(おそらく)国内初のオンラインでの「クラシックギターフェスティバル」が昨日終わりました。
スペインギターフェスタ春の祭典オンライン・・・と題したものです。参加者は31名。もちろんオンラインですから全国各地から参加者がおりました。
マスタークラス、ワークショップ、生徒さんたちの発表会、演奏会・・・全てをオンラインで行ったわけですが、実に手応えがありました。もともと4月に行う予定であった春の祭典イベントです。今までも定期的に行ってきているのですが、流石に4月は延期せざるをえなかった。で、5/10に日程をずらしたのですが、これも流石に厳しい。。。というわけで、「オンラインでやってみよう!」と4月半ばに決定したのです。
スペインギターフェスタはスペイン留学同期組のメンバーでやっております。(ホームページもありますので、こちらもどうぞ!)
僕が「ならオンラインでやればいいじゃない?」と提案して、メンバー全員「やってみよー!」というノリになったのは本当に助かったのです。
コロナ禍になってから色々なイベントやコンサートが中止や延期となっております。自分がスタッフや審査員として関わっているコンクールも秋くらいまでは中止・・・という流れ。僕はどちらかというと「なんらかの形でオンラインで開催したらいいのじゃないか?」と考えてきたのですが、世の中はそういうのに反対する人もいる。「実際に生で聞かないとわからない」とか「YouTubeって何???」「オンラインでやるなんて面倒臭そうだからいやだ」「事態が収束したら、じっくりと考えていけばいいよ」といった意見。そんな意見が3月〜4月にかけては多かった。
でも、イベントやコンクールっていうのは、簡単に中止ってするのはあまり好きじゃない。人間は「未来を想像できる生き物」なんですよね。逆にいうと予定通りだったものがなくなっていくと不安になる。いく予定であったコンサート、受ける予定であったコンクール・・・それが無くなってしまう。コロナ禍になってから、そのほかにも「失われた未来」があるのです。
その小さな「未来がなくなること」の積み重ねがストレスとなります。そのストレスは大きい。なので、コンクールなどをやるかやらないか?・・・という議論となった時には僕はオンラインでやればいいのでは?と提案し続けてきました。でも、スムーズにはいかないものです。年長者や同世代であってもオンライン上のツールの活用=「本物ではない」という先入観を持っている人も多く、説得する方向には持っていけませんでした。
そのような流れがあった中で、今回のスペインギターフェスタをオンラインで開催してみて感じたことがあります。
「みんなイベント参加で救われていること」です。参加した方全員が「自粛自粛でイベントが消えていく中で、開催してくれて本当に嬉しかった」とか「生きる希望が湧いてきた」とか・・・そのような感想をいただいております。
みんな、ウズウズしていたんですねー 苦笑。
音楽家やギタリストの仕事っていうのは、もちろん「芸術」そのものを提供して心の栄養を与えることが「仕事」なのですが、イベントやコンサートを楽しみにしている方達に「未来を与える」ってことも大切な義務の一つなのです。自分が描いていた未来が失われている怖さ・・・今の時代なら誰でも持っています。
ポストコロナな全く違う価値観の世界になるだろう・・・なんてカッコつけて言っている人もいますが、そんなことはないんですよ。みんな毎日、「新しい未来」をみているんですから。どのような形であれ「未来を約束してあげる」ことが大切なんです。
さて。
実際にこのイベントをやってみてオンラインならではも「よさ」もたくさん発見しました。そして気づいたことがたくさん!
スペインギターフェスタ春の祭典オンライン・・・と題したものです。参加者は31名。もちろんオンラインですから全国各地から参加者がおりました。
マスタークラス、ワークショップ、生徒さんたちの発表会、演奏会・・・全てをオンラインで行ったわけですが、実に手応えがありました。もともと4月に行う予定であった春の祭典イベントです。今までも定期的に行ってきているのですが、流石に4月は延期せざるをえなかった。で、5/10に日程をずらしたのですが、これも流石に厳しい。。。というわけで、「オンラインでやってみよう!」と4月半ばに決定したのです。
スペインギターフェスタはスペイン留学同期組のメンバーでやっております。(ホームページもありますので、こちらもどうぞ!)
