期日:2012年4月14日 午後1時
※参加人数によって開演時間は若干前後する可能性があります。あらかじめご了承ください。
場所:渋谷リフレッシュ氷川
ゲスト演奏:斉藤泰士
入場無料
富川ギター教室では春と秋に独奏発表会を行っています。今年も春の発表会を行います。ゲスト演奏は30分程度ソロを弾いていただきます。教室生徒発表会&ゲスト演奏ともに入場無料です。たくさんの方のご来場お待ちしております!
富川勝智
Facebookページも宣伝
クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。
2008年8月8日〜10日にかけて長野県安曇野にて行われた「あづみ野ギターアカデミー」についてのレポートです。
(↓これは講習会終了後、約90パーセントのスタッフが含まれている写真です)
今回は運営面について。
昨年までの教室合宿と違ったものにしようと考えて、いろいろとアイデアを練っているときに、やっぱり個人レッスンだけでは味気ないなあ…と思いました。また昨年までの経験で、自分ひとりで動いていると時間的にも精神的もやられるなあ、という思いもあって、運営委員会を立ち上げました。そうしてゼロから企画を考えていきました。
今年早々から定期的にスタッフ会議を招集し、ミーティングを重ねました。直前になれば、宿長(Sさんです!)と予算&現地ディレクター(Yさんね)との連絡のやりとりも非常に頻繁に…。
ロケーションの設定、スケジュールの調整、講師の選択、申込者への郵送、細かい備品やグッズの製作…いろいろと考えることが多く、やはりかなり慌ただしかったです。それでも、宿や現地との交渉、収支の計算、実際の運営などスタッフに一任して正解でした。私ひとりでやっていたら「穴だらけ」だったでしょう。
私は、チラシ作りやホームページ管理、ブログの更新にがんばりました。結構ゼロからつくるのは大変でした。まあ、今回雛形を作ってしまったので、次回以降はちょっと楽になるかなあ…とは思います。
基本は私の生徒からスタッフは選びましたが、みな優秀すぎるくらい優秀で、まさに適材適所…綺麗に整った動きを見せてくれました(うまいこと、彼らの本職とリンクした得意分野で活躍してくれました)。また多治川純一(講師兼任)と丸山耕太郎の両氏は若手ギタリストとして実に頼もしく活躍してくれました。実際彼ら、若手ギタリストがいた御陰で、アンサンブル指導なども実にスムーズに進行したと思います。
また、ラジオ体操代わりに「朝の基礎練習」というのを朝7時〜行いましたが、それも多治川&丸山に任せました。短時間で効果的なトレーニングをいろいろ考えてくれました。
あと、直前でスタッフTシャツを作ろう!ということで、製作。これも私の生徒さんにTシャツ作りのプロがいたため、安価でグレードの高いものができました。多めに作って、希望者に売る予定でしたが、ちょっと余ってしまったのが残念!
(※みな助けると思って買ってくれればいいのに〜…ちょっとだけ愚痴)。余ったTシャツは来年の富川ギター教室の弾き初め会景品…ですね。
ということで、優秀なスタッフがいた御陰で、講習会開始〜終了まで、私はのんびりと生徒の指導と面倒見に専念することができました。
どちらにしても、直前になって、「朝の基礎練習講座」と前日になって(!)「アンサンブル講習会」もプラスになったので、ハードなスケジュールでした。受講生にとってもハードでしたでしょうが、裏で支えるスタッフはもっとハードだったと思います。
また、正式スタッフ以外でも、カメラマンとして各部屋を回り撮影にいそしんでくれたKさんにも感謝。また受講生ですが、「ドクター」として受講生の体調管理に奔走してくれたSさんにも多謝。その他、バーベーキューの調理人として大活躍してくれたM君とS君(宿のオーナーには相当可愛がられていました)。…いろいろ考えると、スタッフ以外にも裏で大活躍の当日スタッフが一杯いましたね。
やはり、講習会っていうものは、参加者とスタッフがみなで作り上げるものなのだなあ、と実感(もちろん、受講生なので、音楽とギターに集中するのも講習会の「力」となります。これはこれでOK!!)。
ということで、信頼できるスタッフと優れた講師に恵まれ、実に幸せな気分で講習会を終えることができました。
もう本当に感謝の言葉しかありません。
来月あたりから次回に向けてのスタッフ会議をスタートしたいと思います。次回はより良いものにすることを目指していきたいと思います。
さて、このレポート、もうちょっと続きます。次は「個人的な感想」編、です。しばしお待ちを!
2006年を概観しています。
さて、教室運営、つまりレッスン活動についてです。
おかげさまでたくさんの良い生徒に恵まれました。
教授活動をスタートしたとき(2000年頃)は、「え?先生、演奏も出来るんですか?」という感じの生徒さんもごろごろいましたが、最近はちゃんと私のキャリアをチェックしてから入会してくれる人が多くて、こちらも楽です。
こちらが偉そーなことを言っても、ちゃんと受け取ってくれる生徒がほとんどです。そういう生徒が増えると、こちらのストレスも減ります。
意欲的な生徒さんが多いのも良い風潮です。やはり生徒が“弾ける”と、先生も負けてられません。自然に練習しますし、レッスンしながら勉強できることも多いものです。
2006年は教室行事も充実していました。年2回の発表会も大規模なものになっていますし、弾き初め会、ミニ発表会など生徒が弾く機会も多くなりました。とにかく「人前で弾くこと=上達」というイデオロギーを浸透させるべく、努力しました。
夏合宿も初めて企画しましたが、現地側の多大なる協力があり大成功。この合宿に参加した人は多くのものを学べたと思います。恐ろしいほど密度の濃い3日間でした。参加した生徒さんは1年分(もしくはそれ以上?)の課題を与えられたようなものですね。お友達気分の馴れ合いの合宿とは一味違いました。この感覚は参加した人にしかわからないでしょう。来年もよりパワーアップして開催予定です。
国内外の有名ギタリストを招いての「〜を聴く会」も行いました。今年はハビエル・ガルシア・モレーノと神成理氏を企画。本当のギターの音を聴くことは、凡百のくだらないコンサートにいくよりも耳の衛生面でよいですね。「耳のチューニング」と私は呼んでいます。
来年以降も不定期にですが、企画します。
あと、生徒さんとの飲み会が増えたのが、ちょっと嬉しいです。
演奏会よりもそのあとの打ち上げ、発表会よりもそのあとの打ち上げ・・・つまり打ち上げをやるために行事をやっているところがあります。仕事の緊張感&その後の開放感・・・みたいなのがミックスされると人生の喜びになります。
生徒さんが自主的に「スペイン料理を食べる会」を企画してくれたり、生徒同士の結束も固くなっていくのも、いい感じです。
そういう飲み会の場で、生徒さんの性格を知ると、教え方や指導方針などにも影響がでます。逆に日常の場で接することによって、レッスンのときに薄々気づいていた生徒さん各人の性格が、やはり当たっているということが多いです。
やはり“音”には、弾く本人の心理的状態が如実に出ますし、その人の根っこの部分が影響を与えます。それが大体当たっていることが多いのですね。これは精神科医が、顔やしぐさを見ただけで病名が分かる・・・のと若干似ているのかもしれません。
というように、教授活動について、思いつくまま書きました。
来年以降も、生徒さんとのレッスンを通じて、また行事などを通じて、学ぶものがたくさんあることを期待します。