秋のあれこれ

またブログを放置。
あれやこれやと演奏会の準備とか事務仕事していると、ブログの存在を忘れてしまいますね。
毎日開けば何か書くことはあるはずです。日記みたいなものなので。

今日やったこと。
東京国際ギターコンクール運営上の事務仕事（結構な仕事量）。
秋以降の演奏仕事のスケジューリング。
全く放置していたホームページの内容更新。

冬に行う東京国際ギターコンクール関連の事務仕事が膨大。決めること、連絡しておくべきもの、データ作り……まあ、ほとんどがボランティアなのですが、ちょこちょこやらないといけないので、こまめに毎日ちょっとずつ。

自分の演奏スケジュールはホームページにまとめてみて、初めて判明する　苦笑。割と10月半ばから忙しいじゃん！って。

というわけで、秋以降の演奏スケジュール更新したので、ご都合つくものはみなさま是非お出かけください。

慶應大学での演奏や日航ホテルでの仕事はプライベートなものなので一般の方はご入場いただけませんが、後でブログやSNSで様子はレポートするつもりです。その他、アンサンブルやソロなどあれこれありますが、やっぱり来て欲しいのは10/23の神保町のカフェでのライブ。














お電話でご予約ください。とーっても素敵な場所なので、ゆっくりコーヒーとかお酒を飲みながらギター聴いてくださいねー。

さて、今から駒沢大学駅にあるMoment Baseへ。久保田洋司さんの書いてくれた「12曲」を弾きにいきます。半分くらい弾いて、残りは公開ミーティングみたいなイベント。

























この冬にはレコーディングする予定です。それに向けての公開作戦会議。もちろんご入場いただけます。お近くの方、ふらっと遊びに来てください。

トローバ、トローバ、トローバ！ 全部トローバ！

10月7日の洗足学園音楽大学での「モレーノ・トローバの世界」コンサートが近づいて参りました。

全部モレーノ・トローバの作品だけのコンサート。結構レアです。
（多分、アンコールはトローバ以外を弾いちゃうんだろうなあーw）
























割とこの日、他のギターコンサートと重なっているんですねー。しかも、スペインの巨匠２名（トラパガとマリア・エステル・グスマン）。僕も僕でスペイン音楽の世界頑張って伝えようと思っています。

まだお席ございますので、予約は下記まで。お名前と人数いただければ当日精算でお入りいただけます。

[e-mail]

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SENZOKU GAKUEN 100th ANNIVERSARY  プレミアムコンサート 

「モレーノ・トローバの世界」 

＊モレーノ・トローバはスペインの大衆オペレッタ”サルスエラ”の大家で あり、同時に多くのギター作品を残しました。彼のギター作曲作品には スペインのカスティーリャ地方独特の雰囲気が濃厚です。トローバが ギターに託したスペインの空気感や色彩感を堪能してください。 

富川勝智 (クラシックギター/ワールドミュージックコース講師) 

program 

モレーノ・トローバ作曲: 「カスティーリャ組曲」 「スペインの城」 「特性的小品集」 ほか 

2023年10月7日(土) 開場14:30|開演15:00 

\2,000|全席自由|要予約 小学生以上入場可 

洗足学園音楽大学 シルバーマウンテン2F 

JR南武線「武蔵溝ノ口」駅 東急田園都市線・大井町線「溝の口」駅 南口下車徒歩8分 

予約方法 

[e-mail] までお問い合わせください 

www.senzoku-concert.jp 

主催 洗足学園音楽大学・大学院 

後援 「音楽のまち・かわさき」推進協議会 

フェレールという作曲家〜妥協できなかった人

昨日はホセ・フェレールのデュオ作品だけで演奏会。










金曜日に岩崎慎一さんとガッチリとリハしました。リハであれこれアイデアを試したりすることがすごい勉強となる。毎回そうなんですが、やはり優れた音楽家と過ごす時間はそれだけで何千時間もの練習よりもためになるヒントが得られてしまうのです。

本番もやはり勉強になる。もう当たり前のことなのだけど、今この年齢になってもそう感じることができるくらい音楽って深いんだなあーと思います。

そして、演奏することでフェレールの位置付けも明確になってくるから不思議です。
僕の2枚目のソロアルバム「あなたとわたし」でもフェレールのソロ作品を収録しました。そして収録に当たってほぼ全てのフェレールの作品を弾いてみたのですが、その時に感じていたことがより確実に確信と変わる瞬間でもありました。

終演後、岩崎さんとも話をしたのですが、結論としては「フェレールというのは妥協できなかった作曲家」であると。本人はギタリストでもあったのですが、和声の配置において少しギターでは弾きにくいものが多いのです。比較すれば、タレガのほうが圧倒的に弾きやすいのです（押さえやすい）。

これは、岩崎さんのマスタークラスでも（演奏会後にマスタークラスを開催しました）感じたことです。受講生4名のうち3名がタレガ作品でした。タレガ作品の”無理のない書法”が見事に解明されていました。それでいてとても効果的。良い意味でギターではこのあたりは妥協しようという姿勢が見えるのが、実は「タレガの作曲法」なのです。

それと比べればフェレールの作品は妥協がない。悪く言えば、プレイヤー的な感性が希薄だったのかもしれません。その妥協のない和声配置がデュオ曲になると二台のギターでとても効果的に響くのです。だから実は演奏が難しいのですが、それが醍醐味となって病みつきとなるのです。