僕が「ならオンラインでやればいいじゃない?」と提案して、メンバー全員「やってみよー!」というノリになったのは本当に助かったのです。
コロナ禍になってから色々なイベントやコンサートが中止や延期となっております。自分がスタッフや審査員として関わっているコンクールも秋くらいまでは中止・・・という流れ。僕はどちらかというと「なんらかの形でオンラインで開催したらいいのじゃないか?」と考えてきたのですが、世の中はそういうのに反対する人もいる。「実際に生で聞かないとわからない」とか「YouTubeって何???」「オンラインでやるなんて面倒臭そうだからいやだ」「事態が収束したら、じっくりと考えていけばいいよ」といった意見。そんな意見が3月〜4月にかけては多かった。
でも、イベントやコンクールっていうのは、簡単に中止ってするのはあまり好きじゃない。人間は「未来を想像できる生き物」なんですよね。逆にいうと予定通りだったものがなくなっていくと不安になる。いく予定であったコンサート、受ける予定であったコンクール・・・それが無くなってしまう。コロナ禍になってから、そのほかにも「失われた未来」があるのです。
その小さな「未来がなくなること」の積み重ねがストレスとなります。そのストレスは大きい。なので、コンクールなどをやるかやらないか?・・・という議論となった時には僕はオンラインでやればいいのでは?と提案し続けてきました。でも、スムーズにはいかないものです。年長者や同世代であってもオンライン上のツールの活用=「本物ではない」という先入観を持っている人も多く、説得する方向には持っていけませんでした。
そのような流れがあった中で、今回のスペインギターフェスタをオンラインで開催してみて感じたことがあります。
「みんなイベント参加で救われていること」です。参加した方全員が「自粛自粛でイベントが消えていく中で、開催してくれて本当に嬉しかった」とか「生きる希望が湧いてきた」とか・・・そのような感想をいただいております。
みんな、ウズウズしていたんですねー 苦笑。
音楽家やギタリストの仕事っていうのは、もちろん「芸術」そのものを提供して心の栄養を与えることが「仕事」なのですが、イベントやコンサートを楽しみにしている方達に「未来を与える」ってことも大切な義務の一つなのです。自分が描いていた未来が失われている怖さ・・・今の時代なら誰でも持っています。
ポストコロナな全く違う価値観の世界になるだろう・・・なんてカッコつけて言っている人もいますが、そんなことはないんですよ。みんな毎日、「新しい未来」をみているんですから。どのような形であれ「未来を約束してあげる」ことが大切なんです。
さて。
実際にこのイベントをやってみてオンラインならではも「よさ」もたくさん発見しました。そして気づいたことがたくさん!
- オンラインでも発表会では生徒さんは緊張する!
- マスタークラスの時に、聴講している方も(自宅なので)一緒にギターを弾きながら研究できる
- zoomで資料などを出しながら話すととても立体的な講義ができる
- オンラインでコンサートをやっても、ちゃんと拍手があると雰囲気がでる
- 講義やマスタークラスの間でも割と自由に休憩できる
もっとあるんですが、1はとても面白かったです。目の前でリアルにお客さんがいなくても「みられている」と感じるだけで、本番と同じ効果があるんですねー!結構びっくり。
2はオンラインの利点です。僕も岩崎さんのマスタークラスで、生徒が受けているのと同じ楽譜を用意して、一緒に練習しました。ああなるほどなーと。
3は実際に僕がワークショップをしてみて思ったことです。資料を配布する手間が省ける・・・そしてその場で必要な資料を眺めながら皆さんの進捗状況を確認しながら、講義ができる! ああ、便利。
4は・・・これzoomをやっている人であればわかると思うのですが、音声ミュートをコンサート中は各自の判断でオンオフすることにしました。「あ、今演奏終わった!よかったー」と思った瞬間に参加者は任意で音声ミュートを外して「拍手」するんです。画面いっぱいの人がパチパチ手を叩いている図はなかなか壮観。
5は・・・これ実際にあるんですが、マスタークラスって始まると聴講の方はなかなか席をたちづらいんですよね。これがオンラインだといつでも好きな時にトイレに行けたり、画面オフすれば、おやつだって食べられる!・・・自由な学びの時間の使い方ができます。
こうやって、zoomで行ったイベントの風景が各参加者のPCやスマホやタブレットに映し出されていたはずです。これも、結構面白い。各自で見ているイベントの風景が違うのですから!
