次の和音を押さえるための「準備」も忘れないこと。

 


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