そんなことを感じた今回の本番でした。

またデュオやりたいなあーと思っています。録音するのも悪くないかなあー。

9/23「秋分の日に~フェレールに想いを寄せて」について

長らくブログ放置（もうパターンですね　苦笑）

さて、今週コンサートをやります。今までずっと大阪の巨匠岩崎慎一さんにお付き合いいただき、大阪だけでやってきた「フェレールナイト」をとうとう関東で！

フェレールが誰かというとホセ・フェレールです。クラシックギターをやっている人なら「タンゴ」などのギター小品で知っている人が多いはず。ですが、彼は実はしっかりとした作曲家でありその才能はかのタレガも絶賛していたことはあまり知られていません。そして彼の書いたデュオ曲は本当に素晴らしいのです。

もう10年以上前からフェレールという作曲家に興味がわき、楽譜をこまめに収集してきました。だいたいすべて揃ったかなーというところで、「あー、フェレールのデュオ曲やりたいなあー」と思っていて、岩崎慎一さんとちょこちょこやり始めたわけです。やはり岩崎さんとやるとフェレール作品に漂うスペイン音楽のエッセンスが濃厚になる！

・・・てなわけで何回か大阪で「フェレールナイト」をやらせていただきました。聴きにきた方は「フェレール作品はまるっ！」という方が多くいて、”フェレホリック（フェレール中毒）”なる言葉も生まれました。

さて、関東の方でも「フェレールナイト、聴きたい！」という方も現れ、今回主催主も現れたので実現に至りました。
























ということで9/23に長津田で行います。

詳細以下。

「秋分の日に~フェレールに想いを寄せて」 

クラシックギター(富川勝智&岩崎慎一)Duoコンサート

2023.9.23(土・祝）

14:00 開演 

横浜市緑区民文化センター  みどりアートパーク リハーサル室 

（〒226-0027 神奈川県横浜市緑区長津田2丁目1−3 TEL:[phone]）

料金：4000円 

大阪のみでの企画が横浜市緑区長津田でも実現。タレガもその才能を認めていたフェレールのデュオ 作品を(ほぼ)全て演奏します。 ホセ・フェレールのデュオ曲の演奏はほとんどありません。スペインのロマン派ギターを俯瞰する意味において貴重な機会です。

岩崎慎一によるマスタークラス同時開催:(定員4名 16:00開始) 

コースA マスタークラス受講料(40 分):12,000 円(コンサート含む) 

コースB 聴講料+コンサート:5,000 円

コースC コンサート:4,000 円

コースD 聴講料:1,000 円 

横浜市緑区民文化センター 

みどりアートパーク リハーサル室 

〒226-0027 神奈川県横浜市緑区長津田2丁目1−3 TEL:[phone] 

↓ ご予約・お問い合わせ先 (三瓶)

[e-mail]

マスタークラス聴講は現時点で満席となりました。岩崎さんのレッスン、むちゃくちゃ良いので、ぜひ、皆様コースBをお勧めします！

10/1〜10/3 大阪と小倉で演奏！〜久々の旅仕事

10/1から10/3まで弾いてまいりました。大阪と小倉。

大阪は「クラベリト」さんで。以前グラナダがあった場所です。新しいオーナーさんになりお店の中もリニューアル！とは言ってもグラナダさんの店内の雰囲気はそのままにクリーンになった感じです。トイレなども一新されており、これなら女性1人でも入りやすいなあーという雰囲気。

もともとグラナダ時代に入っていたブッキングが、延期となりクラベリトさんに引き継がれて、やっと10/1にやれることになりました。緊急事態宣言なども入っていたため、結果として三度目の正直・・・という感じでした。


























































新しいアルバム「あなたとわたし〜スパニッシュギター秘曲集」から、弾きました。

TU Y YO - あなたとわたし スパニッシュギター秘曲集

富川勝智

インディーズ・メーカー

2021-05-20

きちんとお客さんも入ってくれて、曲の説明なんぞをチョロチョロとしながら、たっぷり弾かせていただきました。

10/2から10/3は小倉にて。池田慎司さんが主宰するスタジオでのサロンコンサート。「トークライブ」と銘打っていたので、タレガと同時代の音楽、ギターのロマン派について解説を交えながら・・・といった趣向で。















二日間ともほぼ満席！！！CDも結構売れました（有難や！！！）。














池田慎司さんの新しいスタジオ、とっても素敵です！！彼のこだわりが随所に。ギターソロにぴったりのスペースです。

というわけで久々の旅仕事でした。ああ、楽しい。大阪も小倉も馴染みの方にお会いできたり、昨年1年間でのネット活動（？）で顔だけ知っている人とお会いできたり。実際に会えるのは嬉しいものです。

大阪と小倉で会えた岩崎慎一さん、池田慎司さんとはもちろんネットではしょっちゅう喋ったり一緒にネットのイベントをやったりしておりましたが、やはり実際に会うと気分が違います。

旅の空気感はいいもんです。

これからも旅仕事増えるといいなあー。というわけで、各地の皆様、お気軽にお呼びください。CD売らなきゃならんので、呼んでいただけると嬉しいなあーと。実際生で聴くと良い曲揃ってますから。

TU Y YO - あなたとわたし スパニッシュギター秘曲集

富川勝智

インディーズ・メーカー

2021-05-20

↑これね。

是非ともよろしくお願いします！