色々と写真をいただきましたが、はあ!こう見えているのかー!と。なんか面白い。
ということで、今回のスペインギターフェスタのメンバーを画面上から紹介。
岩崎さん。コンサートとマスタークラスお疲れ様ー。
池田くん。面白い講義でしたー!
東くん。コンサートのビデオ編集素晴らしかった!!!
坪川さん。進行役に徹してくれました!発表会のコメントが盛り上がって、レッスンになっちゃってたけど 苦笑。
と、紹介する写真も色とりどりなのが、とーっても面白い。
はい、僕も。
人のうちから自分の教室を覗かれている気分。
さてさて、次回は7月にやろうということになっています。7/11に開催予定。もちろんオンラインで!
実際にコロナ禍が収束したとしても、オンラインの形は続けようかなと。音楽ってボーダーレス!と堂々と言えるイベントですしね!
:::::::::::::::::::::::
富川勝智ホームページ
→富川勝智の演奏会情報や著作情報などを掲載
富川勝智にレッスンをご希望の方はこちらをクリック
→正しくギター奏法を学びたい方、表現法のロジックを学びたい方…「誰でも上達できる教室」富川ギター教室へ。体験レッスン随時募集中です。
2はオンラインの利点です。僕も岩崎さんのマスタークラスで、生徒が受けているのと同じ楽譜を用意して、一緒に練習しました。ああなるほどなーと。
3は実際に僕がワークショップをしてみて思ったことです。資料を配布する手間が省ける・・・そしてその場で必要な資料を眺めながら皆さんの進捗状況を確認しながら、講義ができる! ああ、便利。
4は・・・これzoomをやっている人であればわかると思うのですが、音声ミュートをコンサート中は各自の判断でオンオフすることにしました。「あ、今演奏終わった!よかったー」と思った瞬間に参加者は任意で音声ミュートを外して「拍手」するんです。画面いっぱいの人がパチパチ手を叩いている図はなかなか壮観。
5は・・・これ実際にあるんですが、マスタークラスって始まると聴講の方はなかなか席をたちづらいんですよね。これがオンラインだといつでも好きな時にトイレに行けたり、画面オフすれば、おやつだって食べられる!・・・自由な学びの時間の使い方ができます。
こうやって、zoomで行ったイベントの風景が各参加者のPCやスマホやタブレットに映し出されていたはずです。これも、結構面白い。各自で見ているイベントの風景が違うのですから!
色々と写真をいただきましたが、はあ!こう見えているのかー!と。なんか面白い。
ということで、今回のスペインギターフェスタのメンバーを画面上から紹介。
岩崎さん。コンサートとマスタークラスお疲れ様ー。
池田くん。面白い講義でしたー!
東くん。コンサートのビデオ編集素晴らしかった!!!
坪川さん。進行役に徹してくれました!発表会のコメントが盛り上がって、レッスンになっちゃってたけど 苦笑。
と、紹介する写真も色とりどりなのが、とーっても面白い。
はい、僕も。
人のうちから自分の教室を覗かれている気分。
さてさて、次回は7月にやろうということになっています。7/11に開催予定。もちろんオンラインで!
実際にコロナ禍が収束したとしても、オンラインの形は続けようかなと。音楽ってボーダーレス!と堂々と言えるイベントですしね!
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