明日から師走です。
明日は本番です。慌ただしく過ごしています。先週木曜はソロリサイタルでした。そして、明日も本番・・・。そして実は今編曲の仕事も頼まれています。
通常通りレッスンもしなくてはいけませんし・・・。でも、レッスンの場は生徒さんとのコミュニケーションを楽しんでいます。いろいろと気を遣ってくれる生徒さんに恵まれていますので、元気がもらえますね。
そして、みなさん、「街のギタリスト」「会社内ギタリスト(?)」「結婚式余興ギタリスト」「クリスマス会余興ギタリスト」として秋から師走にかけて忙しそうです。
先日も親子で習いに来ている「結婚式余興トリオ」のレッスンをしました。なんだか、ほのぼのして楽しいレッスンでした。
そして何よりも、その家族の方から「お歳暮」をいただいたのですが・・・
文字通りお歳暮です・・・。
しかし外箱のふたには!!!
おやじさんが!!!
それだけではなく・・・
そのふたを開けて見ると!!!
うわー、またオヤジさんが!!!!
そして、酒ビン本体には・・・
「なまけ者になりなさい」・・・という水木先生の素晴らしい言葉が!!
やっぱり、こういう気遣いをされると、「ああ、いい生徒をもったなあ!!」って思います。いろいろと考えて選んでくれんだと思います。オヤジさんの御陰で、年末のぴりぴりした仕事状況に窒息寸前だった私の魂が救われました。
しかし、このくらいダイレクトに「真理」をいわれると、まいります。
なまけ者になろうと思います。目指します。ライフワークです。
さて、そんなユーモア溢れるプレゼントもあるかと思えば、「怠け者になれない」素敵な資料をくれる人もいます。
スペインのお土産です。
井桁典子先生のスペイン旅行土産です。いつもいろいろと気を遣ってくれます。「この資料は富川さんみたいな人が持っていると役立つから!!」と、どかーんと渡してくれました。
スペインでのアルベニス資料集です!!
中身はわくわくものです!!!
手稿譜のコピーや直筆譜のコピーなども挟み込まれています。
分厚い本にカラーで、当時のコンサート評などがたっぷりと載っています!!
装丁のお洒落です。
素晴らしい資料です。研究意欲が湧いてきます!!
・・・とかいっていると「なまけ者」にはなれそうにありません。
一体どうすればいいんだろう?
資料
アグスティン・バリオス・マンゴレ…パラグアイの生んだ天才ギタリストです。セゴビアと同時代に活躍しながら、一時期はギター史において忘れられた存在でした。
昔はそれほど興味ありませんでしたが、ここ数年ちょっと研究してみようといろいろと資料を集めたり、音源を聴き直したりしています。大聖堂やフリア・フロリダ、ワルツ3番、4番など、生徒がレッスンにもってくるものも多いので、その点においても研究はかかせません。
さて、バリオスの資料としては「とっても豪華な」本を入手しました!入手先は現代ギター社です。限定発行ということで、早いもの勝ちかも…。
(お値段2万4000円…高かった〜!…ので自慢しておこう…)
パラグアイ政府が全力を挙げて資料収集してまとめたもの。
バリオスの自筆譜(彼の運指つき!)が掲載されているのが、とっても貴重。
右手の運指が…実に興味深いです!
あと、彼が使用したサンフェリューのギターの細部に渡る写真も実に素晴らしい!(楽器としてのグラビアとしても貴重です!)
まだパラパラっとしか見ていないのですが、細かく見ていくと多くの発見ができそうな本です。とにかく大判の本です。直筆譜なども見やすいです。
この手の資料は「手に入るときに購入!」が基本。楽譜と一緒です。お金がかかるし、度胸(?)も入りますが、後で「あの時買っておけばよかったなあ〜」と思うのは悔しいですし、買えば勉強しよう!という気になります。(もとをとらなきゃなあ…という貧乏根性ですね)
ということで、バリオス関係の資料を整理してみました。
左はサニボンから出ている、アリリオ・ディアス編のバリオスピース。なんだかんだいって、バリオス復興のもとになったのは、アリリオ・ディアスがいたからです。
ある意味で、バリオス直系の彼の運指は非常に参考になりますし、実践的なものです。
左は日本での定番、全音の全集。ヘスス・ベニーテス編です。運指や音に「?」という部分はあるものの、入手しやすさと見易さという点では、とても良い出版物だと思います。
プロ向けのものとして、昔から愛用されていたのが、ストーヴァー編。昔はばらばらにピースで出ていましたが、その新編&集大成がこれです。
直筆譜、録音、出版社による相違などもしっかりと明記されており、編集方針に好感がもてます。
編者であるリチャード・ストーヴァーの熱い思いが感じられます。資料を集め「決定版」を作るのは並大抵の努力では、できません。
バリオスの自作自演CDもおまけについていて、お買い得感がありますが…なんだかんだ2冊で15000円程度した、という記憶があります。
ストーヴァーによる、バリオスの伝記です。
バリオスのアーティストとしての研究にはうってつけ。その人の音楽をしるためには、どのような音楽に影響を受けたのか?…どのような人と交友関係があったのか?…などを知ることが大切です。
気になることがあると、たまに引っ張り出して読みます。
資料というのは「落穂ひろい」のようなものです。全部見たからといってすぐに役立つことはない…。でも、あるときいろいろな要素が結びついて「こういうことなのかなあ?」という結果が見えそうになるときがありますね。こういうのが楽しい。
ということで、バリオス豪華本登場!…嬉しいですね!!
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