今回の目玉記事は東京国際ギターコンクールなのでしょうが、もうひとつ国際ギターコンクールの記事が掲載されています。
昨年11月にスペインでおこなわれたアンドレス・セゴビア国際ギターコンクールの記事です。
私の門下である林祥太郎君が優勝!したコンクールです。レポートは私が書きました。
上の写真、手前には林君、あとは二位と三位の子がでています。後列の一番右にいるのは私です(審査員でしたので)。
4ページに渡るレポートです。
セゴビア記念館のレポートもしました。館長のポベダさんと2ショット!
…さて、アランブラ宮殿の思い出に対する我が師匠の手塚健旨先生の寄稿も是非お読みいただきたいです。先月号の「アランブラの運指を考える」という特集記事へのアンチテーゼですね。タレガの運指自体をまず勉強すべし!…という強い信念をもって書かれています。
たしかに最近ですと、スタンリー・イエイツなどの影響でマイナー部分をローポジションでとるという運指もメジャーにはなりつつありますが、クラシックギターの2弦には「2弦の魅力」があるものです。逆にメジャー部分は1弦の開放弦の「開かれた」感じを出す…という運指となっています。
最近は1弦の開放の音も、2弦の5フレットのミの音も「おんなじように鳴る」楽器が増えてきたので、このタレガの運指の意味を理解する人も増えてきたのかもしれませんね。
いずれにしても、さすが手塚師匠!…と思わざるを素晴らしい文章です。
たしかに運指はひとそれぞれですが、まずは作曲者のイメージした音色や音楽性を思い描く事!…とても大切なことですからね。タレガはアランブラ宮殿の思い出に関しては圧倒的な演奏力と説得力をもった演奏をしたことは伝記や伝聞などからわかっています。まずはアランブラは書いてある運指通りに演奏してみるべきでしょう。
という具合に現代ギターの2月号は読みどころ満載です。
是非、ご購入の上、お読みくださいね!
現代ギターサイト
富川勝智
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